高校教師の1日の過ごし方は？ リアルな生活スタイルについて解説

身だしなみが整っていない生徒に対しては注意をします。

その日に欠席する教員の有無や、その場合の授業の代理決め、教室でのホームルームで生徒に言わなければならない事柄、渡すプリントなどを整理します。

その後、学年ごとに分かれて簡単なミーティングをする場合もあります。

生徒が遅刻して不在の場合も多々あるので、そのときは放課後のホームルームで伝えます。

授業が入っていない時間帯には、次の授業の準備をします。プリントやテストなども、こうした空き時間を利用し作成します。

新人時代であれば、教室に行って先輩の授業風景を見学させてもらい勉強することもあります。

どのように授業を運んでいるのか、プリントの使いどころや時間配分などを勉強して、あとで教師に質問したり、アドバイスをもらったりします。

1週間に1〜2回、担当するクラスでのホームルームがあります。そこで職員会議の内容を伝えたり、文化祭や運動会のイベント内容を決めたり、進路相談を行ったりします。

ホームルームは授業以外で生徒と接する貴重な時間のため、有効に使う必要があります。

その合間にかかってきた保護者からの電話に対応します。

こうした会議や研修も、教師を続ける上では欠かせません。

部活動の顧問になっている場合は部活に足を運び、そうでない場合は翌日の教材作りの時間となります。

多くの教師は授業の下準備をするため、帰るのが19:00や20:00になることもざらにあります。

高校教師は授業だけをしていればいいわけではありません。授業を行うにあたっての準備や部活動や行事の運営、生徒の進路や問題などに対しても日々考え、悩み、努力し続けています。