繊維メーカー社員の年収はいくら? 給料についてくわしく解説
平均年収
繊維メーカーの平均年収は、500万円~550万円程度といわれています。
最大手クラスの企業では平均年収が700万円を超えているようですが、なかには業界の平均年収以下となっている企業も存在します。
繊維メーカーは数が多く、また古くから続く中小規模の企業もたくさんあるため、企業ごとに給与や待遇面にはだいぶ差があると考えておいたほうがよいでしょう。
全体的に見ると、大手のほうが恵まれている傾向にはありますが、近年の繊維業界は好景気とはいえない状況が続いており、決して楽観視できるわけではありません。
業界として、これから従来の衣料品分野で大きく売上を伸ばしていくといったことはますます難しくなると見込まれているため、各社は近年、「炭素繊維」をはじめとする高機能・高付加価値製品へと事業の軸をシフトしつつあります。
こうした製品は産業用としての需要が大きく、世界的にも評価されています。
まだ大きく伸びていく可能性があるため、できるだけよい給料と待遇の下に働きたいという場合には、新たなチャレンジをして成長している会社を見極めるとよいかもしれません。
20代で正社員への就職・転職
初任給について
繊維メーカーの新卒採用では、おもに「大学」と「大学院」を出た人が採用されていますが、初任給は最終学歴によって異なります。
企業によって異なるものの、大手であれば学部卒は20万円~22万円程度、修士了は25万円前後、博士了は28万円前後くらいになっているようです。
諸手当、福利厚生
給料とは別に、家族手当、住宅手当、時間外勤務手当、通勤手当などの各種手当が支給されます。
全国に事業所を置く大手繊維メーカーの一部では、本社勤務手当といったものも支給されているようです。
代表的な福利厚生としては、各種社会保険制度、財形制度、従業員持株会制度、社宅・寮、結婚・出産時祝い金、住宅融資制度などが挙げれられます。