航空会社社員への転職、中途採用
中途採用の募集状況
「まったく別の業界で仕事をしているけれどど、航空業界で働いてみたい」「新卒のときは航空会社への就職がうまくいかなかったけれど、どうしてもそこで働くことを諦めきれない」といった理由で、航空会社への転職を目指す人は少なくないようです。
大手航空会社では、「新卒」と「既卒」は最初から別の枠として採用を行うことが多いため、転職して航空会社で働くことは十分に可能だといえます。
ただし、既卒者を対象とした採用は不定期で行われることも多いです。
また、募集するのは総合職(事務系・技術系)ではなく客室乗務員のみ、といったようなケースがしばしば見受けられます。
こうした中途採用の求人情報は、たいてい各航空会社の採用ホームページに掲載されています。情報はこまめにチェックしておいたほうがよいでしょう。
未経験でも転職できる?
他の業界の仕事でもそうですが、中途採用では基本的に即戦力になれる人が求められる傾向にあります。
したがって、応募資格として、同じ種類の実務経験が求められる場合はよくあります。
ただし、大手航空会社でも職種によっては「社会人としての就労経験は不問」としていることもあるなど、未経験であっても応募できる求人もあります。
一方、外資系航空会社の場合は、もともと新卒を自社で育てるという考え方よりも、すでにスキルを持っている中途の人材を中心に採用し、すぐ現場で活躍してほしいと考える企業が多く、より即戦力重視の求人が多くなっています。
経験があればあるほど、採用される可能性は高まるといえるでしょう。外資系の場合、大々的に人材募集がかけられていなくても、英語と日本語の履歴書を送付すれば面接をしてもらえることもあるようです。
なお、中途採用について全般的にいえることですが、たとえ実務経験が問われない場合でも、学歴やTOEICのスコアなど他の応募資格が掲げられていることはあるため、注意が必要です。