MRになるための学校(大学・学部・学歴)

文系出身者も活躍、ただし「大学卒業」が必須条件

医薬品情報担当者であるMRは医薬品情報のスペシャリストですので、薬学部や理系学部の出身者が有利と思われるかもしれません。

しかし、意外なようですが、現在活躍しているMRの半数以上が文系学部の出身です。

2013年のデータでは、薬学部12.0%、理系学部28.1%、文系学部57.3%と、文系学部の出身者は6割にものぼっています*。

薬剤師とは異なり、MRには国家資格や特別な学歴は必要とされません。

ほとんどの製薬企業では、入社後に半年程度の研修があり、医薬に関する知識を徹底的に学びます。ですから、企業の求人に応募して採用されれば、誰でもMRとして活躍できる可能性があります。

ただし、ほとんどの製薬企業では応募条件を「大学卒業以上」としています。専門学校や短大でも医薬系の勉強ができるところもありますが、大学出身者に比べるとチャンスはあまり多くありません。

MRを目指すのであれば、四年制の大学を卒業することが必須になります。

どれくらいの学歴が必要か

大手製薬会社、とくに内資企業は人気が高くかなりの倍率となるため、一流大学や難関大学の出身者が有利になります。

中途採用も少ないので、新卒での入社が唯一の機会といえるかもしれません。

一方、外資の製薬企業の場合は、内資に比べると人物重視の傾向にあるようです。一流大学の出身でなくとも、企業との相性がよければ十分にチャンスがあります。

ただし、語学力が必要とされることが多いので、英語のスキルを磨いておくことが必要です。TOEICなら800点以上、または留学経験があると大きなアピールポイントになります。

大手以外の製薬企業は、もっと幅広い人物を対象としています。各企業の特色やカラーがはっきりしているので、それぞれどんな会社なのかをしっかり調べ、自分に合ったところを選ぶのも重要です。

入社後はMR認定試験を受験

医薬に関する知識があればMRとして仕事をすることはできますが、ほとんどの製薬企業ではMRに「MR認定証」の取得を義務づけています。

MR認定証とは、公益財団MR認定センターが実施しているMR認定試験の合格者に発行される認定証です。

MR認定試験は薬剤師や看護師の国家資格のような資格試験ではありませんが、MRの仕事をするうえで必要な知識をもっているかを証明するものです。

製薬企業に入社した後は、数百時間に及ぶ教育を受け、毎年12月に実施される試験に臨みます。また一度合格しても、有効期間は5年間ですので、その後も研修を受けて更新する必要があります。