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チャイルドマインダーとは?

チャイルドマインダーは、0歳から学齢期までの子どもの保育を担う「家庭的保育」のスペシャリストです。保育所などの集団保育とは異なり、一人ひとりの個性を尊重した少人数保育を行うことがこの仕事の特徴となっています。保育士のように特別な資格が求められるわけではありませんが、子どもの健康・福祉・教育などについての幅広い知識や技術が要求されます。勤務先は児童施設、幼児教室、企業内保育施設のほか、利用者宅に訪問して仕事をする人もいます。組織に所属する場合も、正社員ではなく派遣やパートとして雇用され、時給で給料を得ている人が多いようです。また、副業として働いている人もおり、保育士不足が叫ばれる日本では、これからチャイルドマインダーの需要がさらに高まると考えられています。

チャイルドマインダーの仕事内容

チャイルドマインダーはイギリス発祥の、0歳から学齢期までの子どもの保育を担う「家庭的保育者」のスペシャリストです。

一人ひとりの個性を尊重した少人数保育を行うため、子どもの健康・福祉・教育などについての幅広い知識や技術が要求される職業で、イギリスでは国家職業資格に認定されています。

保育所などの集団保育とは異なり、少人数保育が主体のチャイルドマインダーは、各家庭の環境や教育方針に対応する柔軟性が求められます。

ベビーシッターとも似ていますが、教育や健康管理を行う側面も持ち合わせていることから、より一層子どもの成長に寄り添う働き方になります。

保護者との関係も密になるため、育児の相談に乗ることも想定されます。また、早朝・夜間の保育、送迎などに対処するフットワークの軽さも欠かせません。

子どもにとって最も大切な存在である保護者との信頼関係を築くことが重要であり、ほどよい距離感で接することが大事だといえます。

保育の現場である保育ルームの万全な安全対策、設備管理やリスクマネジメントの専門知識も必須です。

安全管理はもちろんのこと、万が一の事故やトラブルに備えて自身で賠償保険に加入することも忘れてはならないでしょう。

チャイルドマインダーになるには・必要な資格は?

チャイルドマインダーは民間資格ですので、民間団体の行う養成講座を受講し資格を取得することが一般的です。

保育士の資格がなくても保育の仕事ができるとあって、受講生は増加傾向のようで、なかには、保育士や幼稚園教諭の資格を持ちながら、キャリアアップを目指して受講する人もいます。

独学では習得できない専門性をもっているため、カリキュラムに沿った学習が不可欠です。

なかでも「幼児・小児救急救護法」の資格取得は必須条件であり、修了時には国際認定カードが発行される仕組みになっています。

養成講座修了後に行われる検定試験を受験、合格後、晴れてチャイルドマインダーとしての認定証書が授与されます。

資格取得後は、自宅開業の道があると謳われていますが、資格取得したスクールのサポートによって大きく異なるようです。

チャイルドマインダーに向いている人

子どもが好きで、一日子どもと一緒に過ごしても苦にならない、ということはいうまでもないでしょう。

いつでもどこでも、子どもの目線に立って率先して動ける人にとっては適職です。

ただし、チャイルドマインダーは、ただの遊び相手ではありません。常に子どもの行動の先を読んで働きかけることが求められます。

子どもの成長に応じた対応が逐一必要になるため、子育て経験があったほうが働きやすいかもしれません。

子どもの発達が著しい時期に育児に携わるチャイルドマインダーは、子どもを一人の人間として捉え、質の高い保育を提供できる人が向いているといえます。

チャイルドマインダーの就職状況・雇用形態

少人数保育のプロフェッショナルであるチャイルドマインダーは、さまざまな働き方を選べるのが特徴です。

代表的な働き方は、自宅やテナントに保育ルームを開設する「集客タイプ」と、利用者宅をチャイルドマインダー自身が訪問する「訪問タイプ」に分けられます。

ほかにも病院や児童施設、幼児教室、企業内保育施設、子連れではなかなか行けない美容室やネイルサロンなど、チャイルドマインダーの活躍の場はたくさん考えられます。

個人事業主として開業するにあたっては、各地方自治体により基準が異なりますので、管轄する地方自治体に必ず相談・確認する必要があります。

一日に5人以下の乳幼児を預かる場合は「届け出」は必要ないものの、自治体の監督下に置かれることは変わりないためいずれにせよ自治体への連絡は必要だと考えたほうがいいでしょう。

自治体によっては「認可街保育指導監督基準」などが設けられており、「保育士または看護師をひとりずつ置いておくこと」などのが記載されています。

それゆえ現状としては、ベビーシッターの派遣会社に登録したり、無資格の保育士として保育園に就職したりといった道を選ぶこともあるようです。

資格の認知度が低いため、実情としては正社員となれる施設は少なく、パートや派遣が多いようです。

チャイルドマインダーの給料・年収・待遇

チャイルドマインダーの収入は、働き方によって異なります。

雇用される場合は、雇用先の給与体系に準じますが、前項目で記したように、正社員よりも派遣登録やパートなどが多く都心で時給1,000~1,300円程度、地方だと800~1,100円程度でしょう。

保育士の有資格者よりも100円程度低く、ベビーシッターと同等であることが多いようです。

個人事業主として働く場合は、自分自身で労働時間や給与体系を設定できるのが大きな特徴ですが、安定した収入を得るために、ビジネスマネジメントや宣伝方法など、経営センスを身につける必要があります。

認定保育園などの競合との兼ね合いから、夜間や休日の預かりを増やすことになるかもしれません。

緊急時や夜間に連携を取れる医者がいることはアピール材料になりますし、近隣の小児科にあいさつに行くことも良い方法だといえそうです。

チャイルドマインダーの生活・勤務時間・休日

チャイルドマインダーという職種は、専業として働くことはもちろん、副業として働くことも可能です。

それぞれのライフスタイルに応じた働き方ができ、形態も多種多様なことが魅力として挙げられます。

雇用される場合は、夜勤できることが条件となることもあるようです。

個人事業主としてビジネスの幅を広げて働く場合は、自身の裁量でスケジュールを組むことができます。

雇用される場合でも、育児や家事とのバランスを見ながら、限られた時間での働き方を選ぶことができるのも大きな利点です。

副業として働く場合は、さまざまな団体が主催するイベントや劇場、コンサートホールの託児ルームなどで、休日を利用してスポット的に働くこともできます。

それぞれの養成講座では、講座修了後に仕事のあっせんだけではなく、キャリアアップのサポート、独立開業のためのバックアップなど、万全な体制を組んでいるところが多く見られます。

チャイルドマインダーの現状と将来性

育児と仕事の両立を目指す子育て家庭が多くなってきていますが、都市部を中心にした待機児童問題はいまだ解消に至っていません。

保育施設の拡充が進んでいる一方、現場は深刻な保育士不足。したがって現在の日本では、チャイルドマインダーの需要は今後どんどん高まるといえるでしょう。

子ども一人ひとりにきめ細かな対応ができるチャイルドマインダーは、結婚や妊娠によって環境が変わっても生涯続けられる職業として注目されています。

発祥の地であるイギリスでは100年以上の歴史を持っていますが、日本での認知度はまだまだです。

しかしながら、多様な保育ニーズに対応できるチャイルドマインダーは、今後の保育界にとって必要不可欠な存在になっていくことでしょう。