サッカー選手の給料・年収・年俸

サッカー選手の年収の仕組み

A契約からC契約まで契約形態によって収入が異なる

サッカー選手は所属チームと契約を結び、シーズンごとに1年の報酬が決まる「年俸制」をとっています。

プロ野球と違ってJリーグでは、選手の年俸高騰によってクラブの経営状況を悪化させないために、契約に関するルールが細かく決められています。

Jリーガーの契約はA契約、B契約、C契約の3種類に分かれており、トップ選手はA契約を結ぶことが可能です。

A契約は1チーム25人までという制限があり、年俸の上限がないのはA契約の選手だけです。

B契約とC契約は年俸の上限が480万円と決められており、新人選手の場合、通常はC契約を結びます。

C契約の選手は、公式戦において規定の出場時間をクリアすれば、A契約を交わせます。

規定の出場時間はJ1が450分(5試合のフル出場に相当)、J2が900分(10試合のフル出場に相当)などです。

C契約は在籍4年目以降の選手とは交わせないため、新人選手は3年間で一定の結果を残さなければなりません。

人気選手であれば副収入もさまざまにある

プロ野球選手と同様にサッカー選手も人気がありますから、トップ選手であれば副収入を得る方法も多数です。

たとえば、スポーツメーカーなどとスポンサー契約を結び、テレビCMに広告塔として出演すればCM出演料が入ります。

そのほか、日本代表クラスのトップ選手は、サッカー雑誌などの取材や本の出版、オフシーズンのテレビ出演など、さまざまな副収入を手にできます。

サッカー選手の平均年収・収入

平均年俸はクラブの規模や経営状況によってかなり異なるため一概には言えませんが、2020年シーズンのJ1リーグの平均年俸は3,446万円です。

2020年現在、J1で所属選手の総年俸額が最も高いのは楽天を親会社にもつヴィッセル神戸で、47億3,060万円です。

しかし、ヴィッセル神戸は、世界的なスター選手であるアンドレス・イニエスタ選手に32億5,000万円という破格の年俸を払っているため、これは例外的な金額といえます。

2位は浦和レッズの15億7,680万円、3位は名古屋グランパスの14億5,860円と続いています。

一方で、総年俸額がもっとも低い大分トリニータは3億5,710万円ですから、J1のクラブの中でもかなりの格差があるのが実情です。

J2、J3となればさらに年俸額は下がり、プロサッカー選手とはいっても副業をしなければならない状況の選手も少なくありません。

サッカー選手のトップ選手の年収

年俸5億円以上の選手も複数いるプロ野球と比較すると、サッカー選手の年俸額は低いです。

2020年シーズン、J1リーグで年俸が1億円を超えているのは22人で、そのうち日本人選手は11人です。

日本人の最高年俸選手はヴィッセル神戸の酒井高徳選手で、1億4,000万円となっています。

J1リーグでプレーする日本人は主力選手で年俸1,000万円~5,000万円程度の選手が多く、1億円近くもらえるのは限られた人気選手のみです。

ヨーロッパのトップリーグでプレーしている選手は、年俸2億円以上の選手も珍しくはありません。

本田圭佑選手、長友佑都選手、酒井宏樹選手などの日本代表クラスの選手は、いずれも推定年俸2億円を超えています。

日本代表レベルのトップ選手であればスポンサー契約で数千万から数億円の収入がある選手も存在します。

サッカー選手の待遇の特徴

サッカー選手は基本的にチームに入団する際の契約金がなく、引退後の退職金や年金などの制度も現状では用意されていません。

今後、日本代表経験者を対象にした年金制度がつくられる予定ですが、現状ではプロ野球と比べると待遇面で不安定な面があるのは否めません。

一方で、サッカー選手の場合は基本的に試合給や勝利給といったボーナスが用意されており、試合に出場したり勝利したりすることで基本給以外の収入が得られます。

チーム内での競争に勝ってレギュラーポジションをつかみ、試合に出場して勝利に貢献するプレーを続けていれば、インセンティブの収入が期待できます。

これは、サッカー選手のモチベーションにつながります。

いまのところ、プロ野球よりも歴史の短いJリーグは、全体としてはやや待遇面で劣るのが実情です。