「棋士」とは

棋士_画像

日本将棋連盟に所属し、リーグ戦、タイトル戦などの将棋の対局で勝利を目指す。

棋士とは日本将棋連盟に所属し、将棋の対局にて、報酬を得る仕事です。

リーグ戦や各種タイトル戦、大会に出場することにより、対局料・賞金等を獲得し生活します。

対局に勝ち続ければ、年間で1億円を稼ぐことも可能です。

棋士になるにはまず奨励会というところに入会し、そこでライバルと切磋琢磨しプロを目指します。

そこからプロになれるのは原則年間2名。

棋士になるだけでも大変厳しい世界です。

もちろん棋士になってからも常に真剣勝負。

常に勝つことを求められます。

将棋は精神力・体力・そして頭脳を要求される大変激しい競技なのです。

また一方で将棋という日本の伝統文化の振興の一助を担うという使命もあります。

近頃では、「女流棋士」の制度も活況を帯びてきており、新たな流れも生まれつつあります。

「棋士」の仕事紹介

棋士の仕事内容

将棋の対局で勝利して名人を目指す

棋士とは、日本将棋連盟に所属し、将棋の対局で報酬を得る人のことをいいます。

名人を頂点とするプロ棋士が争うリーグ戦で対局をおこない、名人を目指すことが基本的な活動です。

リーグ戦のほかにも各タイトル戦やトーナメント戦などに出場し、それらの対局料や賞金で生計を立てます。

将棋の対局で勝ち続け、優勝を目指すのがプロ棋士の主な仕事です。

対局は多くて年に70回程度となるのが一般的で、それ以外の日は研究会などに参加して技術の向上に努めます。

将棋で勝たなければ対局の機会も増えず賞金も得られないため、棋士にとっては対局の準備も重要な仕事の一つです。

また、指導対局やタイトル戦などでの解説、子供の将棋教室やアマチュア向けの大会の開催など、人々へ将棋を広める活動も積極的におこなっています。

棋士の就職先・活躍の場

日本将棋連盟に所属して対局をおこなう

プロ棋士として活躍するには、まず日本将棋連盟の奨励会に入会し、四段以上になる必要があります。

四段以上になると日本将棋連盟に所属するプロ棋士として認められ、順位戦と呼ばれるリーグ戦にて名人を目指すことになります。

ほかにも棋戦と呼ばれるタイトル戦やトーナメント戦に出場して対局料や賞金の獲得を目指します。

将棋界にはアマチュアも存在しますが、プロ棋士には独自の段級位制があるため、アマチュアからプロへの転向はほとんどありません。

棋士の1日

対局がある日の棋士の1日

棋士の1日は対局がある日とない日で大きく異なります。

ここでは対局のある日の1日をご紹介します。

8:00 起床、朝食
前夜に対戦相手の戦法を分析するため就寝が深夜になることも多いですが、対局場所はたいてい東京・千駄ヶ谷の将棋会館なので、東京近郊在住の棋士は朝もゆっくりできます。
地方在住の場合は、前夜からホテルに宿泊します。

9:00 自宅を出る
対局の30分前に将棋会館に入り、気持ちを落ち着かせます。
目上の棋士が対戦相手の場合、先に入室して待ちます。

10:00 対局開始
全神経を研ぎ澄ませ、対局に臨みます。

18:00 対局終了
早ければ17時ごろに終了することもありますが、深夜まで及ぶことも珍しくありません。
食事を済ませて帰宅し、自宅で対局を振り返って反省点や改善点を確認します。

棋士になるには

奨励会へ入会して四段を目指す

プロ棋士になるには、まず日本将棋連盟の「奨励会」に入会する必要があります。

入会の際には試験が実施されますが、基本的に試験の資格が与えられるのはプロ棋士の推薦を受けた人か、アマチュア大会で好成績を残した19歳以下の人に限られます。

奨励会の三段リーグで上位2位以内に入り四段に昇段するとプロ棋士になることができます。

奨励会の昇段には年齢制限があるため、入会できてもプロになる人はほんの一握りです。

奨励会へは小学校高学年から中学生ごろに入会する人が多いようです。

棋士の資格・試験の難易度

奨励会への入会・昇段は簡単ではない

棋士の世界には段級位制が存在します。

棋士になるには日本将棋連盟の奨励会に入会し、奨励会員として6級から三段まで昇段し、さらに成績を収めると四段となりプロデビューを果たします。

奨励会で段位を上げる過程には年齢制限があます。

基本的には26歳までに四段になれなければ退会となるため、奨励会に入会してもプロ棋士になる人はほんのわずかです。

将棋連盟に所属していないアマチュアの対局者は「選手」と呼ばれ、プロ棋士へ転向する機会はほとんどありません。

棋士の給料・年収

対局料と賞金が主な収入源

棋士の収入は対局によって得られる対局料や賞金が基本となります。

タイトル戦やトーナメント戦などに出場すると数十万円〜数百万円程度の対局料が支払われます。

勝ち進むにつれて金額が上がっていき、上位の入賞者には賞金も出ます。

対局料と賞金のほかにも、将棋道場での指導料やイベント・テレビ出演料、書籍の印税、
講演料などによる副収入を得ることも可能です。

トップ棋士のなかには年収1億円を稼ぐ人もいますが、そこまでたどり着くには相当な努力が必要となるでしょう。

棋士のやりがい、楽しさ

棋士同士の対局に勝利すること

棋士が最もやりがいを感じるのは、やはり棋士同士の対局に勝った時です。

子どものころから将棋が特別に強く、さらに厳しい段級位制を勝ち抜いてプロとなったのが棋士と呼ばれる人たちです。

そんな棋士同士の対局は、棋士のプライドを賭けた戦いともいえるでしょう。

トップクラスが集まる将棋の世界に身を置いて、棋士同士の対局に勝つというのは非常に大きなやりがいとなります。

また、棋士の収入は対局の結果によって左右されます。

対局に勝つことがそのまま収入につながるところに魅力を感じる人も多いです。

棋士のつらいこと、大変なこと

対局の勝ち負けで収入が決まる

棋士の基本的な収入は、対局料と賞金です。

大きなタイトルを持つ有名棋士ともなれば約1億円の年収を得ることも可能ですが、その反面、対局に勝てない棋士の収入は低くなります。

新人棋士や収入の少ない棋士の平均年収は300〜400万円程度といわれており、若いサラリーマンの収入とあまり変わりません。

対局で稼げない棋士のなかには、将棋教室を開いたり、愛好家の集まりなどで指導をしたりといったアルバイトを掛け持つ人もいます。

アルバイトに時間と労力を取られて自分の腕を磨くことができず、対局でも結果を残せないという悪循環に陥ることもあります。

棋士に向いている人・適性

将棋への情熱と勝つための向上心

将棋の対局は一見すると静かで地味なものですが、対局中の棋士の心中は闘志に燃えています。

昔ある将棋の対局中に口を挟んで邪魔をした人の首が切られてさらされたという伝説があるほど、将棋の対局は一対一の真剣勝負です。

将棋に対する情熱にあふれ、一局一局に没頭できる集中力と「誰にも負けない」という強い意欲を持った人が向いています。

また、プロになった後も棋譜の研究や勉強は欠かせないため、探究心も必要となるでしょう。

棋士の雇用形態・働き方

日本将棋連盟に所属して対局料を得る

棋士は日本将棋連盟に所属し、将棋の対局を通して対局料や賞金を得ます。

対局は多くても年に70回ほどで、対局のない日は棋士同士の「研究会」へ参加するなどして腕を磨きます。

有名棋士になればタイトル戦の解説や講演など、さまざまな仕事が入ってきます。

対局に勝つことができないと収入も低くなるため、騎士のなかには将棋教室や企業サークルの指導といったアルバイトを掛け持つ人もいます。

ひと言でプロ棋士といっても、対局の勝敗によって働き方は大きく異なるでしょう。

棋士の勤務時間・休日・生活

対局のない日は将棋の研究に励む

将棋棋士の本業は対局に臨むことです。

順位戦に出場して名人を目指しながら、タイトル戦やトーナメント戦などの棋戦に出場して対局料と賞金を稼ぐのが仕事です。

ところが、対局は多くても年に70回ほどしかありません。

1年のうち対局のない300日は自由ということになりますが、棋士はそのほとんどの時間を将棋の研究に当てています。

対局に勝つための準備も含めて棋士の仕事だといえます。

ほかにも将棋教室などで指導をしたり、イベントや講演に呼ばれたりすることもあり、対局がない日も忙しく過ごすことになるでしょう。

棋士の現状と将来性・今後の見通し

将棋の魅力を幅広い層へ伝えていく

棋士は対局をおこなうのが主な仕事ですが、同時に日本の伝統文化である将棋を普及し、その文化を守り続けていくことも大切な役目です。

テレビゲームやインターネットといった新しい遊び方が主流となっている現代では、子ども達が将棋に触れる機会も少なくなっています。

今後はいかに将棋の文化を存続させ、盛り上げていけるかが課題となるでしょう。

近年では女流棋士の立場を確立したり、ファミリー層との交流会を開催したりすることで、より多くの人々へ将棋の魅力を伝えようとする動きも強くなっています。