MRの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

MRを目指すきっかけで多いものは?

MRを目指す人の多くは、もともと「医薬品」「医療」「健康」といったキーワードに興味を持っています。

また、「人と接する仕事」や「営業関連職」という観点で職業選びをするなかでMRの存在を知り、目指す人もいるようです。

実際、MRの業務では、医師薬剤師などの医療従事者と接する時間が非常に多くなり、医薬品に関する専門知識も求められます。

「医薬品を通して患者さんを救いたい」「人の役に立つ仕事がしたい」など、医療現場への思いや社会貢献への希望を持って、MRを目指していく人は多くいます。

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MRの志望動機の考え方

志望動機を考えるにあたり、「医薬品のプロとなって患者さんを助けたい」「社会貢献がしたい」といったストーリーは多くの受験者が述べるため、もう少し踏み込んだ内容にしましょう。

インターネットや就職ノウハウ本で拾った言葉ではなく、自分の経験に基づいた言葉で、わかりやすく説明できるようにしておくことが大切です。

各社の企業理念や事業内容をよく研究し、共感できる部分を見つけたり、会社説明会やインターンシップなどに参加して感じたことなどを入れ込んだりしていきましょう。

医薬品業界への興味関心を伝えるとともに、なぜ自分がMRという職業を選び、なぜその企業に就職したいと思ったのか、具体的に考えた上で面接に臨む必要があります。

MRの志望動機の例文

例文その1

「医薬品のプロフェッショナルとして活躍するMRは、日本の医療現場に不可欠な存在だと考えております。

自ら習得した知識と経験で医療現場のサポートをし、その積み重ねで社会に貢献できると感じたことがMR職を志望する大きな理由のひとつです。

医薬品情報の専門家として勉強を積み、チームに貢献し、医師や患者さんの治療に役立てるよう研鑽を積んでいきたいと考えています」

例文その2

「私は仕事を選ぶにあたって、仕事のやりがいや条件、待遇など以上に、業界や仕事の将来性も大切だと考えています。

たった今どれだけ魅力的な仕事であっても、将来性がなければじっくりと腰を据えて長く働くことが難しくなる場合もあります。

その点、医療業界の仕事は少子高齢化が進む現代社会において、ますます重要な役割を占めていくと考えます。

MRが多くの人の役に立てる仕事であること、そして、この業界で自分が誇りを持って働いていきたいと心から思えたことが、MR職を志望した理由です」

例文その3

「私はこれまで、3社で長きにわたって営業職に携わってきました。

営業という仕事の難しさ、やりがいを強く感じるなかで、今後は、さらにシビアに評価される環境に身を置いて挑戦していきたいと考え、医薬品業界への転職を決意いたしました。

より専門性の高い医薬品を扱うことで、営業職として自らの力を試し、さらに成長して貴社に貢献していきたいと考えています」

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MRの面接で聞かれること・注意点

第一印象を大事に考える

MRは営業職の一面もあるため、面接を通して人柄を判断されます。

たとえば「身なりがだらしない」「清潔感がない」「挨拶ができない」「態度が高圧的で親しみが持てない」「声が小さくて言葉がよく聞き取れない」などの特徴がある場合、第一印象の時点で大きなマイナスポイントになります。

面接官は、試験の際にこういった点を厳しくチェックし、医師に「また会いたい」「話をきちんと聞いてみたい」と思わせることができるMRになれるかどうかを判断することになります。

こうしたことも踏まえて、面接では礼儀正しい挨拶や清潔感のある身なり、ハキハキした話し方や笑顔など、営業職として働く人間としての基本をとくに心がけましょう。

質問にはわかりやすく答える

もうひとつ、面接でチェックされるのが「プレゼンテーション能力」です。

MRの役割、担当する医薬品の正しい情報を医療従事者に提供することです。

その薬がどのような効用のある薬なのか、どのような患者に利用してほしいのか、どのように服用すればよいのか、どのような副作用が考えられるかを「正しく」「簡潔に」説明できるかどうかが、売上を伸ばすうえでの大きなポイントとなります。

そのために、MRには高いプレゼンテーション能力が必要不可欠となります。

面接では、この点をとくに意識して、質疑応答にわかりやすく簡潔に答える努力をしましょう。

MRの面接に自信が持てない人は、MRの転職に強い転職エージェントに相談することで、模擬面接などの面接対策を行ってもらうことができます。

MRの自己PRのポイント

営業職としての適性をアピール

MRは医薬品の情報を医療従事者に提供することで、医療の安全を守るとともに、医薬品の売上向上に貢献します。

したがって、医師や薬剤師、薬学研究者とは異なり、「売上目標」をシビアに見据えながら働いていかなければいけません。

製薬会社は優秀な営業にもなれる人材を求めているため、「人と話をするのが大好き」「プレゼンテーション能力を生かした仕事がしたい」「努力した分だけ成果が出る職場で働きたい」など、MRの仕事が自分に向いていることをさりげなくアピールできると、より説得力が増すでしょう。

希望の分野があれば具体的に

製薬会社は、大手から中小規模の企業までさまざまあります。

「この会社に入りたい理由」を志望動機で明確に伝えることも重要なポイントとなります。

就職を希望している製薬会社の特定の医薬品への関心があれば、そういった思いを具体的に伝えるとよいでしょう。

最近では多くの企業で「がん」の治療薬の研究が積極的に進められており、専門的な知識を持って活躍できるMRを求めています。

特定の分野に興味や関心を持っている人は、自分が思い描くMRとしての将来像を具体的に語りながら、その企業にふさわしい人材であることをより強く印象付けるように心がけるとよいでしょう。

MRの履歴書で気をつけるべきことは?

MRは実務において事務作業に携わることもありますし、手紙や文書など、人の目に触れる書類を作る場合も少なくありません。

当然ではありますが、社会人として常識レベルの一般常識・マナーは求められると考えて間違いありません。

そのため、履歴書や封筒の表書きなどの基本的な社会人スキル・常識レベルなどに不安があると、その時点で適任ではないとみなされてしまう可能性があります。

文字を書くときも気を抜かず、読まれることを意識して書くようにしましょう。

マナーやルールなどに不安がある場合は、面倒がらずにマナーブックを調べるようにしましょう。