サッカー選手の食事

食事もトレーニングの一つ

「これを食べたら、一瞬でサッカーが上達する」。

残念ながら、そんな魔法のような食べ物はありません。長時間の運動に耐え、接触プレーにも負けない体を作ろうと思えば、ふだんからバランスのとれた食事を続けることが大切です。

食事の効果は、急には現れません。食事もトレーニングの一つと思って、毎日の食事に気を配ります。

プロ選手には、サプリメントやプロテインなどを日常的に摂取している人がいます。しかし、育ち盛りの小学生や中高生は、そうした補助食品を使うより、毎日の生活の中でしっかり食事をとることが大切です。

朝食をしっかり食べる

まず、朝食をしっかり食べましょう。朝食を抜くと、やる気がでなかったり、集中力を欠いたり、貧血になりやすくなります。体調管理や免疫力のアップ、夏には熱中症を予防するためにも、朝食をとります。

メニューは、ごはんか、パンの主食にみそ汁やスープ、納豆、ヨーグルトや牛乳などが中心です。

これに、ゆで卵や目玉焼きといった卵料理、しらすや干物などの魚類、サラダやお浸しなどの野菜がつくと理想的です。ただし、毎朝のことですので、おかずはできる範囲で構いません。

昼も、給食やお弁当などでしっかり食べます。

1日〜3日の間でバランス良く

食事の基本は、

1.炭水化物(ご飯やパン、うどん、パスタ、イモ類など)
2.タンパク質(肉、魚、卵、乳製品、大豆など)
3.脂質(各種の油類、肉や魚、卵などにも含まれる)
4.ビタミン(野菜、果物)
5.ミネラルをバランスよく食べることです。

ミネラルの中では、サッカー選手の場合、とくにスタミナに影響する鉄分と、骨の形成にかかわるカルシウムをしっかりとるようにしましょう。

鉄分を多く含む食べ物は、レバーやひじき、赤身の肉、魚、卵、大豆などです。カルシウムを多く含む食べ物には、魚や牛乳、大豆、緑の野菜などがあります。

食事は、毎日3回のことなので、食事ごとにバランスよく食べようと思うとなかなか大変です。1日全体で、あるいは2日、3日くらいを通してバランスがとれるように食べると、無理なくできます。

スナック菓子や炭酸飲料は控える

練習後、すぐに食事ができない人は、おにぎりやバナナ、パン、エネルギーゼリーなどで空腹をしのいでおくといいです。

スナック菓子や炭酸飲料は、カルシウムの吸収を阻害するリンが含まれていたり、肝心の食事が十分にとれなくなる恐れがありますので、できるだけ食べないようにします。

ジーコ監督時代の日本代表は、スナック菓子は全面禁止で、コンビニから帰ってきた選手の袋の中をジーコ監督自らチェックしていたこともありました。

どうしてもスナック菓子を食べたいという人は、3、4ヵ月に一度くらい、「この試合に勝ったら1袋だけ」というように決めて制限するのも一つの方法です。