ヨガインストラクターの大変なこと、苦労

ヨガのイメージを壊す言葉はNG

日本では、2004年頃から「健康ヨガ」ブームになっています。雑誌やテレビ、インターネットなどで、ヨガを実践すると体調がよくなったり、肩こりや冷え性などが改善したり、疲れやストレスが解消すると盛んに宣伝されています。

そのため、ヨガインストラクターには、「疲れた」とか、「体調が悪い」といった言葉を言えない雰囲気があります。体調が悪くても、体のどこかが痛くても、無理して1日に数回のレッスンをこなさなければなりません。

体の酷使や緊張感から体調を崩している人も少なくない

ヨガインストラクター本人にも、「ヨガをしているから大丈夫」という変な自信があって無理を重ね、腰や膝などに痛みを抱える人も少なくありません。

さらに、人前でお手本を見せたり、しゃべったりする緊張感から肩こりや胃痛、頭痛などに悩まされる人もいます。

「医者の不養生」ということわざがありますが、ヨガインストラクターにも、不養生から体調を崩したり、体に痛みを抱える人がいます。まず、自分の体を大切にしなければ、質の良いレッスンをすることができません。

他のインストラクターとスキルを比較されるのもプレッシャー

ヨガインストラクターは、生徒にヨガのポーズを見られることも大きなプレッシャーになります。自分にはできなくても、他人のポーズを評価する目の肥えた生徒は、どこにでもいます。

どうしても他のインストラクターと比べられ、生徒の間で話題になることもあります。

さらに上級のスキルを身につけるためには、ワークショップや上級者向けのヨガスクールに通うのが近道ですが、上級のヨガを習うにはそれなりの費用がかかります。

ヨガインストラクターだけで十分な収入の得られない時期に、出費がかさむというのも大変なことです。

見栄えや容姿で評価されることが少なくない

ヨガインストラクターには、スポーツ選手やダンサー、モデルから転身する人もいます。

ヨガの性質上、どうしても見栄えが問題となりやすいため、ヨガスタジオによっては、あからさまに若くて、かわいく、細いインストラクターしか採用しないところもあるようです。

そういう風潮も残るなかで、結婚や出産などを経験しながら、質の高いレッスンを維持してヨガインストラクターを続けていくのは、なかなか厳しいというのが現実です。