MR認定試験の難易度・受験資格

MRの資格 「MR認定証」とは

「MR認定試験」とは

MRとして働くために、学歴や国家資格など絶対に必要な条件はありません。

基本的には、製薬会社などに採用されてMR職に就くことができれば、誰でもMRとしての業務を行うことは可能です。

ただし、実際は多くの人が、厚生労働省認可の公益財団法人であるMR認定センターが実施している「MR認定試験」という試験に合格して「MR認定証」を取得してから現場に出ていきます。

「MR認定証」は、MRとして必要な知識を身につけていることの大切な客観的証明となるもので、病院の医師たちからの信頼を得るための有効な手段となっています。

とくに大手の製薬会社でMRとして活躍するためには、この試験に合格することが必要不可欠となっているようです。

「MR認定試験」の受験資格

この「MR認定試験」は誰もが自由に受験できるというわけではなく、以下のいずれかの条件を満たして受験資格を得る必要があります。

(1)製薬会社やMR派遣業で「導入教育」と呼ばれる基礎的な研修を受けて修了認定される

(2)MR認定センターの教育研修施設で基礎教育300時間を受講し、修了認定される

製薬企業などに在籍していない場合は、「MR認定試験」に合格後、150時間の実務教育受講と6ヶ月のMR実務経験を経なければMR認定証を取得できないことになっています。

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MR認定試験の概要・合格率

MR認定試験の受験科目

合格点は「医薬品情報」160点(230点満点)、「疾病と治療」191点(300点満点)、「MR総論」175点(230点満点)であり、年に一度の試験のため、業務の合間にこつこつしっかりと勉強を重ね、試験に照準を合わせることが重要といえます。

またMR認定試験では、「疾病と治療」「薬理学」「薬剤学」「医薬概論」「PMS(市販後調査)」「添付文書」の全6科目が出題され、MR認定証を取得するには全ての科目に合格する必要があります。

また、医師、歯科医師薬剤師であれば、上記6科目のうち「疾病と治療」「薬理学」「薬剤学」の3科目の受験が免除されることとされています。

MR認定試験の難易度

試験は毎年12月に東京と大阪で行われます。

試験内容は、疾病や治療に関することや薬理学など医薬品全般に関する知識を問われるものとなっています。

2018年12月に実施された試験では、受験者数は2539人(前回より 677人減:新規受験者2018人、再受験者521人)で、合格者数は1927人(同1694人、233人)、合格率は約84%とのデータが出ています。

近年の合格率は、13年実施の第20回以降75%未満で推移している傾向にあり、充分対策をして臨めば、合格はそれほど難易度の高い試験ではありません。

専門用語が多いこともあり、しっかり対策をする必要はありますが、一発で合格することはそれほど難しくはないでしょう。

MR認定試験のためのテキストや問題集はいくつも市販されており、それらを使って勉強することができます。

なお、このMR認定試験は製薬会社などに入社した後、業務と並行して勉強して合格を目指すのが一般的であり、大学生の間に独学で認定証を取得しておく必要はありません。

また、この資格は取得後5年ごとに更新が必要で、更新するためには所定の認定研修を修了するか、補完教育を修了する必要があります。

また、短期大学や専門学校ではMR試験の受験資格を取得することはできないので注意しましょう。