女性の高校教師のキャリアパス・結婚後の生活

女性の高校教師の現状

女性の割合は若干少ない

一般的な学校では、教員の男女比率は6:4か7:3といわれ、若干男性が多い職場といえます。

ただし、男子校や女子高だったとしても、男性教師だけの職場、女性教師だけの職場というのはほとんどありません。

もちろん仕事内容で男女の差はほとんどないため、性別は関係なく対等に働くことができます。

女性管理職の増加

近年では、現役の教師を経て、副校長や校長などの管理職になる女性も増えています。

学校では、能力のある人材であれば男女問わず評価するという動きが当たり前になってきており、その後、教育委員会や教育指導主事など教育関連の仕事にチャレンジすることもできます。

教師は男女関係なく、能力と意欲があればどんどん出世していける世界でもあります。

女性の高校教師の強み・弱み

「同性」としての視点から

女性の高校教師の強みは、なんとっても同性の視点で生徒との対話やアドバイスができることです。

たとえば思春期特有の恋愛の悩みや性の悩みなど、男性教師には打ち明けにくいことも、女性教師なら話しやすいと思う女子生徒は少なくありません。

「母親」という視点から

子どもがいる女性教師の場合、母親としての視点からも生徒に対して関わっていくことができます。

また、三者面談など生徒の親と接する際も、自分の子育て経験などを生かしたアドバイスを行うこともあります。

教師は、あらゆる人生経験を生かして子どもや保護者と接することができる仕事です。

高校教師の結婚後の働き方・雇用形態

結婚後も働き続ける人が多い

公立学校で働く教師は公務員の立場であり、待遇が手厚く、女性にとっても働きやすい環境が整っています。

そのため結婚後も働き続ける女性が目立ち、たとえ妊娠・出産・育児などでいったん職場を離れなければならなくなっても、産休と育児休暇を取得し、また職場復帰する教師は少なくありません。

休暇中は臨時教師が代理を務めるため、安心して休暇をとることができます。

結婚後は異動があることも

高校に限らず、教師は同一の学校で夫婦が働くことは原則として禁止されています。

そのため、同じ職場内で教師同士が結婚した場合は、基本的に夫婦のどちらかが次年度に異動となります。

なお、結婚や結婚式の時期なども学校の予定と照らし合わせて考えなくてはならないため、自由に結婚できないと感じる人が多いようです。

高校教師は子育てしながら働ける?

高校教師は、結婚・妊娠・出産後も職場復帰しやすい制度・環境は整っていますが、そのまま退職する女性教師もいます。

その大きな理由は、育児と仕事の両立が困難だと考えるからです。

高校教師の仕事は多忙で、精神的疲労も大きくなりがちです。育児と家事の両立が一筋縄ではいかず、そのまま退職すること選択する人もいます。

ただし、休暇中にしっかりと復職に向けた準備を整えておくことで、子育てをしながら教師を続けることも可能です。

高校教師は女性が一生働ける仕事?

高校教師といっても、人によって職場での精神的・身体的疲労、また家庭の状況も大きく異なるため、簡単に「一生働ける」と言えるものではありません。

ただ、職場環境や制度としては、女性が一生働くことができるものが整っています。

実際、育児と家事をこなしながら懸命に働いている女性教師も数多くいますし、教師という仕事に対する情熱と周囲のサポートがあれば、両立しながら続けることは決してムリではありません。

女性教師がプライベートを充実させながらイキイキと働く姿を生徒に見せれば、女性のキャリア・働き方について、生徒にさまざまな気づきを与えることにもつながるでしょう。