高校教師の給料・年収

高校教師の平均年収・給料の統計データ

公立の高校教師は公務員なので、各地方自治体で給料は公開されています。

現在教員の平均年齢はまだまだ高く、給与体系が年功序列な部分が多いため、古くから勤めている教員が平均給与を底上げしている現状がありますが、一般のサラリーマンと比べて、高額な給与をもらっているのが現実です。

高校教師の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

高校教師の平均年収_2019

厚生労働省の令和元年度賃金構造基本統計調査によると、高校教師の平均年収は43.7歳で710万円となっています。

・平均年齢:43.7歳
・勤続年数:14.3年
・労働時間:161時間/月
・超過労働:2時間/月
・月額給与:441,100円
・年間賞与:1,800,400円
・平均年収:7,093,600円

出典:厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
私立・公立高校教師
(給料バンク)
514万円~677万円 20代の給料:31万円
30代の給料:35万円
40代の給料:45万円
初任給:20~万円
教師
(転職会議)
386万円 20代前半:306万円
20代後半:358万円
30代:428万円
40代以上:489万円

各社のデータより、高校教師の年収は300〜650万円の間となる実態が見えてきます。

高校教師の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

高校教師は給与体系が年功序列な部分が多いため、一概に平均を出すことは難しいですが、仮に年収を500万円と仮定すると、

厚生労働省の統計調査より、ボーナスが年間でおよそ3.8ヶ月となっていることから、月額総支給額は31万円、ボーナスは年間110万円ほど支給されていると考えられます。

東京都で勤務する高校教師で、独身の人の場合、交通費などを除外して考えると月の手取り額は25〜26万円ほどになると見込まれます。

現在、日本人全体の平均年収が約420万円と言われていることから考えると、一般的な職業よりも給与水準はかなり高いといえるでしょう。

高校教師の初任給はどれくらい?

私立の場合、新卒の初任給は20万円ほどで、場合によっては民間企業よりも安くなります。

東京都採用で都内に勤務する場合、平成29年度高等学校教育職の初任給は、大学卒採用が約247,500円、短大卒が約226,100円です。

なお、特別支援学校の場合は大学卒で約260,400円、短大卒で約238,000円とされています。

令和元年 高校教師の年収(年齢別・男女別)

高校教師の年収は、年齢とともに順調に上がっていきます。40代では男性は700万円台後半に、女性は600万円台後半になります。

男女の年収を比較すると、男性の平均年収が743万円であるのに対して、女性の平均年収は634万円となっており、男性のほうが100万円ほど高い傾向にあります。

高等学校教員の年収(年齢別)_r1

令和元年 高校教師の年収(規模別)

高校教師の平均年収は規模が大きくなるほど高くなっています。公立では公務員の給与規定に従い給与が支払われるため規模の大きさは影響ありませんが、私立学校では学校規模によって給与が変わってくるのかもしれません。

10人〜99人の規模の学校に勤める高校教師の平均年収は593万円、100〜999人は717万円、1,000人以上は838万円となっています。

高等学校教員の年収(規模別)_r1

※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

高校教師の福利厚生の特徴は?

公立の学校に勤務した場合、扶養手当、住居手当、通勤手当、期末・勤勉手当等が支給されます。

また、特別支援学級、へき地(島しょ等)の学校や定時制高等学校に勤務したり、農業・工業高等学校で専門的な実習教科を担当する教師には、別途手当が支給されます。

私立の学校に勤務した場合でも、ほぼ同様の福利厚生が得られると考えて問題ないでしょう。

一方、職業柄残業手当はありません。

部活の顧問に対しても給料が支払われることはなく、土日祝日などの休日に仕事がある場合でも1,200円ほどしか支給されません。

そのため、部活の顧問はまったく割に合わないと考える人も多いようです。

高校教師の給料・年収の特徴

給与はあらかじめ決められている

公立の場合も私立の場合も、あらかじめ給与体系が決められているため、基本的には年功序列で給料は上がっていきます。

一方、民間企業に多く見受けられるような、インセンティブ(出来高制)がないため、どれだけ仕事を頑張っても給与に反映されず、評価されないと考える人も少なくないようです。

景気や地方情勢に左右される

公立の高校教諭の基本給料は年齢と役職によって変わります。

副校長や校長になれば、給料はそれだけあがりますし、教育委員会に推薦され昇級し給料がアップするケースもあります。

しかし公務員と同様の扱いのため、その時代の景気によって給料が下がったり、ボーナスもカットされたりすることもあります。

高校教師が収入を上げるためには?

努力次第で年収は上がらない

教師はあらかじめ給料が定められているため、自分の努力ではどうにもならない部分があります。

基本的には年功序列のため、教師が収入をアップさせるには、勤続年数を重ねていくことが一番の近道です。

学年主任や管理職となれば、主任手当や管理職手当などがつき給料がさらにアップします。

副業は基本的に禁止

基本給が上がらないため、副業をしたいと考える人も多いでしょう。

しかし公立の学校で働く教師は基本的に副業が禁止されています。

私立の場合は認められる場合もありますが、しっかりと就業規則を確認する必要があるでしょう。

手当てを増やす方法

教師は業務内容に応じて手当が支給されます。

たとえば修学旅行の引率や入試に関する業務、部活動の指導などがあります。

ただしこうした手当ては数千円程度で、大幅に給料を上げることは難しいのが現実です。