「プロボクサー」とは

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JBCのライセンスを取得したのち、ボクシングの試合に出場してファイトマネーを稼ぐ。

プロボクサーとは、ボクシングの試合をすることでファイトマネーを稼ぐスポーツ選手のことです。

プロボクサーになるには、まず、ボクシングジムに所属して練習生として基本を身につける必要があります。

そして、日本ボクシングコミッション(JBC)のプロテストを受けてライセンスを取得すると、プロボクサーとして試合ができます。

しかし、「プロ選手」といっても、ファイトマネーだけで生活ができるのは、日本チャンピオンや世界チャンピオンクラスだけです。

ほとんどの選手が仕事やアルバイトをしながら、日々のトレーニングに励んでいます。

それでも世界チャンピオンになれば、プロ野球やプロゴルフの一流選手と同程度の収入が期待できますし、自分の実力しだいで国民的ヒーローにもなれる夢のある職業です。

「プロボクサー」の仕事紹介

プロボクサーの仕事内容

ボクシングの試合をする

プロボクサーの仕事は、リングでボクシングの試合を行うことです。

プロボクサーとして日本で試合を行うには、日本ボクシングコミッション(JBC)のライセンスを取得する必要があります。

ボクサーの体重によって、行われる試合は17階級(女性は団体によって異なる)に分かれています。

選手によっては、体重を制限内におさめるため、厳しい食事制限と激しいトレーニングによる過酷な減量をすることもあり、プロボクサーは、日頃から自分の体重を量り、わずかな増減にも敏感なことも仕事のうちです。

もちろん日々のトレーニングも仕事の内で、練習を欠かすことはできません。

さらにボクシングの人気を高めるために、マスコミやイベントへの出演することも大切な仕事です。

プロボクサーの就職先・活躍の場

ボクシングジムに所属する

プロボクサーになるためのテストを受けるには、日本プロボクシング協会(JPBA)に加盟するボクシングジムに所属しなくてはなりません。

そのため、プロボクサーはボクシングジムに所属することになります。

プロボクサーとして活躍する年間の試合数は、3試合から5試合程度です。

ボクシングの試合では頭や内臓への負担が大きく、試合間隔に関する決まりが細かく定められているためです。

そのため、野球やサッカーなどと違いプロボクサーにとっては1試合の重みが非常に高いものとなっています。

プロボクサーの1日

アルバイトをしている人がほとんど

プロボクサーは給料が少ないため、アルバイトをして生計を立てている人がほとんどです。

今回は、アルバイトをしながらプロボクサーとして活動している人の例をご紹介します。

6:00 起床
ロードワークで汗を流す

9:00 アルバイトへ
日中アルバイトをする人もいれば、日中にトレーニングをして夜間アルバイトをする人など生活スタイルは人それぞれです

17:00 アルバイト終了
そのままボクシングジムへ向かう

18:00 トレーニング
体操から縄とび、シャドーボクシング、ミット打ちなどをこなす

21:00 帰宅

プロボクサーになるには

ボクシングジムの練習生になる

プロボクサーになるには、日本ボクシングコミッション(JBC)のプロテストを受けてライセンスを取得する必要があります。

プロテストを受けられるのは、17歳から32歳までの男女で、日本プロボクシング協会(JPBA)に加盟するボクシングジムに所属している者です。

プロボクサーになるには、日本プロボクシング協会(JPBA)に加盟するジムに所属して、ボクシングの基本を身につける必要があるということです。

プロをめざしてトレーニングする人は「練習生」と呼ばれ、週5、6日はジムに通い、トレーニングする必要があります。

プロボクサーの資格・試験の難易度

ボクサーのプロテスト

プロテストは、筆記と実技で行われます。

特に重視されるのが実技で、受験生が2人1組になって2R(1Rは2分30秒)のスパーリングを行います。

勝ち負けは関係なく、ボクシングの攻撃と防御の基本がしっかり身についているかどうかが審査されます。

ボクシングジムの練習生になってから、早い人で3ヵ月、一般には半年から1年でプロテストに合格する人が多いようです。

ただしプロボクサーには17歳から36歳までという年齢制限があるため、37歳になると自動的に失効します。

プロボクサーの給料・年収

給料はファイトマネーのみ

プロボクサーは、基本的に給料がありません。

ボクサーとしての収入は、試合をすれば得られるファイトマネーだけです。

その試合に勝っても、負けても、契約したファイトマネーの額は変わりません。

ファイトマネーで生活ができるのは、日本チャンピオン以上といわれ、日本チャンピオンになると1試合のファイトマネーが100万円前後になるといわれています。

しかしほとんどのボクサーは、ファイトマネーだけでは生活できず、兼業やアルバイトをしているのが現状です。

プロボクサーのやりがい、楽しさ

自分の強さが仕事になる

プロボクサーのやりがいは、何と言っても、完全な実力主義というところでしょう。

強ければ強いほど、多くの人の注目を集めることができますし、高い収入を得ることができます。

世界チャンピオンを何度も防衛するような実力があれば、ファイトマネーに加えてテレビやイベント、CMなどへの出演料などで年収は1億円を超え、ほかのスポーツ選手にも引けを取らないといわれています。

プロボクサーは強くて、スター性があれば、世界のスポーツ選手でもトップクラスの収入を得ることができます。

プロボクサーのつらいこと、大変なこと

ファイトマネーだけでは生活ができない

プロボクサーにとって最も大変なことは、やはりファイトマネーだけでは十分な収入にならないということでしょう。

日本チャンピオンを何度も防衛して、ようやく生活できる収入にはなるといわれますが、現実には、世界チャンピオンになるまでアルバイトを続けている人も多くいます。

またボクサーにとっては、減量も大きな苦労の一つです。

禁酒や食事制限もする一方で、厳しいトレーニングを続けることで体重を落としていくため、ストイックな人でなければ耐えることができないでしょう。

プロボクサーに向いている人・適性

ハングリー精神や闘争心をもつ人

プロボクサーに向いているのは、まず、ボクシングが大好きな人です。

でも、ボクシングが好きなだけなら、練習生としてトレーニングをしているだけで満足という人もいるでしょう。

実際、プロテストを受けない練習生も少なくありません。

プロボクサーとして、相手に勝つことや日本チャンピオン、世界チャンピオンをめざそうと思えば、ボクシングが好きなことに加え、ハングリー精神や闘争心が必要です。

自分の実力をもっと試したい、もっと強い人と一戦交えてみたいというハングリー精神のある人がプロボクサーに向いているでしょう。

プロボクサー志望動機・目指すきっかけ

志望動機よりも続けられるかどうか

プロボクサーになるのに、志望動機を問われることはありません。

プロボクサーになるには、日本プロボクシング協会に加盟するボクシングジムに入門し、練習生になる必要がありますが、入門の際に志望動機を聞かれることはまずないでしょう。

現実に、ボクシングが大好きだからという理由や、いじめを受けた人がボクシングで強くなって加害者を見返したいという理由の人もいます。

ボクシングを始めるきっかけは何でもいいのですが、問題は厳しいトレーニングを続けられるかどうかです。

その覚悟はしっかりと持っておく必要があります。

プロボクサーの雇用形態・働き方

37歳を超えてどう生きるか

プロボクサーは、37歳になるとライセンスが失効して現役引退となります。

引退後はタレントや俳優、ジムの経営者、コーチ、飲食店の経営などに転身する人もいますが、世界チャンピオン経験者や特に人気の高かった選手など一部の人に限られ、現役時代に従事していた他の仕事やアルバイトをそのまま続ける人もいます。

また、試合中のケガで手足が不自由になったり、視力を失ったりして急遽ボクシングを引退することもあります。

そうなればボクシングを続けられないため、「引退後どう生きるか」を考えなくてはなりません。

プロボクサーの勤務時間・休日・生活

トレーニングとアルバイトの毎日

プロボクサーの試合数は、1年間に3試合から5試合と試合数が少ないため、毎日の生活はトレーニングが中心になります。

一般的なプロボクサーの日々は、おもに道路を走るロードワーク、ジムでのトレーニング、そして仕事(アルバイト)の3つを繰り返します。

1日のスケジュールがどのようになるかは、その人の仕事内容や生活スタイルによって変わってきます。

ボクシングの試合日が決まると、その日に最高のコンディションでリングに上がれるように、トレーニング内容を精査し、減量に励むのです。

プロボクサーの現状と将来性・今後の見通し

人気が下火になりつつある

ボクシングが国民的な人気を得ていた1960年代から70年代を頂点に、人気は下火になりつつあります。

しかし、昔もいまも「強さへのあこがれ」をもって多くのプロボクサーを目指す人がトレーニングに励んでいます。

ボクシングの世界は、将来的にも実力次第の世界で、苦しい生活を強いられるという点では変わらないでしょう。

ただし学歴や経歴に関係なく自分の腕一本で高収入を得られたり、国民的ヒーローにもなれたりする夢のある職業は、今後も多くの人を惹きつけていくことでしょう。