サッカー選手のセカンドキャリア・引退後の生活

サッカー選手の引退の理由

プロのアスリートですから、引退の理由は思うようなパフォーマンスを出せずにチームから必要とされなくなることによることが多いです。

年齢から来るおとろえによる場合もあれば、大きな怪我によってプレーの質が落ちてしまうケースもあります。

女子選手の場合は、結婚や出産をきっかけに現役を引退する選手もいます。

引退の理由は他の競技のプロ選手と同様ですが、サッカー選手の場合は「職場」が多いため、現役を続けたい気持ちがあればプレーするチームを探すことは可能です。

たとえばプロ野球であればチーム数は12球団と限られていますが、JリーグはJ3まで含めて56ものクラブが存在しています。

さらに、サッカーの場合はアジア諸国など海外にもプロリーグがあるため、どうしてもサッカー選手として生きていきたい場合は挑戦できる選択肢が数多くあります。

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サッカー選手の引退年齢

引退というと、40歳くらいのベテランの選手が現役から退くことを想像するかもしれませんが、その年齢まで現役を続けられるのはごく一部の選手だけです。

サッカー選手が引退する年齢で一番多いのは、21歳~25歳です。

高校や大学を卒業したタイミングで入団し、3シーズン目が出なければ戦力外となって現役を引退する選手も多くいます。

20代の前半で、若くして第2の人生を歩み始めることになるサッカー選手は少なくありません。

サッカー選手のセカンドキャリア

指導者やクラブスタッフになる

引退した選手は、やはりサッカー関連の仕事につくことが多いです。

選手として実績のある人であれば所属していたクラブに残って監督やコーチ、下部組織のコーチやスカウト、強化スタッフなどになる人もいます。

その他ではサッカースクールやフットサルチームなどのコーチ、中学や高校、大学のサッカー部の指導者になる人も多くいます。

学校のサッカー部で指導者となる場合は人脈で誘われることが多いといわれるものの、大学で教員免許を取得していた選手のほうが教員として採用されやすく、やや有利です。

日本代表レベルで活躍した選手であればテレビやラジオ、新聞の解説者やコメンテーターとなったり、タレントになる人もいます。

サッカーとは別の道へ進む人も多い

若くして引退した場合はJリーグでの実績があまりないため、サッカー関係の仕事に就くのが難しい場合もあります。

20代前半で引退した人は大学へ入りなおしたり一般企業に就職したりと、サッカーとはまったく別の道を選択する人もいます。

Jリーグではそういった選手の第2の人生(セカンドキャリア)をサポートするため、「キャリアサポートセンター」を設立しました。

新人研修を始め、2、3年目の選手に対するリフレッシュ研修、さらには職業訓練のサポートなども行っており、戦力外通告を受けた選手の相談にも乗ってくれます。

そこで自分の将来についてじっくり考え、サッカーとは別世界へ進む人もいます。

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サッカー選手が引退前に準備しておくこと

引退後になんらかのかたちでサッカーの指導を行う可能性は高いですから、現役時代に指導者のライセンスをとっておいて損はありません。

日本サッカー協会では定期的に指導者養成講習会を実施しており、講習会の修了者には公認ライセンスが与えられます。

現役引退を考え始めたら、日本サッカー協会の指導者養成講習会に参加する人も多いです。

ライセンスのランクによって指導できる対象が決まっており、たとえばC級ライセンスを持っていれば、地域のチームやサッカースクールで12歳以下の子どもたちを指導できます。

B級ライセンスがあれば高校生以下の指導ができ、A級ライセンスで一般チームの監督に就けます。

最上級の指導者ライセンスであるS級を持っていれば、Jリーグのトップチームの監督や日本代表監督に就任することも可能です。