MRのつらいこと・大変なこと・苦労

MRのつらいこと・大変なこと

日々の勉強

MRが所属する製薬会社では、一人でも多くの患者さんを病気やケガから救うため、日々さまざまな医薬品を開発しています。

風邪や頭痛を抑えるための内服薬の類から、皮膚炎を治すための塗り薬や湿布などの外用薬、あるいは、がんの延命治療に使うための抗がん剤など、その種類は数え切れないほどです。

近年では「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」といって、これまでに有効性や安全性が実証されてきた新薬と同等の効果を持つ薬が低価格でさまざまな製薬会社から販売されていることもあり、薬の種類はますます増える一方です。

こうした状況のなか、MRは自分が担当する分野の薬の情報を徹底的に把握するため、日々薬の勉強が欠かせません。

適応症や副作用、他社の医薬品についても精通している必要があり、MRになってからも努力を続けなくてはならない大変さがあります。

医学の知識も必要

医薬品の情報を提供する相手となる医師からの信頼を得るためには、最低限の医学の知識があることも重要です。

そのため、MRとして働くためには、自分の担当している医薬品のみならず、医学の勉強を一生続けていく覚悟が必要です。

また、医薬品は患者さんの病気やケガを劇的に改善させる力を秘めている一方で、万が一にも間違った使い方をしてしまえば、重大な健康被害を起こすことにもつながりかねません。

最悪の場合には、不整脈などの副作用で患者が死亡することさえもあり得ます。

こうした事態を防ぐため、医薬品の情報提供をするMRには、常に責任説明の重大なプレッシャーがつきまとっています。

正しい情報や最新の情報を「わかりやすく」「確実に」「丁寧に」伝えるためには、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力が欠かせません。

MRには、こうした能力を磨き続けることが厳しく求められます。

売り上げ目標の達成も重要

MRは医薬品のエキスパートではありますが、製薬会社の医薬品を扱う「営業マン」でもあります。

したがって、当然、担当する薬の売り上げ目標を課せられてきます。

営業成績が伸び悩めば収入や待遇に差が出てくることもあり、なんとか目標を達成するために深夜残業をしたり休日返上で働いたりというケースもあります。

ただただ医師の雑用係となって必要な情報提供を行うだけの「御用聞き」では仕事になりません。

「情報を提供する」だけではなく、「情報を提供しながら販売につなげる」ところまでがMRの使命だということを感じ続けなくてはならない仕事です。

しかし、状況によってはどんなに頑張ってもなかなか売上計画が達成できないこともあります。

そのようなときでも、会社では成果・実績で評価されてしまうため、MRには一般的な営業としてのしんどさもあります。

これらが「人の健康に関わる仕事」という責任の重さにプラスして、MRのプレッシャーになることも多くあるようです。

MRの悩み

面会のアポイントメントをとることが大変

MRは医薬品の営業担当なので、他業界の一般的な営業と同じく、顧客に会わなければ仕事になりません。

医師やクリニックの方から連絡が来るのを待っているだけでは、なかなか成績が上がらず、会社で評価されにくくなってしまいます。

つまり、自分から積極的に営業していかないといけないので、病院やクリニックの医師や薬剤師らと一人でも多く面会し、話をする必要があります。

製薬会社によっては、「1日〇件以上訪問して〇人以上の医師や薬剤師と面談する」というような訪問件数や面会人数のノルマが課されている場合もあります。

しかし、実際の病院などの医療現場では、医師は患者さんの診察や治療を最優先にしているので、MRの都合通りに面会することはほぼ不可能です。

とくに新人MRは、アポイントメントがなかなかとれずないことで悩んでしまう人もいます。

現場ニーズとの乖離

一人のMRの担当施設は限られているので、訪問回数のノルマをこなすためには、同じ病院やクリニックを何度も訪問しなければなりません。

回数をこなすために面談をして、医師の指示に従って資料を集めたり雑用を手伝ったりということが続いていくと、だんだん自分の存在意義が疑わしく感じられることがあります。

その結果、MRの仕事自体に疑問を持つようになったり、モチベーションが保てなくなってしまったりといったことは案外めずらしい話ではありません。

製薬会社の方針と、医師や薬剤師の現場のニーズに大きなギャップがあると感じ、悩みに陥ってしまうMRも少なくないようです。

MRを辞める理由で多いものは?

MRは、業務内容やその責任の重さから激務になりがちです。

営業成績を達成するためのプレッシャーもあり、つらいと感じる人が少なくありません。

なかでも、MRはつらい・激務であるといわれる理由のひとつに、全国規模での転勤があります。

自分の希望通りの勤務地や、都市部に異動になった場合はよいにしても、実際には転勤先の地方での仕事や暮らしになじめないままのMRもいます。

数年スパンで生まれ故郷や本社を去り全国転勤のループに乗ることは、とくに家族がいるMRの場合、家族をも巻き込んだ問題になります。

全国に病院やクリニックなどの医療施設はあり、医薬品のニーズがあります。

家族を巻き込んで引っ越しの連続になるのか、それとも単身赴任で全国を回っていくのか。

さらに数年後に自分がどこの土地で仕事をしているのかがまったく見えず、このままではやっていけないと転職を考えるMRもいます。

MRへの転職を考えている方へ

MRへの転職に悩んでいる場合は、一度転職エージェントに相談してみるのもよいでしょう。

リクルートエージェントは、キャリアコンサルタントが現状の悩みをヒアリングして、転職するべきかどうかのアドバイスもしてくれますので、まずは気軽に相談してみましょう。

また、20代の方や第二新卒の方は「マイナビジョブ20's」に登録してみるとよいでしょう。

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