高校教師の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

高校教師を目指すきっかけで多いものは?

高校教師を目指す方の志望動機はどんな理由が挙げられるのでしょうか。

「自分が出会った先生のような熱い教師になりたい」「学園ドラマのように生徒たちと苦楽を共にしたい」などとさまざまな理由が挙げられるでしょう。

どのようなきっかけだとしても、志望動機を明確に持つことは非常に大切です。

近年は教師の不祥事が目立っているため、教員採用試験でも志望動機を明確にしておくことは重要なポイントです。

高校教師の志望動機の考え方

筆記試験よりも面接試験が重要

近年では筆記試験の比重が少なくなり、その分人間性を面接官は見て判断するようになっています。

志望動機は面接でも必ず問われる質問なので、このように明確なビジョンを持つことはとても大切です。

「尊敬される職業だから」「安定した公務員だから」といったような志望動機で教師を目指すのは辞めたほうが無難です。

かつて教師は聖職者として尊敬の対象でした。

しかし現在はその権威も薄れ、教師による不祥事をはじめ、体罰やいじめなどさまざまな問題があり、人間性が深く問われるようになってきています。

浅はかな考えでは簡単に人間性を見破られてしまうでしょう。

教師になって何をしたいか

「学生のとき学校が大好きだったから」というきっかけで教師を目指す人も多いですが、教師は学校を運営する立場です。

自分が生徒のとき、学校が楽しかったのは教師のおかげであり、自分がその縁の下で支えている教師の立場になったときどうしたいのかまで考えておく必要があるでしょう。

高校教師の志望動機はさまざまですが、高校教師として根本的な「生徒の成長を助けたい」「生徒と触れあいたい」という想いは常に志望動機に表れていなければならないでしょう。

高校教師の志望動機の例文×3

教育実習での経験を盛り込んだ志望動機

「私は幼いころから教師にあこがれがあり、大学でも教職課程を履修しました。

より教師になりたいと強く思ったのは、教育実習がきっかけです。

はじめは教材研究不足や緊張もあり、生徒の反応があまりよくありませんでした。

ところが担当教師や実習生の仲間からの助言を受け、再度授業を行ったところ、反応が全く違ったのです。

自分の努力や工夫次第で、生徒に勉強を楽しいと思ってもらえることが、教師の醍醐味だと感じました。

教師になってからも努力や工夫を忘れないようにしていきたいと思います。「

自分自身の経験を盛り込んだ志望動機

「私が教師を志望する理由は、高校時代のある先生との出会いです。

私は一時期体調を崩して入院し、その後も学校を休みがちになってしまいました。

しかし、その間も先生はこまめに連絡をしてくれ、「無理をしなくていいからできる授業だけでも参加しよう」とふさぎ込んでいた私を支えてくれました。

さらに遅れていた授業分は各教科の先生に掛け合い、プリントなどで自習できるように工夫してくれました。

おかげで学校にも復帰できるようになり、その後は先生のように生徒の気持ちに寄り添った教師になりたいと思うようになりました。」

志望する科目の魅力を盛り込んだ志望動機

「私は社会科の教師を目指していて、特に歴史に興味を持っています。

日本の歴史を知ることは、これからの未来をつくる若者たちにとって重要であり、私たちが歴史から学ぶことも多くあるということを知ってほしいと思っています。

そのために、社会科はただの暗記科目ではなく、先人たちがどのように考え、どのように動いたから今の社会があるのかということをしっかりと教えたいです。」

高校教師の面接で聞かれること・注意点

教員採用試験の面接

私立も公立も共通して、一次試験の筆記を合格した学生には以下のような流れの面接があり、個人面接以外は同日に行われるのが一般的です

1.模擬授業

模擬授業は臨時教員として働いている既卒者の方が、日頃から慣れている分有利になります。

臨時教員の経験がない新卒であれば、緊張を相手に悟られないように、流れと笑顔を大切にして望みましょう。

2.集団面接

面接官から出されたテーマに沿って、決められた時間内に自分の考えを答えるのが一般的です。

時間制限に厳しいので、頭の中できちんと言いたいことをまとめて、簡潔に述べるようにしましょう。

3.ディスカッション

ディスカッションでは、面接官からあるテーマが出され、そのテーマに沿って受験者同士で話し合います。

このテーマは授業の方法や学校教育についてのものが多く、グループのメンバーで討議をしながら最終的な結論をまとめていきます。

4.個人面接

教員採用試験の最終試験といえ、その受け答えや人間性から教師にふさわしいかどうかを判断されます。

私立高校の教員採用面接

私立高校を視野に入れている人の中には、その学校に縁もゆかりもなくただ受験するという人も多くいるでしょう。

その際は必ず面接対策の一つとして、受験する高校の近隣のエリア情報をおさえておくことが必要です。

「どうしてこの高校を受けようと思ったのか」という質問に答えられるようにしておくためです。

基本的に、私立高校の教員採用試験を受けるのは母校の生徒が多いため、そうした受験生にひけをとらない答えが必要となります。

高校教師の自己PRのポイント

個人面接に関しては、普通の民間企業でも訊かれるような質問がほとんどです。

・高校教師になろうと思ったきっかけ
・なぜこの自治体(○○県・○○市など)を受験するのか
・教師にとって一番大切なことは
・困難な壁が立ちふさがった場合、どのように乗り越えるか

など、それほど難しい問題が聞かれることはまれです。

面接対策用の参考書なども市販されているので、目を通しておくのがいいでしょう。

近年は人柄を重視するため、筆記試験は合格しやすくなっているかわりに、この面接でかなりの数が振り落とされますので、よく練習しておきましょう。

高校教師の履歴書で気をつけるべきことは?

一般的な教員採用試験の場合、履歴書を提出することはあまりありません。

私立の教員採用試験を受ける場合、最近では一般企業などと同じようにWEB上でのエントリーができる学校もありますが、基本的には自筆の履歴書が求められます。

教員を採用する際に自筆にこだわる理由は、履歴書の字から板書がしっかりとできるか、正しい日本語が書けているかを判断しているからです。

字は特別うまくなくてもよいですが、黒板に板書するときのように、ていねいで読みやすい書き方を心がけましょう。