高校教師が生徒や親と接するときには何を気をつければいい?

高校教師は生徒との触れ合いが大事

自分が高校生だったころを振り返る

高校教師を長く続けていると、生徒の偏差値を上げることや有名大学に進学させて実績を作ることを目的になりがちです。

しかし、高校教師を夢見ていた頃は、本当にそれが目的で教師になりたかったのでしょうか。

自分が高校生だったころ、好きな先生は「信頼でき何でも相談できる教師」「生徒に寄り添った指導ができる教師」ではなかったのでしょうか。

教師として経験を積んでも、自分が高校生だった時の気持ちを忘れないようにすることが大切です。

生徒ありきの教師


普段学校にいると、単なる会社員のように目の前の仕事に追われ、教師の本質を忘れがちになります。

高校教師の醍醐味と言えばなんとっても生徒との触れ合いです。

ただ授業をするのが好きという方は塾や予備校の講師でも構わないでしょう。

生徒との触れ合いを通じて、なぜ自分が教師になったのか、自分を見つめ直すことができ、生徒との触れ合いを目的に教師を目指している方こそが高校教師になる資格がある人なのではないでしょうか。

高校教師は生徒の保護者とどう付き合うべきか

生徒の保護者との関係構築

高校は小中学校とは異なり、学校によっては、保護者参観や三者面談などがありますが、一般的に保護者と接点を持つ機会はそれほど多くありません。

しかし、それ以外でもイレギュラー的に保護者との折衝を余儀なくされることもあり、一番多いのは生徒の問題行動です。

生徒の校則違反、生徒同士のいざこざ、学校外での問題などで、特に生徒同士で傷付け合ったりした場合は双方の言い分、また保護者の出方なども考えなければなりませんので教師は神経を使います。

モンスターペアレントは実在する?

学校が悪いとまくしたてたり、自分や家庭の保身のために学校側に責任を押し付けたりする保護者も少なからずいます。

しかし、ここで肝心なのは保護者に頭を垂れる必要はなく、毅然とした態度で保護者と折衝することです。

一人では対応しきれない場合は、同僚や学年主任、副校長や校長なども交えて一丸となって対応することが大切です。

高校教師の大学受験期・就職試験期の生徒との接し方

生徒の将来を決める大切な時期

大学受験は生徒の将来を決める重要な分岐点と言っても過言ではありません。

高校側も大学受験や就職試験を控えている三年生に対しては万全のフォローを努めます。

大学受験をする場合は、講習や対策講座などさまざまな受験対策が行われますし、就職試験を受ける場合は、面接対策など試験に向けた練習がはじまります。

生徒の事情を理解する

近年では、生徒は塾や予備校に重点を置き、なかなか教師に質問してくれない、あてにしてくれないと落ち込んでいる高校教師もいます。

確かに一定以下の偏差値の高校であれば、予備校で勉強していた方が有意義な時間を過ごせるのは間違いありません。

しかし、経済的な事情から独学で励んでいる生徒も大勢います。

そのような生徒に関して教師はできるかぎりのバックアップをする必要があります。

また就職に関しても、「進学を希望しているが家庭の事情で就職せざるを得ない」「高校から出は希望の職種に就職できない」などさまざまな事情を抱えた生徒がいます。

それぞれの生徒の考え方や家庭環境を考えた上で、適切なアドバイスをすることが求められます。

ときには距離をおくことも大切

受験シーズン、就職試験シーズンは生徒と距離をおくことも大切です。

不必要な干渉をすれば、過度なプレッシャーを感じる生徒もいるからです。

生徒たちは毎日緊張していますし、神経を尖らせてピリピリしています。

余計な優しさや思いやりは返って生徒を刺激することになりますので、生徒を信頼し黙って見守ることも大切です。