「サッカー選手」とは

サッカー選手_画像

Jリーグに所属するサッカークラブとプロ契約を結び、公式戦に出てプレーする。

日本のプロサッカー選手とは、Jリーグに所属するサッカークラブとプロ契約を結ぶ選手のことです。

J1、J2で約1000人の日本人選手がプロ契約を結んでいます。

2014年度からJ3が発足しますので、プロのサッカー選手を目指す人には門戸が広がります。

リーグ戦やカップ戦で試合をするだけではなく、ファンサービスや本拠地への貢献も重要な仕事です。

年俸(給料)は、前シーズンのチーム成績や選手自身の活躍度によって決まりますが、年俸1億円を超える日本人選手は毎年5人前後と少なく、より高額の年俸を手にする選手は海外の有名クラブとプロ契約を結んでいます。

「なでしこジャパン」の活躍で人気が高まった女子サッカーにも、所属クラブとプロ契約を結ぶ選手がいますが、まだ人数は少なく、プロ契約を結ぶのは日本女子代表のメンバーで、なおかつ中心的な選手に限られています。

「サッカー選手」の仕事紹介

サッカー選手の仕事内容

サッカーのプロフェッショナル

日本国内におけるプロサッカー選手とは、Jリーグに所属するクラブとプロ契約を結んだ人のことで、一般的には「Jリーガー」と呼ばれます。

日本国内のプロ選手については、日本サッカー協会(JFA)が管轄していて、契約形態は、選手の過去の実績に応じてA契約からC契約まである3種類の契約方法を用いてチームとプロ契約を結びます。

もちろん、国内だけでなく海外のプロサッカーチームで活躍する日本人選手もいます。

サッカーの試合を通して観客を魅了するだけでなく、サッカーファンに対するイベントやサービス、チームとしての社会貢献活動、サッカーの普及活動なども重要な仕事の一部です。

ほかのスポーツ選手と同様、プロとして活躍できる期間は少なく、パフォーマンス内容や体力の低下、加齢に伴い引退することが多く、引退後は様々な人生を歩みます。

サッカー選手の就職先・活躍の場

プロサッカーチームに所属する

サッカー選手の就職先は、プロサッカーチームです。

いわゆる一般的なプロ契約の「A契約」は、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)や日本フットボールリーグ(JFL)の公式戦などの大会で一定以上の時間試合に出場していること、またはプロC契約締結後3年が経過したことが必要などのさまざまな条件があります。

全国で行われる試合に出場し、プレーを多くの人に見てもらうことが大黄な活躍の場ですが、試合のない日はチームが本拠地としている練習場で試合に向けての練習や体力づくりを行います。

サッカー選手の1日

試合のある日とない日では大きく異なる

サッカー選手の1日は、試合のある日とない日では大きく異なります。

また、試合も、ホームとアウェーではスケジュールがちがいます

ここでは、ホームで試合のある日を紹介します。

8:00 起床 
起床してから8時間後に最も体がよく動くので、逆算して8時に起床する。

9:00
対戦相手や自分のプレーのビデオをみて、動きを確認する。

10:00
音楽を聞いたりしてリラックスする。

12:30
自宅を出て、チームのクラブハウスへ向かう。

13:00
クラブハウスでミーティング。
相手チームの戦術や、チームとしての狙いを再確認する。

13:30
スタジアムの近くに設けられた特設コーナーでサイン会に出席する。

14:00
ウォーミングアップ開始

16:00
試合開始

18:30
試合後、マスコミの取材を受ける。

19:30
クラブハウスを出て帰宅。

サッカー選手になるには

3つの方法がある

サッカー選手になるには、高校や大学で活躍してスカウトされる方法、クラブの下部組織からの昇格する方法、テストを受けて入団する方法があります。

Jリーグでは、プロ野球のようなドラフト制度がないため、高校や大学でのプレーがスカウトの目に止まれば、クラブチームとは自由に契約が交渉できます。

また、Jリーグに所属するチームは、各年代の下部組織をもっています。いずれかの年代から下部組織に入り、最終的にユースチームでの活躍が認められれば、プロ契約を結ぶことができます。

テスト入団の場合は、ビデオ審査や実際の練習の様子を見るテストを行います。

サッカー選手の給料・年収

プロ野球選手との違い

Jリーガーの年俸は、実力、実績主義が徹底されています。

高校や大学時代にどれほどスター選手だったとしても、Jリーガーとしての実績がなければ、高額な年俸をもらうことができません。

マスコミ報道によれば、J1の主力クラスで1000万円から6000万円、J2の主力クラスで800万円から2000万円というのが相場のようです。

新卒入団の選手は、通常「C契約」を結びますが、選手の実力やチームの経営状況によって200万円前後の選手もいるようです。

外国の場合、税金はクラブチームが支払いますが、日本の場合はそこから税金を払わなくてはならないので厳しい生活を強いられます。

サッカー選手のやりがい、楽しさ

チームが試合で勝つこと

サッカー選手にとっての最大のやりがいは、チームが試合で勝つことです。

ただし、試合に勝つことが選手のやりがいといっても、自分がどれくらい勝利に貢献できたかも問題になります。

ゴールを決めたり、何度も見せ場を作ったりして活躍した選手ほど満足度が高いでしょうが、試合に勝っても、ミスが多かったり、実力を発揮し切れないと手放しでは喜べません。

勝利に大きく貢献できなかったことを悔しいと思えば、その悔しい思いを「やりがい」に変えて、翌日からの練習や次の試合に臨めることが大切です。

サッカー選手のつらいこと、大変なこと

戦力外通告

高校や大学を卒業して、そのままJリーグのクラブに入団した選手は、まず、「C契約」を結びます。

「C契約」の選手でも、トップチームの試合に出られ、規定の出場時間をクリアすればもっと条件のよい「B契約」や「A契約」にアップすることができます。

しかし「C契約」は、在籍4年以降の選手と結ぶことができません。

せっかくJリーグに入団しても、3年間で芽が出なければ、クビになってしまいます。

プロは実力の世界とはいえ、3年間で一定の結果を残さなければ先がないというのは、大きなプレッシャーとなります。

サッカー選手に向いている人・適性

サッカーのスキルが身についている

まずは、キックやトラップ、ドリブル、パス、シュートといった「基礎技術」が一定の水準にあることです。

サッカー選手である以上、基礎技術が一定の水準にあることはプロ契約の前提条件です。

次に問われるのが、ゲームにおける「パフォーマンス力」の高さです。

基礎技術力は平均的でも、ゲームになるとひと際目立つ選手がいます。

足が速いといった身体能力の高さや当たりの強さ、戦術眼、ポジショニングのうまさ、メンタルの強さ、リーダーシップといった個別要素の総合力といえます。

サッカー選手の雇用形態・働き方

セカンドキャリアを考える

サッカー選手の雇用形態は、クラブチームとの契約が基本です。

プロの選手としては一生勤められる仕事ではないため、セカンドキャリアを考えることが大切です。

引退する選手を年齢でみると、21歳から25歳が最も多く、こうした選手は、Jリーグでの実績がないため、サッカー関係の仕事につくのが難しいようです

Jリーグでも、選手の第二の人生(セカンドキャリア)をサポートするため、「キャリアサポートセンター」を設立しています。

自分の将来についてじっくり考え、サッカーとは別世界へ進む人もいます。

サッカー選手の勤務時間・休日・生活

オフの日も仕事を忘れない

プロサッカーチームは、試合の翌日をオフにしているチームが多いです。

ただし、サッカーは運動量の激しいスポーツですので、日頃から体のケアが欠かせません。オフにも病院や整体院、トレーニングジムなどに通う選手が少なくありません。

また、休日だからと言って練習を全くしないわけではなく、自主練習として苦手な部分の練習をしたり、筋力トレーニングなどをしたりしています。

選手によってはチームでの活動がない日に、イベントに参加したりマスコミの取材を受けたりすることがあります。

サッカー選手の現状と将来性・今後の見通し

創設20周年を迎えてやや停滞気味

創設20周年を迎え、一定のファンを獲得しているJリーグですが、近年Jリーグ全体が頭打ち状態にあるのも事実です。

スター選手が海外クラブへ流出し、リーグ全体のプレーの質が落ちていると指摘されています。

Jリーグをめざすクラブチームは今後さらに増えプロ契約するJリーガーの数も増えていくでしょう。

それだけに無限の可能性を感じさせ、サッカーファンはもちろん多くの日本人を魅了する若きスター選手が数多く出現することが期待されています。