サッカー選手の引退後の生活

サッカーの指導者やクラブスタッフになる

Jリーグのクラブチームと契約するサッカー選手は、現在、約1000です。毎年、その10人に1人にあたる約100人が新たにプロ契約を結び、約100人が引退します。

引退した選手の中には、サッカー関連の仕事につく人が少なくありません。

プロクラブの監督やコーチはもちろん、下部組織のコーチやスカウト、強化スタッフなどになる人もいます。サッカースクールやフットサルのコーチになる人もいます。

中学や高校、大学のサッカー部の指導者になる人もいます。学校のサッカー部の場合、人脈で誘われることが多いようですが、大学で教員免許を取得していた選手の方が、教員として採用されやすく、やや有利なようです。

日本代表で活躍した人にはテレビやラジオ、新聞の解説者やコメンテーターになったり、タレントになる人もいます。

指導者のライセンス

日本サッカー協会では、定期的に指導者養成講習会を実施していて、講習会の修了者には公認ライセンスが付えられます。現役引退を考え始めたり、引退した後、日本サッカー協会の指導者養成講習会を受ける元選手が多いです。

C級やD級ライセンスを持っていると地域のチームやサッカースクールで12歳以下の子供たちを指導できます。また、A級U-12のライセンスをもっていると、Jリーグの下部組織や代表クラスの12歳以下を指導できます。

B級ライセンスを持っていると高校生以下、A級ジェネラルを持っていると一般チームの監督やコーチに就くことができ、最上級のS級ライセンスを持っていると、Jリーグのトップチームはもちろん、日本代表の監督やコーチにも就くことができます。

若くして戦力外通告をされた場合の進路はバラバラ

引退する選手を年齢でみると、21歳〜25歳が最も多いです。高校や大学卒業後にプロ契約した選手が、3年後、戦力外通告を受けるケースが多いからです。

これらの選手は、Jリーグでの実績がないため、実績のある選手に比べ、サッカー関係の仕事につくのが難しいようです。20代前半の人には、大学へ入り直す人も少なくありません。

また、まだ若いだけに現役選手への未練もあり、下部リーグへ移籍したり、海外のプロリーグでプレーする人もいます。

Jリーグでも、選手の第二の人生(セカンドキャリア)をサポートするため、「キャリアサポートセンター」を設立しています。

新人研修を始め、2、3年目の選手に対するリフレッシュ研修、さらには職業訓練のサポートなども行っており、戦力外通告を受けた選手の相談にも乗ってくれます。そこで自分の将来についてじっくり考え、サッカーとは別世界へ進む人もいます。