高校教師のつらいこと・大変なこと・苦労

高校教師のつらいこと・大変なこと

生徒の学習意欲

高校教師が一生懸命組み立てた授業も、興味のない生徒はなかなか聞いてくれません。

特にレベルの低い高校では授業中の居眠り、遅刻、ボイコットなど、真面目に授業を受けてくれない生徒もでてきます。

その生徒に対してどのような対応をとり、処理、解決をするかによって、教師の資質が問われてきます。

問題がある生徒がいる場合は、一人の生徒のことで毎夜頭を悩ますこともあるでしょう。

生徒への対応

日々の葛藤や悩みを暴力によって訴えかけることもしばしばあります。

生徒間のいざこざ、教師に対しての暴力、他人への暴力、そして万引きや傷害などの犯罪と、さまざまな頭を抱える問題が浮上することでしょう。

しかし、教師という立場上、生徒を問題児として見捨てることはできません。

どうしてこのような問題が起きたのか、そしてどのように解決すればいいのかを考えることです。

生徒が直面している問題に教師も立ち会わなければなりません。

喧嘩やいじめなどの問題でも、教師が見知らぬ振りをしてしまったら、「大人なんてそんなもんだ」「教師なんて役に立たない」など信頼を損ねてしまうため、誠実に対応することが求められます。

生徒の親への対応

「モンスターペアレント」と呼ばれる理不尽な要求や問題で教師を訴える親もいます。

ときにはPTAや教育委員会にまで問題が上がってしまうこともありますが、親に対しても毅然とした対応をすることが求められます。

特に大学推薦や就職など学校側の対応が求められるときは要注意です。

高校教師には一般の企業に勤めている人とはまた異なった苦労があり、肉体的疲労よりも、精神的疲労が多くなることでしょう。

高校教師の悩み

昔からの上下社会

学校によっても異なりますが、基本は「職場は縦割り社会」の傾向があり、年齢、役職が上の人に対しては逆らえない雰囲気があります。

特に公立学校は6年から8年程度で教師は学校を移り変わるため「前の学校ではこうだった」「この学校のやりかたはおかしい」などと、別な教師に対し指図する人もいます。

中には理不尽な言動を行う先輩教師もいますし、ソリが合わない人もいます。

生徒の時には見えなかった教師の確執なども見えてきますので、尊敬の念を忘れないと同時に反面教師にして自分の理想の教師像を常に持ち続けることが大切だといえるでしょう。

高校教師を辞める理由で多いものは?

挫折と激務

近年は教職も非常に苦労が多く、離職者も大勢いるという事実が認知されはじめています。

生徒と向き合いたい、好きな担当教科のすばらしさを教えたいと夢をもって教師を目指した人が、現場の多忙さや激務から挫折し、教師の道を離れる人も増えています。

以前は公務員である教職を狙って就職する人が増え、また休みも多いことから倍率は非常に上がってきました。

しかし近年では、教職という仕事はきつい、大変だというイメージが先行し、教師が足りないという自治体もあるようです。

なりたい人がなるべき職業

高校教師になったきっかけは人それぞれ異なりますが、何年も勉強しなければならない単位や教育実習を乗り越えてまで教師になりたいと頑張っている方というのは、それなりの理由があります。

ただ公務員だから安定しているから、といった理由では困難な教職免許は取れませんし、受験や面接を乗り越えることは到底できません。

高校教師になるには、どうしても高校教師になりたいという理由を持つ人だけがなるべきなのです。

たとえ激務だということがわかっていても、それでも学校が好き、勉強が好きだと言える人のみが、採用試験に合格することができるでしょう。