高校教師の採用試験に落ちてしまったら? 臨時教員・非常勤講師とは?

高校教師の教員採用試験に落ちてしまったら?

高校教師になるためには、教員免許を取得したうえで、自治体(公立高校の場合)もしくは各学校(私立高校の場合)が実施する「教員採用試験」に合格しなければなりません。

しかし、近年の採用試験は狭き門となっており、簡単には合格することができません。

そのため、残念ながら不合格になってしまった人は、まず「臨時教員」として登録しておく道を選ぶことも多いです。

臨時教員に登録すれば、現場の人手不足などで空きが出た場合に期間限定で働くことが可能です。

臨時教員の登録方法や募集人数、期間などは各自治体で異なるため、ホームページなどで確認しましょう。

以下では、臨時教員に関する、さらに詳しい情報を紹介します。

臨時採用の教員とは

産休や病休に対応する臨時の教員

自治体の高校教師は、正規雇用されている人のほかに、臨時的に働く人がいます。

教師が臨時採用される理由は、主に産休や病休による教員の補充です。

正規の教師がこれらの理由で数ヵ月単位にわたり教職を離れる場合に臨時教員の制度が適用され、一定期間のみ採用されます。

なお、私立学校でも臨時採用は行われており、その場合は「非常勤講師」などの名称で募集されることが多いです。

臨時教員の待遇

臨時教員として採用されている期間中は、正規の教師と同様に扱われ、給与・賞与・有休なども正規雇用の場合と変わりありません。

ただし、あくまでも臨時採用であり、働ける期間は、基本的に正規の教師が復帰するまでの間です。

いつまで働くことができるかや、いつ選ばれるかなどは不明確です。

期間限定の職務なので不安定ですが、臨時教員を経験しておくと、その後あらためて教員採用試験を受ける際に「現場を理解している」などの理由で優遇されやすいなどの魅力があります。

臨時教員の採用方法

臨時教員として採用される方法は、大きく分けて2つあります。

ひとつは、面接のみで決定されるケース、もうひとつは、学校側の指定する試験を受けて合格することが求められるケースです。

自治体によって採用方法が異なるため、確認が必要です。

高校教師を目指す人の多くは、教員採用試験に不合格となった場合、臨時教員として登録しています。

しかしながら、臨時教員として採用される人は限られており、教師の道をあきらめて、一般企業に進路変更する人もいるのが現実です。

臨時教師としての経験を生かし、正規教員を目指す道も

もし「高校教師一筋」という方であれば、臨時教員から正規の教師を目指すのもよいでしょう。

臨時教員を経験していれば、採用試験の面接で行うことになる模擬授業では、まったくの未経験者と比べるとだいぶ余裕を持てるはずです。

また、面接の際に面接官から質問されるのは、学校教育に関することが大半を占めます。

臨時教員だとしても教師業を経験しておけば答えに説得力が増し、深く突っ込まれた質問にも経験をもとに、臨機応変な対応をすることができます。

実際に教師の仕事を体験することで、自分は本当に教師が勤まるのかなど、資質を確かめることもできます。

ただし、臨時教員になると来年に向けた教員採用試験の勉強をする時間が減ってしまう可能性があるため、その点は注意が必要です。