ヨガインストラクターになるためのヨガの基礎

「ヨガ」と「ヨーガ」と「ヨォガ」

「ヨガ」は、日本語で「ヨーガ」とか、「ヨォガ」とも書かれます。

「ヨーガ」と表記されるのは、古代インドのサンスクリット語で「ヨ」と「ガ」の間を伸ばすからです。

しかし、サンスクリット語の長母音は、日本語の長母音より伸ばし方が短くなります。そこで、現地での発音により近づけて「ヨォガ」と書く人もいるというわけです。

ヨガは、解脱を求める人たちの修行法として誕生した

ヨガの語源は、サンスクリット語の「ユジュ」といわれています。

「ユジュ」とは、牛や馬と車輪をつなぐ「軛(くびき)」のこと。「ヨガ」という言葉は、もともと「つながり」を意味し、心と体、魂(または宇宙)がつながっている状態を表すと考えられています。

詳しいことはわかっていませんが、モヘンジョ・ダロの都市遺跡から発掘された印章に瞑想する人がデザインされていたことから、ヨガは、紀元前4000年〜2000年頃のインダス文明で、心と体、魂をつなぐための修行法として誕生したと考えられています。

苦しみから解放されるための瞑想法として発達

今から約1800年前、最も古い根本経典「ヨガ・スートラ」が編纂されました。

この経典で、ヨガは「心の動きを抑止すること」と定義されています。

そのころのヨガは、心の動きをコントロールすることで、病老死苦などの心の苦しみから解放されることを目的としていました。

「ハタ・ヨガ」が現在のヨガの基礎となる

今から約1000年前、現在のヨガの基礎となる「ハタ・ヨガ(力強いヨガという意味)」が誕生しました。このハタ・ヨガで、初めてポーズ(アーサナ)と呼吸法(プラーナヤーマ)が結びつきます。

そして、ハタ・ヨガを実践して肉体を浄化、強化することで、自己を超越したゆるぎない境地に到達することをめざしました。

その後、ハタ・ヨガの教本をもとにさまざまな流派が生まれ、複雑に混じり合いながら現在につながっています。

日本へは、まず平安時代に伝わった

日本へ、最初にヨガが伝わったのは、平安時代、唐の国の留学していた空海が持ち帰ったといわれます。

それが、密教の中で受け継がれ、真言宗や天台宗の「護摩」や「阿字観」など密教行法として現在まで伝わっています。

現在の健康ヨガは、1990年代に伝わった

現在、健康法として行われているヨガは、1970年代以降、ハタ・ヨガなどを基礎に、アメリカでアレンジされました。

1990年代にハリウッドやニューヨークのセレブの間で大ブームとなり、やがて日本へも伝わって、女性を中心に流行しています。

健康やダイエットが目的に

現在は、おもに健康法やダイエット法として行われています。独特のポーズと呼吸法によって、体のゆがみが矯正されたり、柔軟性が向上します。

それによって心身ともにリラックスした状態になれ、心が落ち着いたり、体調が改善されます。また、体が引き締まると同時に、代謝が上がり、ダイエット効果もあるといわれています。

さらに、ゆったりとした呼吸法や瞑想を組み合わせることで、集中力が高まり、おだやかな精神状態を作り出すことができるとされています。