「パーソナルトレーナー」の仕事とは

パーソナルトレーナーの仕事内容

マンツーマンで運動や食事の指導をする

パーソナルトレーナーは、「正しく筋肉をつけたい」「ダイエットをしたい」などと考えるお客さまに対し、マンツーマンで運動や食事の指導をする仕事です。

パーソナルトレーナーはお客さまの「こうなりたい」という目標や要望をヒアリングしたうえで、どのような運動トレーニングや食事をすれば最も効率的かつ健康的にゴールに向かうことができるかを計画し、お客さまの良きパートナーとなって指導を行います。

お客さまにとっては、ときにきつい運動や食事制限をしなくてはならないことも出てきますが、パーソナルトレーナーはお客さまの変化や様子をよく観察しながら相手のモチベーションを上げ、トレーニングを継続できるようにサポートしていきます。

パーソナルトレーナーの就職先・活躍の場

経験を積むとフリーランスになる人もいる

パーソナルトレーナーのおもな就職先としては、フィットネスクラブやスポーツジムが挙げられます。

このような場所では正社員やアルバイトとして雇われて働きますが、年代や性別、トレーニングの目的などもさまざまなお客さまが利用するため、幅広い経験を積み、しっかりとした知識や技術を身につけていくことができるでしょう。

ある程度のスキルが身につくと、フリーランスで個人的に活動する人も少なくありません。

さらに大きな規模で仕事がしたいと思えば、会社を立ち上げて自分のフィットネスクラブを作ったり、従業員を雇っていったりすることも可能です。

パーソナルトレーナー1日

お客さまと接する時間が長い

パーソナルトレーナーの1日は、フィットネスクラブなどに勤めている場合と、フリーランスで働く場合とでは変わってくることが多いです。

具体的な業務内容は、お客さまと直接向きあって指導をする「トレーニングセッション」を中心に、トレーニングスペースの清掃、事務作業なども行います。

ここでは、フィットネスクラブで正社員として働くトレーナーのある1日を紹介します。

09:00 出勤
店舗の営業開始の1時間前には出勤し、店の掃除や準備を行います。

10:00 開店
お客さまが訪れると、計画に基づき指導を行います。

13:00 休憩
トレーニングセッションの合間をぬって昼食をとります。

14:00 事務作業
空いている時間にはお客さまのトレーニングメニュー考案や計画書作成などを行います。

16:00 トレーニングセッション
夕方以降は、学生や会社員のお客さまが増えます。

20:00 営業終了
場合によってはもう少し遅くまで働くことも。

21:00 帰宅
夜は自分のトレーニングやボディメイクの勉強などをして過ごします。

パーソナルトレーナーになるには

フィットネスクラブなどへ就職する人は多い

パーソナルトレーナーになるために絶対に必要とされる資格はありません。

ただし、フィットネスクラブやスポーツジムなどで働く場合には、各資格団体が認定するパーソナルトレーナーやスポーツトレーナー関連の資格取得が求められる場合があります。

パーソナルトレーナーはフリーランスで活動をする人も多くいますが、身体やトレーニング、食事に関する専門的な知識の習得は必須といえます。

そのため、まずは体育大学やスポーツ系の専門学校でこれらについて学び、フィットネスクラブなどへ就職して経験を積んでいく人が比較的多いようです。

ある程度の規模のフィットネスクラブやジムでは社内に教育・研修制度があり、未経験からでも入社後パーソナルトレーナーに必要な知識・技術を身につけていくことも可能です。

パーソナルトレーナーの学校・学費

スポーツ関連の大学や専門学校で学ぶのが一般的

パーソナルトレーナーへの道はひとつではありませんが、大学や専門学校でスポーツやトレーニングについて学ぶのが、最も一般的な方法といえるかもしれません。

パーソナルトレーナー養成のための学科やコースを設けている学校もあり、そこではパーソナルトレーナーに必要な知識・技術を体系的に学ぶことが可能です。

学校によってカリキュラムや取得可能資格などは異なりますが、在学中には実際にジムなどで実践経験を積むこともできます。

専門学校は2年制のところが多いため、四年制大学よりも学費や時間は少なくパーソナルトレーナーとして現場に出ることができます。

パーソナルトレーナーの資格・試験の難易度

業界内では有名な国際資格もある

パーソナルトレーナーは資格がなくても仕事をすることは可能ですが、関連する資格を持っておくことで就職・転職に有利になったり、業務の幅が広がったりすることがあります。

パーソナルトレーナー関連の資格としては、「NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)」が認定する国際資格や、「JATI(日本トレーニング指導者協会)」の資格が有名です。

NCSAはさらに「CPT」と「CSCS」の2種類があり、前者は高卒者であれば受験可能で、おもに一般の人を対象にしたトレーニング指導やダイエット指導ができる証明になります。

パーソナルトレーナーの給料・年収

勤務先によって給与体系はさまざま

パーソナルトレーナーの収入は、どのような働き方をするのかによっても変わってきます。

都心部の大手フィットネスクラブなどに勤める場合は、正社員で20万円~25万円程度からのスタート、アルバイトで時給1,000円前後のスタートが相場となっているようです。

経験を積み、管理職へ昇進していくとさらなる昇給が見込めます。

一部の会社では、成果報酬型の給与制度となっており、自分にお客さまがつけばつくほどインセンティブが増える場合もあります。

独立して成功しているトップトレーナーのなかには、数千万円という高額な年収を得ている人もいるようです。

パーソナルトレーナーのやりがい、楽しさ

お客さまが目標を達成し、イキイキとした姿を見ること

パーソナルトレーナーにとっての最大のやりがいは、お客さまが目標を達成し、喜ぶ姿を見られることだといえます。

ゴールに向かっていく一歩一歩は小さいかもしれませんが、自分がサポートすることで確実にお客さまの身体が変わっていき、それによって心まで元気になることはよくあります。

お客さま一人ひとりに寄り添うことができるパーソナルトレーナーだからこそ、目標を見事クリアし、お客さまがイキイキと笑顔になっていくのを間近で見守り続けることができることはパーソナルトレーナーの何よりの喜びです。

パーソナルトレーナーのつらいこと、大変なこと

結果を出すために何をすべきか考え続けること

パーソナルトレーナーは、年代も性別も生活環境もまったく異なるお客さまと日々接していきます。

一人ひとり身体の状態や体力には違いがあれば、何を目指していきたいのかという目標も違うなかで、相手に最適なトレーニング計画を提案しなくてはなりません。

なかなか結果が出ないとお客さまは不安になりますし、モチベーションダウンにつながってしまう可能性があります。

つねに目の前のお客さまに寄り添い、何をすべきか考え続けなくてはならないのは、パーソナルトレーナーの仕事の大変な一面です。

パーソナルトレーナーに向いている人・適性

ヘルスケアに興味があり、人の悩みに寄り添える人

パーソナルトレーナーは、体のメカニズムや運動トレーニング、食事、栄養、さらにモチベーションアップのようなメンタル面に関することまで、幅広く専門的な知識が求められる仕事です。

日々学ばなくてはならないことが多いため、健康やヘルスケアに興味がある人のほうがよいでしょう。

またパーソナルトレーナーの場合、お客さまと「1対1」で接していくため、人が好きで、相手の悩みや困りごとにもしっかり耳を傾けることができ、相手に寄り添って手助けすることに喜びを感じられる人に向いている仕事だといえます。

パーソナルトレーナー志望動機・目指すきっかけ

一人ひとりのお客さまと深く向き合いたい

パーソナルトレーナーを目指す人は、もともとスポーツが好きだったり、ボディメイクやヘルスケアに興味があるといった人が多いです。

自分自身が継続的なトレーニングや食事に気を付けることで身体が変わった経験をきっかけに、さまざまな身体づくりの悩みを抱える人をサポートしたいという思いが強くなったと話す人もいます。

とくに集団を指導するトレーナーとは異なり、1対1で深くお客さまと向き合っていくという点に魅力を感じ、パーソナルトレーナーを志望する人が多いようです。

パーソナルトレーナーの雇用形態・働き方

会社に雇われるか、フリーランスになるか

パーソナルトレーナーとしてフィットネスジムなどに雇われる場合は、正社員、契約社員、アルバイト・パートのいずれかの働き方が中心です。

ある程度の経験や知識を身につけていくと、フリーランスとして個人で活動する人もいます。

なかには本業は会社員として別の仕事をし、夜間や会社が休みの土日だけフリーのパーソナルトレーナーとして活動するような人もいます。

個々のライフスタイルに合わせた働き方ができることは、パーソナルトレーナーの特徴といえます。

パーソナルトレーナーの勤務時間・休日・生活

お客さまの予約に応じて決まる場合もある

パーソナルトレーナーの勤務時間や休日は、固定の場合もあれば、お客さまの予約状況に応じて決まる場合もあり、働き方や人によって変わってきます。

フィットネスジムなどに所属する場合には、そのジムの営業時間や定休日などに合わせて、事前に決められた時間で働くことが多いようです。

一方、フリーランスになれば個々のお客さまとトレーニングの日程を決め、その時間に合わせて働くのが一般的です。

ただし、お客さまと接していない時間にも業務に関連する勉強をしたり、自分の身体を鍛えたりして過ごす人も多くいます。

パーソナルトレーナーの求人・就職状況・需要

都心部を中心に需要が拡大している

パーソナルトレーナーの需要は、とくに都心部のフィットネスクラブやスポーツジムを中心に高まっています。

この仕事では専門知識や技術も必要になりますが、現場経験が何よりも重視されるため、学生時代にフィットネスクラブなどでアルバイトをしていると就職時に有利になることがあるかもしれません。

大手企業では定期的な新卒採用を行っているところもありますが、給料や待遇面の条件がよい場合は倍率が高くなりがちです。

未経験からでもスタートできる仕事ですが、体育大学出身者やスポーツ専門学校の卒業者は歓迎されやすいでしょう。

パーソナルトレーナーの転職状況・未経験採用

未経験者や異業種からの転職希望者も働ける

パーソナルトレーナーの需要拡大により、最近では未経験者や異業種からの転職希望者を採用するフィットネスクラブやスポーツジムが増えています。

社内研修や教育制度が充実している会社であれば、一からパーソナルトレーナーに必要なことを覚え、現場デビューすることが可能です。

ただし、未経験者や経験が浅い場合にはアルバイトからスタートし、実力と実績に応じて正社員へ登用されるといったしくみの会社もあるため、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。

パーソナルトレーナーの現状と将来性・今後の見通し

お客さまの多様なニーズに応えられる人は活躍できる

個々のライフスタイルやニーズに合うトレーニングメニューを提供できるパーソナルトレーナーは、近年、急激に需要が拡大している職業のひとつだといえます。

高いレベルでの専門知識や技術を持ち、一人ひとりのお客さまに親身になって接することができるパーソナルトレーナーとなれば、就職はもちろん、独立して自分の力でバリバリと活躍することが可能です。

なお、最近ではダイエットや美容目的でパーソナルトレーナーをつけたいと考える女性客も増え、女性トレーナーの需要も増しています。

性別関係なく、人気と実力次第でいかようにも活躍できる職業だといえます。