MRのやりがい・楽しさ・魅力

MRのやりがい・楽しさ

医薬品を医療者に届けるための橋渡し役

現代社会における医療の進歩にはめざましいものがあり、医薬品もまた、その進歩の形のひとつです。

はるか昔は、自然から採取できる葉や根や実などが薬効のあるものとして重宝されてきましたが、自然科学の研究が進むうちに、人工的に優れた医薬品を作ることが可能になりました。

いまでは多くの人が乳幼児の頃から予防接種のワクチンを受け、風邪や皮膚炎になれば内服薬や外用薬を用い、薬とともに人生を歩むことが一般的になっています。

このように、人々の生活に欠かすことのできない医薬品を、医師などの医療者に届けるための橋渡し役を担っているのがMRです。

MRは何百、何千とある薬の種類を把握し、病院側のニーズに合わせた情報提供や提案を行うことで、優れた効能のある医薬品が病気やケガで苦しむ患者を救い、人々の健康維持の一助となることができます。

専門職ならではの面白さがある

MRが取り扱っている医薬品は、日進月歩で研究が行われています。

日々新しいものが開発され、認可され、世に出て販売されています。

MRになったからには常に薬に関する勉強が必要となり、知識を磨くために奮闘することになります。

医療者に対してより良い形で薬の提案をするためには、病気やケガに関する知識も欠かせません。

「どれだけ勉強しても足りない」という実感を持っている人も多く、これはとても大変なことである一方で、探究心や向上心を持って仕事に向き合いたいという人にとっては、大きなやりがいを感じることができる職業だといえます。

漠然と仕事をするのではなく、特定の分野のスペシャリストとしてブラッシュアップしていきたい、仕事に励みたいという思いがある人にとっては、生涯をかけて向き合うことができる仕事になるでしょう。

MRの仕事内容

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

MRの魅力

社会に貢献する充実感

おもに製薬会社に身を置くMRは、医薬品情報のスペシャリストとして働きます。

MRは、用法や副作用など慎重な取り扱いを要する医薬品の正しい情報を医療従事者らに伝えることによって、医療を裏側から支えることができます。

そんなMRは営業職として自社の薬を売っていく一面も担っていますが、いずれにしても「医療業界」に深く関わることが特徴です。

医療に興味があり、「人のために仕事がしたい」「社会に貢献したい」という気持ちが強い人は、誇りと充実感を味わいながら仕事ができることでしょう。

薬を通して人の人生を支える

病院やクリニックを訪れる患者さんは、心身の健康に関するさまざまな悩みを抱えています。

たとえば、持病の偏頭痛が仕事に大きな支障をきたしている人などの慢性疾患から、交通事故でケガをして歩行困難になってしまった人、がんを告知されて病魔と闘っている人など、こうした人たちの人生を救う希望となるのが、MRが医師に紹介する医薬品です。

MR自身は患者と直接接する機会はさほどありませんが、医師や薬剤師から、薬のおかげで劇的に症状が改善された患者のエピソードを教えてもらえることは少なくありません。

そうした話を耳にすることで、MRは「この仕事をやっていてよかった」という喜びを得ることができます。

MRの仕事には、薬を通して誰かの健康を助け、人の人生を豊かにすることができるという、大きな魅力があります。

専門性に見合う高い収入も魅力

MRの魅力のひとつとして知られているのは、世間一般の会社員に比べると、比較的高い収入を得られることです。

MRの仕事は専門性が高いため、多くの人が厳しいMR認定試験などをクリアすることになります。

一般の人が簡単に転職して即戦力として働けるわけではなく、知識やキャリアを積み、常に勉強を続けていくことが求められる非常にシビアな世界です。

そのぶん、実績を築くことができれば、同じ業界内での転職先も見つけやすく、安定した収入を確保できるメリットがあります。

大手製薬会社に勤務すれば、年収1000万円を超す収入を手に入れることも不可能ではありません。

また、実力主義の面もあり、企業によっては、医薬品の売り上げ実績に応じて手当やインセンティブがつくこともあるため、個人の努力によって給料を伸ばすこともできます。

専門性が高い商品を扱うだけに苦労も多い職業ではありますが、努力したぶん、高い収入を得ることができるのは大きな魅力だといえるでしょう。

安定した業界で活躍できる

どのような時代でも病気やケガを抱える人はおり、いつの時代でも、人類の悩みや希望は健康に長生きすることです。

世界最高レベルの保健医療水準を誇るとされる日本の医薬品業界は、今後も安定した需要の下に緩やかに成長していくと考えられています。

医療業界や医薬品業界は、この先市場が拡大することはあっても、ニーズが減少することのない安定した業界であるといえます。

高齢化社会が進み、ジェネリック医薬品の使用促進が求められる現代の日本で、MRの果たすべき役目はより大きくなっています。

社会的貢献度の高い専門職に就いて安定して活躍できることも、MRの魅力であるといえるでしょう。