高校教師の現状と将来性

高校教師の現状は苦難

一昔前までは教職は誰でも応募すればなれる職業でした。しかしバブルがはじけて企業信頼度が低下し、日々の残業、リストラへの不安、薄給などが叫ばれて教師を羨望の眼差しで見る人が多くなってきました。

高校教師への門は狭く、倍率も高いのが現状です。高校教師を夢見て何年も教員採用試験を受け続けている人も大勢いらっしゃいます。

私立でなければ教師は公務員なので、特別な問題を起こさない限りはリストラはありません。給料、賞与、年金や退職金も保証されているので、一般的なサラリーマンよりかは良い待遇が期待できることは事実です。

将来は景気に左右される

しかしながら、将来性を問うならば状況は変わってきます。まず第一に言えることは公務員となる教職の給与は日本の経済状況によって上下します。ここ数年日本の景気は低下を辿っているので、ボーナスが数パーセントカットされたりと政治の強制力を受けることとなります。

また年金問題もあります。教師は共済年金と言って、通常の民間企業が加入している厚生年金よりも多く恩恵を受けることができるシステムとなっています。しかしこれも日本の財政悪化を受けて見直されているのが現状です。

どんなに頑張っても、どんなに残業をしてもそれが給与に反映されないのは教職の宿命と言えます。

少子化問題も教師に影響がある

さらに追い討ちをかけるように深刻化されているのが「少子化」です。日本人の平均出生率は1,39です。この数字は世界から見ても大変少なく、現在多くの私立学校が破綻している原因にもなっています。

生徒が少なくなればそれだけ教師の雇用も減ります。しかし、教師という職業柄、一旦板に付いてしまうと安定する傾向があるため年配の方の離職率はとても低く、それが就職倍率を高めている原因にもなっています。

教師という仕事がなくなることはありませんが、現在の待遇が続くとは限りません。教師を目指す人は、このような状況を今一度考える必要もあるかもしれません。

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