精神保健福祉士国家試験の難易度・合格率

精神保健福祉士国家試験の難易度

合格率はだいたい6割程度

毎年1回という限られたチャンスで合否が決まる、精神保健福祉士国家試験の合格率を見てみましょう。

例年の合格率は、ほぼ60%前後となっています。1年に約7,000人の受験生がおり、そのなかでパスするのは約4,000人です。

合格者のうち男性の割合が3割、女性が7割ほどで、女性の合格者が多いことが目立ちます。

また、保健福祉系大学を卒業して受験した人は全体の約4割である一方、実務経験等を経て養成施設を卒業して臨んだ受験者の割合は約6割となっています。

公表されている学校別合格率を見ると、とくに保健福祉系4年制大学は、合格率100%の数字を出しているところも少なくありません。決して簡単な試験ではありませんが、しっかりと勉強をしていれば、合格はそこまで難しくないといえます。

なお、「社会福祉士」の国家資格を持っていれば、一部の試験が免除されます。そのため、社会福祉士と精神保健福祉士の両方の資格を持つ人も少なくありません。

全体の合格者のうち、約半数は20代で合格していますが、30代、40代の合格者も4割弱のウェイトを占めています。

受験資格のひとつとして、実務経験が条件となるルートも用意されている精神保健福祉士の試験ならではといえるでしょう。

精神保健福祉士になるには

実際の合格ラインとは

精神保健福祉士国家試験の合格基準は公表されているため、ぜひ参考にしましょう。

合格のためには、大きく2つの条件をクリアする必要があります。

まず、試験問題全体の得点のうち60%に達することが合格の目安となっています。そこに、問題ごとの難易度によっての調整が考慮されます。

そして、この60%以上の得点者のなかで、16科目ある試験科目のすべてにおいて得点があった場合に合格となります。

具体的な試験の配点は1問1点で、満点は163点です。なお、試験科目について一部免除を受けた受験者(精神保健福祉法施行規則第6条により規定)であれば配点が変わり、1問1点で満点は80点となっています。※平成28年6月時点

精神保健福祉士国家試験の受験者数・合格率

精神保健福祉士受験者数の推移

精神保健福祉士国家試験の受験者数は、7,000人〜8,000人の間を推移しています。平成27年度の受験者数は、前年より若干減少し7,173人となりました。
精神保健福祉士国家試験受験者数_27

精神保健福祉士合格率の推移

精神保健福祉士国家試験の合格率は、例年60%前後を推移しています。平成27年度の合格率は61.6%となりました。
精神保健福祉士国家試験合格率_27

平成27年度 精神保健福祉士国家試験 合格者の男女比

平成27年度の精神保健福祉士国家試験の男女別合格者数は、男性1,450人、女性2,967人で、比率にすると男性32.8%、女性67.2%となっています。
精神保健福祉士国家試験合格者男女比率_27

平成27年度 精神保健福祉士国家試験 受験資格別合格者比率

平成27年度の精神保健福祉士国家試験の受験資格別合格者数は、養成施設卒業者が2,686人、保健福祉系大学等卒業者が1,731人となっています。
精神保健福祉士国家 受験資格別合格者数_27

平成27年度 精神保健福祉士国家試験 年齢別の合格者数

平成27年度の精神保健福祉士国家試験年齢別の合格者数は、30歳以下が2,117人で最も多くなっています。31歳〜40歳は950人、41歳〜50歳は782人、51歳〜60歳は447人となっています。
精神保健福祉士国家年齢別合格者数_27

平成27年度 精神保健福祉士国家試験の概要

試験日 平成28年1月23日(土曜日)、1月24日(日曜日)
申込書受付 平成27年9月10日(木曜日)から10月9日(金曜日)
試験地 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県
受験資格 1.4年制大学で指定科目を修めて卒業した方
2.2年制(又は3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した方
3.精神保健福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した方
4.精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)した方
試験科目 精神疾患とその治療、精神保健の課題と支援、精神保健福祉相談援助の基盤、精神保健福祉の理論と相談援助の展開、精神保健福祉に関する制度とサービス、精神障害者の生活支援システム、人体の構造と機能及び疾病、心理学理論と心理的支援、社会理論と社会システム、現代社会と福祉、地域福祉の理論と方法、福祉行財政と福祉計画、社会保障、障害者に対する支援と障害者自立支援制度、低所得者に対する支援と生活保護制度、保健医療サービス、権利擁護と成年後見制度
合格基準 1 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
2 1を満たした者のうち、試験科目16科目群(ただし、(注意2)に該当する者にあっては、5科目群。)の各科目群すべてにおいて得点があった者。
[1] 精神疾患とその治療
[2] 精神保健の課題と支援
[3] 精神保健福祉相談援助の基盤
[4] 精神保健福祉の理論と相談援助の展開
[5] 精神保健福祉に関する制度とサービス、精神障害者の生活支援システム
[6] 人体の構造と機能及び疾病
[7] 心理学理論と心理的支援
[8] 社会理論と社会システム
[9] 現代社会と福祉
[10] 地域福祉の理論と方法
[11] 福祉行財政と福祉計画
[12] 社会保障
[13] 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
[14] 低所得者に対する支援と生活保護制度
[15] 保健医療サービス
[16] 権利擁護と成年後見制度
(注意1)配点は、1問1点の163点満点である。
(注意2)精神保健福祉士法施行規則第6条の規定による試験科目の一部免除を受けた受験者にあっては、配点は、1問1点の80点満点である。
合格率 61.6%(平成27年度)
合格発表 3月15日(火曜日)
受験料 ・精神保健福祉士のみ受験する場合:13,250円
・精神保健福祉士と社会福祉士を同時に受験する場合:17,510円(=精神10,680円+社会6,830円)
・精神保健福祉士の共通科目を免除して受験する場合:10,560円
詳細情報 社会福祉振興・試験センター

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