高校教師採用試験の難易度・合格率・倍率

高校教師の採用試験とは

地域によって差がある

公立学校の採用試験では、都道府県・指定都市・教育委員会などによって行われ、筆記試験・面接・実技・模擬授業などの試験を行います。

特定の資格や経歴等をもつ人には、特別の選考が行われる場合もあります。

併願が可能

教員採用試験は、近隣の自治体で併願できないように一次試験(筆記試験)の日程が地区ブロックごとに決められています。

しかし、日程が異なる自治体の教員採用試験を併願することは可能で、教員になる機会を増やしたい、本命の自治体を受ける前に試験に慣れておきたいなどの理由から、併願をする人も少なくありません。

ただし、2次試験では日程が重複する場合がありますので、併願を考える際は慎重に確認することが必要です。

高校教師になるには・どんな資格が必要?

高校教師採用試験の受験状況

高校教師採用試験の受験資格

教員採用試験を受験する際には、受験する校種や教科の教員免許状を取得済み、もしくは取得見込み(大学4年制や大学院の2年制など)である必要があります。

また、自治体によっては受験資格として年齢制限がある場合があります。

校種や科目によって異なる場合もあるため、あらかじめ調べて置くことが必要です。

ただし、近年は、年齢制限が緩和・もしくは廃止する自治体が増えてきています。

高校教師採用試験の受験者数

高校教師採用試験の受験者数は35,000人前後で推移しています。2018年度の受験者数は32,785人となりました。

高等学校教師採用試験受験者数_2018

高校教師採用試験の受験者数男女比率

受験者数の男女比率はもともと男性が高い傾向にありましたが、その差が徐々に広がりつつあります。2018年度は男性70.2%、女性29.8%となっています。

高等学校教師採用試験受験者数男女比率_2018

2018年度 高校教師採用試験の受験者新卒・既卒の比率

2018年度の高学校教師採用試験の受験者に占める新卒の比率は29.0%、既卒の比率は71.0%となっています。臨時教員として働きながら、試験を受ける人が多いため、既卒の割合が多い傾向にあります。

高等学校採用試験新規・既卒受験者割合_2018

高校教師採用試験の難易度・勉強時間

高等学校教員採用試験の採用倍率は、年々低下の傾向にあります。

しかし、2018年度の高校教師全体の倍率を見ても7.7倍と、他の職業に比べても非常に倍率が高くなっています。

また、既卒での受験も多く、新卒ストレートで採用されることは、決して簡単ではありません。

また、民間企業の就職活動に比べると教員採用試験は年に1回しか行われず、併願が可能な民間企業と比べ教師への道が狭いこと、また既卒者が多いため全体的なレベルが高く、既に教職を経験している人も少なくありません。

そのため、難易度は依然として高いといえるでしょう。

高校教師採用試験の合格率

高校教師採用試験の採用者数

採用者数は5,000人前後で推移しています。2018年度試験の採用者数は4,231人となっています。

高等学校教師採用試験採用者数_2018

高校教師採用試験の採用倍率

高校教師採用試験の受験者数の増加以上に、採用数の割合が増加しているため採用倍率は低下しつつあり、2018年度の採用倍率は7.7倍となっております。なお、男性は8.3倍、女性は6.7倍と男性の方がやや高い倍率です。

高等学校教師採用試験採用倍率_2018

高校教師採用試験の採用者数男女比率

2018年度試験の採用者数の男女比率は男性65.7%、女性34.3%となっています。

高等学校教師採用試験採用者数男女比率_2018

2018年度 高校教師採用試験の新卒・既卒採用率

採用率とは、「採用率(%)=採用者数/受験者数」で算出される数字です。高校教師採用試験においては、新卒生のほうが、やや高い採用率となっています。2018年度は新卒13.0%、既卒12.8%、全体12.9%でした。

高等学校教師採用試験新規・既卒採用率_2018

2018年度 高校教師採用試験受験者の学歴別採用者数

高校教師採用試験の学歴別採用者数は一般大学が最も多く2,749人となっています。一般大学の採用率は11.4%、教員養成大学の採用率は18.7%となっています。なお、「教員養成大学・学部」とは、国立の教員養成大学・学部出身者のことを指します。

高等学校教師採用試験学歴別採用者数_2018

自治体や科目によって異なる採用倍率

全国的な競争率と、自治体の競争率では状況が異なる場合があります。

沖縄県や鹿児島県では9倍前後と非常に高くなっているのに対し、茨城県・新潟市・新潟県・富山県・愛媛県では3倍程度と、大きく差があります。

採用倍率は受験する地域によって大きく異なるため、各自治体のホームページで事前に確認しておきましょう。

また、競争倍率は自治体だけでなく受験する科目によっても変わります。

一般的に教員免許状授与件数の多い校種・教科、また採用者数の少ない校種・教科は、倍率が高くなる傾向にあります。