なでしこジャパンに入るには

WEリーグ(旧なでしこリーグ)で活躍する

女子日本代表は、「なでしこジャパン」の愛称で呼ばれています。

2011年6月に開催された女子ワールドカップ・ドイツ大会で初優勝を果たし、日本政府から国民栄誉賞が授与されました。

「なでしこジャパン」という愛称は同年の流行語大賞にも選ばれ、空前の大ブームとなりました。

なでしこジャパンに入るには、女子日本代表監督に実力を認めてもらわなければいけません。

最近のなでしこジャパンに選出される選手は、ほとんどが「なでしこリーグ」のチームか、海外のクラブチームに所属しています。

海外のクラブチームでプレーする選手も、元はなでしこリーグでプレーしていました。

2021年からは女子のプロリーグ「WEリーグ(ウィーリーグ)」がスタートして日本のトップリーグとなるため、今後は主にWEリーグに所属している選手からなでしこジャパンが選出されることになります。

なでしこジャパンに入るには、WEリーグで活躍をして代表監督に実力を認められることが必要です。

高校や大学で活躍してWEリーグに入る

日本のトップリーグであるなでしこリーグでプレーするには、いくつかのルートがあります。

このルートは2021年にスタートするWEリーグでも基本的に変わりません。

おもなルートの一つは、男子選手と同様で高校や大学でのプレーが認められて入団のオファーを受けるケースです。

ほとんどの選手が小学生のときに学校のクラブでサッカーを始め、高校や大学では多くの選手が女子サッカー部のある学校へ進学します。

そこでのプレーが認められて、なでしこリーグ所属のチームに誘われるパターンです。

プロ野球のドラフト会議のような制度はなく、Jリーグと同様にクラブと選手が自由に契約の交渉をして入団できます。

高校や大学時代から、U-18女子日本代表やユニバーシアード女子日本代表といった世代別の代表チームに選出されていれば、なでしこジャパンにも招集される可能性が高くなります。

WEリーグ所属クラブの下部組織から昇格する

なでしこリーグに所属するチームには、たいてい下部組織があります。

WEリーグに参入するクラブも下部組織をもつことになりますから、小学生や中学生の段階で入団してトップチームまで昇格すればプロ契約を結べます。

とくに有名なのは、日テレ・ベレーザの下部組織である「メニーナ」です。

女子サッカー界のレジェンドである沢穂希選手や宮間あや選手、岩渕真奈選手といったなでしこジャパンのスター選手は、いずれも中学生のときにメニーナに入団しました。

その後、トップチームに昇格してリーグ戦で活躍し、なでしこジャパンに選ばれています。

近年では、高校のサッカー部出身者とクラブチームの下部組織出身者の割合は、五分五分に近い状況となっています。

JFAアカデミー福島から入団する

2012年から新たなルートとなったのが、「JFAアカデミー福島」からなでしこリーグのチームへ入団するケースです。

JFAアカデミー福島は、日本サッカー協会が設立したエリート選手育成機関です。

選手は中学1年で入所し、アカデミー近くの中学や高校に通いながら6年間の一貫教育を受けます。

生活場所は専用の寮です。

授業はサッカーはもちろん、英会話や論理的思考、リーダー教育、マナー講習まで行われています。

遠征や用具などサッカーに関わる費用は、日本サッカー協会が負担してくれます。

2012年3月に第1期生が卒業し、なでしこジャパンに招集される選手も出ています。