福祉住環境コーディネーターの難易度・合格率

福祉住環境コーディネーター資格とは

福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障害者に対して住みやすい住環境を提案するアドバイザーです。

医療・福祉・建築について幅広い知識を身につけ、各機関とも連携をとりながらクライアントに適切な住宅改修プランを提示できる知識やスキルを証明します。

福祉住環境コーディネーターの受験資格

学歴・年齢・性別・国籍による受験制限はありません。

2級からの受験や、2・3級の併願受験も可能でが、1級は2級合格者のみ受験可能です。

福祉住環境コーディネーターになるには

福祉住環境コーディネーターの難易度・勉強時間

福祉住環境コーディネーターの試験内容

試験の内容は「医療」「福祉」「建築」の3つの分野に関する知識が問われます。

三級の具体的な試験内容は、「少子高齢社会と共生社会への道」「福祉住環境整備の重要性・必要性」「生活を支えるさまざまな用具」などのテーマが出題されています。

二級になると「相談援助の実践的な進め方」や「生活行為別福祉住環境整備の手法」、一級になると「ユニバーサルデザイン環境の整備手法」「高齢者・要介護者向け住宅・施設の流れ」となります。

級が上がるごとに、より具体的で実践的な知識が問われることになります。

どの試験においても基本的には公式のテキストからの出題となるので、事前にしっかり出題範囲をカバーしておくことで合格の可能性は高まります。

福祉住環境コーディネーターの試験方法

三級と二級の試験は全てマークシート方式で出題され、どちらも制限時間は2時間となっており、70%以上の正解で合格することができます。

これに対して一級の試験は前半がマークシート方式、後半が記述式となっており、それぞれの試験が制限時間2時間で行われます。

テキストを暗記すれば合格できるというわけではなく、自分自身でしっかりと考えながら自分の言葉で説明できる能力が問われるので、試験対策はしっかりと取り組んだほうがよいでしょう。

難関試験であるぶん合格すれば自分の専門知識の深さをアピールする材料になるので、一度不合格でもあきらめず、コツコツと挑戦を続けることが大切です。

福祉住環境コーディネーターの合格率

三級と二級の合格率

最もやさしいとされる3級では、2019年に2回行われた試験を合計すると、実受験者は9,525人、そのうち合格者は5,524人で、合格率は58.0%でした。
三級の受験者は10,839人、合格者は4,483人で、合格率は41.4%とされています。

これに対して二級の実受験者は19,535人、合格者は7,366人で、合格率は37.7%とされています。

ただし、その年によって合格率は前後するので参考程度に考えておいたほうがよいでしょう。

参考:東京商工会議所検定試験情報 福祉住環境コーディネーター検定試験

一級の合格率

二級まで合格すると、最難関の資格である一級の検定試験を受けることができます。

2019年の一級の実受験者は383人、合格者は46人、合格率にするとわずか11.8%となります。

9割の人が不合格になっているという事実を考えると、福祉住環境コーディネーターの一級の試験は難関試験といえます。

福祉住環境コーディネーターは独学で目指せる?

独学のメリット

福祉住環境コーディネーターの試験自体は公式のテキストをベースに決められたテーマの中から出題されるので、決して独学では合格できないということはありません。

短期間で効率よく学びたいという人は通信講座で半年ほどかけて履修する人も多いようですが、自分のペースで学びたいのであれば独学を選択するのもよいでしょう。

通信講座のように費用もかからないので、できるだけ出費を抑えたいという学生や主婦にとっては金銭的なメリットもあります。

独学の注意点

福祉住環境コ―ディネーターはレベルによって試験が分かれており、初心者が受験することができるのは三級か二級のみということを知っておく必要があります。

上級試験である一級は二級の合格者しか受験することができないので、まずは三級か二級の合格をめざしましょう。

人によっては三級と二級のダブル合格をめざして試験を両方申し込むケースもあります。

ダブルで合格すれば一度で試験が終わるというメリットがありますが、そのぶん勉強しなければいけない範囲が増えるので、自分の勉強可能な分量を考慮したうえで受験内容を決めるとよいでしょう。