電力会社への転職・中途の未経験採用はある?

電力会社への転職状況は?

大手電力会社では、大手10社のうち半数以上は中途採用も募集しています。

新卒採用との大きなちがいは、より具体的な募集内容になっている点です。

ソリューション営業、水力発電所の巡視・点検・設備工事、送電線・変電所・配電線・通信回線などの電力流通設備の巡視点検・修理・取替設置工事など、事務系・技術系に関わらず仕事内容が明確です。

中途採用は即戦力を期待されるケースが多く、ミスマッチを防ぐため具体的な内容にしているのでしょう。

なお、最終学歴に関する条件は、高卒以上、大卒以上など会社によってちがいます。

会社によっては学歴に加え、該当業務に関する学科、例えば電気系、土木系などを専攻していることが条件に挙げられています。

中途で電力会社への入社を目指す際は職務経験だけではなく、学んできた学科も考慮する必要があるかもしれません。

電力会社への転職の志望動機で多いものは?

社会貢献、インフラを支えるやりがい、地域発展、最新技術や環境への興味など、新卒で電力会社を目指す人と同様の動機がある一方、転職ならではの動機も考えられます。

一つは職務経験を生かしたキャリアアップです。

電力業界といっても会社の規模はさまざまあり、経験を積んできた技術職の人が経験を武器に転職を目指すパターンです。

給与アップが望めますし、待遇面での向上も期待できるでしょう。

ほかには将来の安定を求めて転職する人もいるでしょうし、大学で学んできた知識を生かすために再度チャレンジするという志望動機もありえます。

電力会社に限りませんが、中途採用で入社を目指す際の志望動機は新卒以上に多様といえます。

電力会社社員の志望動機と例文・面接で気を付けるべきこと

未経験から電力会社で働くには

基本的に経験者が条件に上がっている会社が多いですが、中には未経験でも応募可能な会社もあります。

九州電力にはオープン(中途)採用というものがあり、前職での経験を問わずに募集・選考が行われています。

ほかの電力会社では募集条件に職務経験必須と記載されていないケースはあります。

しかし「経験者歓迎」という記述があることから、実際は未経験ではなかなか難しいかもしれません。

事務職であれば未経験採用もありえますが、大手電力会社の中途採用ページを確認していると技術系が多く、電力会社への転職を目指すには何かしらの経験を積む必要がありそうです。

電力会社への転職に必要な資格・有利な資格

中途採用の場合、即戦力が期待されています。

そのため応募資格には関連業務に必要な資格を保有していることが条件になっているケースもあります。

<技術職関連>
電気主任技術者、電気工事士

電気工事士の仕事
参考:一般財団法人電気技術者試験センター

<新規事業開発職関連>
MBA取得者(国内可)、中小企業診断士

参考:中小企業診断協会 中小企業診断士試験

<エネルギーサービスプロバイダ(ESP)職関連>
エネルギー管理士、電気主任技術者、ガス主任技術者、一級建築士、ボイラー技士、高圧ガス販売主任者、甲種化学責任者、甲種機械責任者、公害防止管理者、施工管理技士(電気工事、管工事、建築)など

参考:一般財団法人省エネルギーセンター エネルギー管理士について
参考:一般財団法人日本ガス機器検査協会 ガス主任技術者試験

<燃料調達職>
TOEIC730点以上

<資機材調達職>
技術士、施工管理技士(電気工事、建築、土木など)、VEリーダー(日本VE協会)

必須の場合もあれば、「取得しているがことが望ましい」と記載されている場合もあります。

いずれにせよ取得していた方が有利になるでしょう。

電力会社社員に必要な資格・スキル

電力への転職に役立つ職務経験は?

中途採用の場合、やはり即戦力への期待から資格以上に実務経験が問われるケースもあります。

<技術職関連>
発電・変電・送電設備の巡視点検・修理・取替設置工事や保安管理業務

<新規事業開発職関連>
プロジェクト・マネジメント、事業再建、複数企業とのプロジェクト組成、マーケティング分析、新技術動向把握

<再生可能エネルギー発電関連>
再生可能エネルギー発電事業の起業・プロジェクトマネジメント経験、複数企業とのプロジェクト組成、事業資金の調達方法の検討

<エネルギーサービスプロバイダ(ESP)関連>
エネルギー収支に関するコンサルタント、エネルギー設備の設計・施工・運転管理業務

<燃料調達職>
エネルギー関連業界または商社などでの原料・燃料の取引業務

<資機材調達職>
工事積算・監理業務、原価管理、製品の設計・開発

挙げたのはあくまでも一例ですが、多くの場合、実務経験を有することが応募資格に記載されています。

仮に記載がなくても、同様の実務経験を有していれば有利になるでしょう。

電力会社に転職可能な年齢は何歳くらいまで?

雇用対策法によって募集や採用に関する年齢制限は原則禁止されているため、何歳でも転職可能ではあります。

しかし、募集要項でよく見かける「長期勤続によるキャリア形成を図るため、年齢制限を設けています」というように、例外事由による年齢制限が認められています。

大手電力会社の求人を確認していると、30歳未満や35歳未満あたりの年齢制限を設けているケースがあり、おおむねそのあたりの年齢までが転職しやすい年齢といえます。

電力会社への転職を考えている方へ

電力会社への転職を考えている人は、電力会社の求人を100件以上保有しているリクルートエージェンシーなどのサポートを受けるのもいいでしょう。

専任の担当者に面接対策などを手厚くサポートしてもらうことができますので、気軽に相談してみてください。

また、20代の方や第二新卒の方は「マイナビジョブ20's」に登録してみるとよいでしょう。

20代を積極採用している企業の案件が多く、専任キャリアアドバイザーによる個別キャリアカウンセリングを受けることができます。