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1分でわかる「哲学者」

仕事内容
哲学者は、研究職の一種で哲学を研究した論文を発表することで業績を築いています。主な仕事は教育機関での講義です。時には外部から依頼を受けて講演をすることもあります。教授職に就くのは狭き門であるため、中学や高校で教師として活躍している哲学者もいます。研究分野で大きな功績を残し、執筆活動を主たる活動としている人もいますがそれだけで生活できる人はごく少数です。ほとんどの人が前述のような職業に従事する傍らで合間をぬって執筆を行っています。哲学者の中には思考活動を一般企業の企画分野で行い、活躍している人もいます。
なるには
哲学者には特別な資格や学歴はありませんが研究を行う上で最低限必要な、論理力と哲学史の基礎知識、語学力は大学で哲学を専攻して修得するのが最も近道です。卒業後も研究を続けるためにほとんどの人が大学院に進学します。常に自身の研究成果を論文として発表し、評価を得ることで実績を重ね、活躍の場を切り開く職業なので根気よく思考活動を続けることが肝要です。さらに著名な哲学書を原書で読み解かなければならないため、語学を高める努力もすることになります。また大学教授として活躍している哲学者は国内外の超一流大学院を修了している人ばかりなのでまずは相応の高い学力が求められます。
給料
大学教授として活躍する哲学者の平均年収は1000万円前後と高額ですが平均年齢も57歳と高く、生涯年収で考えるとそれほどではない場合も少なくありません。収入に研究費が含まれている大学が多いため書籍代等の支出も多いのが正直なところです。ここにたどり着くまでにはアルバイトをしながら研究を続けるような不遇の時代をほとんどの哲学者が経験しています。博士課程修了後、運よくポスドクとして研究室に残れてもその平均年収は300万円程度とそれほど高くなく、実績のない若年者の場合は200万円台ということも珍しくありません。
将来性
哲学の分野は未開の部分が多く、常に見直され、懐疑され続けています。したがって後世に残るような新たな哲学の確立が常に期待されているといえるでしょう。しかし哲学研究の第一人者である大学教授、助教授のポストは希望者に対して圧倒的に数が足りません。この現状を懸念する声は学会を中心に上がっていますが、残念ながら先行きは不透明な状況であると言わざるを得ません。その一方で、哲学者の生命倫理に関する探究が医療の現場で生かされるのではないかという向きもあります。