自動車部品メーカー社員の現状と将来性

自動車部品メーカーの現状

自動車メーカーと自動車部品メーカーは切っても切れない関係にあります。自動車メーカーの景気が悪ければ自動車部品メーカーの景気も悪くなり、その逆もまたしかりです。

世界経済危機後には国内外の自動車販売台数が大幅に落ち込みましたが、近年、自動車業界は回復傾向にあるといえます。

なお、国内の自動車部品メーカーは昔から、いわゆるトヨタ系、ホンダ系といった大手の自動車メーカーのグループ企業が多数存在し、その「系列」での取引により事業を拡大してきました。

しかし、最近では新興国での自動車需要が大きくなっていることから、「系列」を超えたグローバルな取引をする自動車部品メーカーが増えています。

すでに国内の大手自動車部品メーカーでは、海外現地における生産拡大やシェア拡大に向けて海外企業を取り込む事例も出てきています。

こうしたグローバル展開は、今後もより活発になっていくものと考えられます。

自動車部品メーカーの将来性

自動車は現代社会の生活になくてはならないものとなっており、変わりゆく時代の中でも一定の需要があるため、自動車部品メーカーも比較的安定した経営を続けている企業が多いようです。

しかし近年、自動車業界の大きな変化として挙げられるのが、EVやHV、FCVといった「次世代自動車」の登場です。

排気ガスによる大気汚染などの環境問題が全世界で厳しく問われることになり、ガソリン車から次世代自動車へのシフトは今後、確実に進むものと予測されます。

こうしたなか、エンジンや吸排気系部品のメーカーは厳しい状況に追い込まれることも考えられ、自動車部品メーカー各社は生き残りをかけて、エレクトロニクス系メーカーとの連携に乗り出し始めています。

このように、自動車部品メーカーは再編が活発化しつつあります。この先も、部品メーカー同士の連携、M&Aによる異業種からの参入など、さまざまな動きがあるものと考えられます。