高校教師の離職率は?・転職先にはどんなところがある?

高校教師が今の職場を辞める理由で多いものは?

高校教師の退職・離職率

「夢の高校教師になれたけど、こんなに仕事が大変だとは思わなかった」「思い描いていたものと現実のギャップがありすぎた」などと退職する人はいますが、職業全体としてみてみると全体の退職・離職率は低くなっています。

地方公務員の教員全体の人数(幼保・小中高・大学含む)は全国で85万3956人です。(うち25歳未満は5万5766人)

そのうち定年退職以外の普通退職者の数は5755人です。(うち25歳未満は307人)

これから計算すると、全体の離職率は0.674%となり、一般行政職の地方公務員とほぼ変わりません。

文部科学省 平成28年地方公務員給与の実態

教師を続ける人が多い

教員の年齢別希望退職者の割合を見ると、25歳から40歳までが多く、60%を占めますが、これは早期に退職してしまう人や結婚・出産などにより退職する人が多い年代だということです。

教師は、一度仕事に慣れてしまえばどこの学校も年間のサイクルにそれほど変わりはないため、それほど不満なく働くことができるといえます。

学習指導要領は毎年若干の改訂がありますが、それほど授業の内容に影響されるものでもありません。

40代になると、毎年ほとんど同じ仕事で経験を積んでいることや、自分が担っている仕事を少しずつ若手に一任することができ、自分は担任のクラスだけに集中することができるので余裕が出てくることもあるでしょう。

50代や60代になると教育委員会へ異動する人や、副校長・校長などの管理職になる人もいるため現役教師としての離職率は若干上向きになりますが、それでも教育現場から離れる人は少ないのが現状です。

高校教師のつらいこと・大変なこと・苦労

高校教師の転職で気をつけるべきこと

教師は公務員のため、これまで仕事をする上であまり「利益」を意識することはなかったと思います。

ただし同業界・他業界ともに民間企業へ転職する場合、会社へ貢献する、利益を出すということを意識しなくてはなりません。

これまでとまったく環境が違うため、戸惑ってしまうことも多いでしょう。

また、学校とは違い民間企業はそれぞれ特徴やカラーが大きく変わるため、自分の考え方に合った企業や働きやすい企業を見極めることも大切です。

高校教師の職務経歴書の書き方のポイント

職務経歴書を書くときに大切なことは、客観的な書き方をすること、そして具体的な行動を書くことです。

たとえば、「授業を工夫し生徒の笑顔が増えた」と書くのではなく、「授業に要点をまとめたプリントを利用し、生徒の平均点が上がった」と書くようにします。

教師としての立場から物事を見ていると、つい主観的な書き方をしがちですが、教師の仕事をわかってもらうためには具体的な書き方をしイメージしやすくすることが大切です。

高校教師から他の業界への転職はある?

高校教師から転職する場合、民間企業へ転職する人は事務職が多いようです。

教師として仕事をする際にパソコン操作ができるようになっていることや、校務分掌をした経験から事務職を希望する人が多いためです。

民間でも教育に携わりたいという人は、教師としての経験を活かし塾や予備校で働くことが多いようです。

また、出版社に転職先を見つける人も少なくありません。

教育関連の教材を扱う出版社からすると、実際教育現場に携わっていた人は貴重な人材のため、就職先も見つかりやすいのです。

高校教師の転職先はどのように探せばいい?

高校教師から転職をする人のほとんどは、学生時代に一般の就職活動を経ていません。

そのため、民間企業の就職活動の方法がわからず、転職するにしてもどのようにすればよいのかわからないという人が多いでしょう。

まずはしっかりと就職活動の方法を学び、履歴書の書き方や面接の仕方などを確認することが必要です。

教員採用試験の経験があれば、それほど難しくはないでしょう。

また、ハローワークや転職サイトなどを利用しアドバイスをもらうのもひとつの方法です。