繊維メーカー社員の仕事、業務内容

繊維の開発・製造を行う

繊維メーカーとは、合成繊維(ナイロン、ポリエステル、アクリルなど)や天然繊維といった各種繊維の開発・製造を行い、世の中に提供する企業のことをいいます。

繊維業界は、「衣食住」の一つである衣料を製造するのに必要となる素材を供給する産業として、古くから成長してきた分野です。

繊維業界に属する企業としては、「総合系」「合成繊維系」「天然繊維系」「加工品系」などいくつかの種類に分けられます。

長年、繊維開発で培ってきた技術力や研究力を生かし、同時に樹脂、フィルム・シート、ケミカル製品などの領域にまで手を広げて事業を展開する企業も少なくありません。

高機能な繊維に注目が集まる

近年、繊維のなかでも注目を集めているのが「高機能繊維」や「炭素繊維」といわれるものです。

高機能繊維としては、「アラミド繊維」「高機能ポリエチレン」「高機能ポリエステル繊維」「PEN繊維」などが挙げられ、自動車などのシート、タイヤ補強材、ブレーキ用摩擦材、消防服などに利用されています。

また、炭素繊維は航空機や自動車の構造材および内装材、風力発電の風車、建築補強材料といった産業用途によく使われています。

今、衣料品の落ち込みなどによって国内の繊維業界自体は縮小傾向にあるなか、こうした高い技術を用いた新しい繊維に関わる事業を主軸とする繊維メーカーが増えています。

繊維メーカーで働く人

繊維メーカーでは、技術系として生産管理、研究(基礎、応用)、開発、プラントエンジニア・生産設備設計、生産技術、品質保証・品質管理、事務系として営業(商品企画、マーケティング)、人事、経理・財務など、さまざまな職種の人たちが活躍しています。

繊維メーカーの仕事は、一人だけで完結するわけではありません。

企業によって組織の規模は異なりますが、それぞれの業務のプロフェッショナルたちが連携し、お客さまや社会に求められるものを届けています。