グラフィックデザイナーの転職事情

同業種への転職、独立

長く勤めるほど給料が上がり、出世も近づいてくる一般的なサラリーマンとは異なり、グラフィックデザイナーはひとつの会社に長くいても昇給や出世とは縁遠いことが多い職種です。

一方、実力主義の業界であるため、スキルや実績を積むほどその人に対する評価は上がっていきます。

これらのことから、大半のデザイナーは自分の実力に対して給料が見合わないと判断すると、もっと高く評価してくれる会社を求めて転職を繰り返します。

クリエイターに共通する業界全体の流れであり、転職が多いからといってそれほど評価が下がることはありません。

同様に、実力をつけ人脈をつくったデザイナーは、フリーランスとして独立したり、数名が組んでデザイン会社を立ち上げることもあります。

スキルを生かした他業種への転職

グラフィックデザイナーとして活躍後、培ったスキルやセンスを生かして他業種へ転職する人は多いものです。

広告業界の大御所である横尾忠則氏は、ニューヨーク近代美術館で出会ったピカソの絵に衝撃を受けて画家に転向し、その後もインドの仏教画をヒントに新境地を開くなど活躍を続けています。

映画監督、動画編集者、イラストレーター、芸術家などに転職したグラフィックデザイナーもたくさんおり、いずれの場合もデザイナーとしての経験が生かされる職業だといえるでしょう。

そのような中でもっとも多いのが、ウェブデザイナーへの転職です。

Webデザイナーの仕事

グラフィックとウェブでは使用するアプリケーションから画像の形式、解像度、納品形態まで異なり、似て非なるもの。

しかしながら、デザインセンスや効果的な表現方法などが身についているグラフィックデザイナーなら、勉強しなくてはならないことは多々あっても、ウェブデザインを一から学ぶ人に比べれば遥かに近道です。

不況のあおりを受け、印刷費がかからず費用対効果が高いとしてウェブを中心としたプロモーションにシフトする企業が多い昨今。

需要の高いウェブデザイナーへの転職は一つの道だといえるかもしれません。