高校教師の求人・採用の状況は? 就職先の選び方

高校教師の採用の状況

志願者数は減少傾向

近年、高校教師に限らず教師全体の志望者数が減っているといわれています。

志望者が減少している理由としては、民間企業が売り手市場で公務員よりもよい職場環境を求め一般企業に就職する学生が増えていること、そして教師の長時間労働などを巡るいわゆる「ブラック」なイメージから、教師を敬遠する人が増えているということです。

こうした状況もあり、一度履修を決めた教職課程を離脱し、一般の就職へと舵を切る人も増えています。

自治体や科目によって倍率の差がある

採用倍率は受験する地域によって大きく異なるため、各自治体のホームページで事前に確認しておきましょう。

また、競争倍率は自治体だけでなく受験する科目によっても変わります。

一般的に社会科など教員免許状授与件数の多い校種・教科、また採用者数の少ない校種・教科は、倍率が高くなる傾向にあります。

高校教師採用試験の難易度・倍率

今後の採用状況は?

近年では、少子化にも関わらず採用数が安定していました。

これは第一次ベビーブームで生まれた団塊世代が大量退職したあと、そして第二次ベビーブーム世代の生徒増加により、大量採用された人たちが退職した穴を埋めるためのものでした。

今後は少子化もあり、志望者数の減少に伴い採用数は徐々に減少していくのではないかと考えられています。

なお、教師全体を見ると小学校の倍率が低く、比較的なりやすい傾向にあります。

採用の選択肢を広げる

高校は教員の中でも一番人気のあり、それだけ倍率も上がります。

非常に狭き門となるため、一度採用試験に落ちたからといって諦めず、次のチャンスまで臨時採用などとして経験を積む道もあります。

また、学生時代のうちに複数科目の教職課程を履修し、試験の際に選択の幅を広げておくという方法もあります。

近年では併願を避けるために近隣自治体では試験日程を合わせていますが、地方の試験日程の情報も入手し、倍率の低い別の自治体を受け選択肢を増やすのもよいでしょう。

高校教師の就職先の選び方

公立と私立どちらを選ぶか

就職先を選ぶ際、まずは公立と私立のどちらを本命にするのかを考えましょう。

もちろん両方とも受けるのも問題ありません。

私立高校の教職試験を受ける際はインターネットで自分が働きたいエリアの私立高校を探し、ホームページなどを確認して、求人情報が掲載されているかどうかを調べましょう。

私立の場合は必ずしも求人があるかどうかはわからないため、しっかりと調べる必要があります。

公立の場合は、受験したい自治体のホームページから採用試験情報を探しましょう。

どこで働きたいか

自分が働きたい自治体、自分の母校があり育った自治体など、どこで働きたいのかを考えましょう。

公立は自治体ごとに採用されるため、希望の自治体を受けてもどこの高校に配属されるかはわかりません。

ただし私立であれば働きたい学校をピンポイントで受験することができ、私立高校側としても、もし母校の生徒が試験を受けてくれるのであれば、寛大な目で見てくれるでしょう。

高校教員の競争率は依然として高いため、日程がかぶっていないのであれば希望の自治体以外の採用試験に視野を広げてみるのもよいでしょう。

高校教師の勤務先と仕事内容の違い