サッカー選手のプロテスト・セレクション

有名クラブは、まずプロテストを行わない

サッカー界では、「プロテスト」のことを「セレクション」と呼んでいます。

J1のクラブが、一般公募のセレクションを行うことはほとんどありません。プロ契約の対象になるような選手は、どこでプレーしていても目立ちますから、必ずスカウトのチェックが入ります。わざわざ選手を集めてテストをする必要がないからです。

川崎フロンターレの中村憲剛選手は、「テスト生」から日本代表になった選手として有名です。しかし、全くの無名選手だったわけではなく、大学時代には関東大学リーグに所属する中央大のキャプテンをしていました。

テスト生として採用されたのも、大学のコーチの紹介でフロンターレの練習に参加したり、スカウトが大学の試合を見て評価していたからでした。

たまに耳にするのは、海外留学中の選手がチーム関係者のコネで紹介されるケースです。まずは動画でプレーを見てもらい、興味を持たれれば直接テストをしてもらえることがあるようです。

J2以下のクラブではプロテストを行うこともある

J2やJFLのプロクラブや、将来Jリーグを目指すクラブには、プロ契約選手の「セレクション」を行うところもあります。

たとえば、J2のFC岐阜はシーズンオフの12月にセレクションを行っています。2012年のセレクションには、書類選考を通過した高校3年生から大学生、社会人、Jリーグ経験者ら約50人が参加。

ミニゲームで実力をアピールしました。その結果、日体大の平野又三選手が合格し、プロ契約を結びました。なお、平野選手はFC東京のユース出身で、大学4年では関東選抜のメンバーでした。

JFLからJ2に昇格したチームが、トップチームのセレクションを開催するケースもあります。

2014年には、新たにJ3がスタートしますので、新戦力を求めてセレクションが開催される可能性が高いです。希望者は各チームのホームページなどで情報収集してください。

下部組織のセレクションは随時開催されている

プロクラブは、いずれも高校生、中学生、小学生年代などの下部組織をもっています。これらのチームの「セレクション」は、随時開催されています。

テスト内容は、走力や基礎技術(ドリブル、リフティング、トラップ、パス回し、シュート)、リフティング、ミニゲームなどです。

合格基準はチームの指導者の見た将来性やセンスといったもので、明確に決まっているわけではありません。合否ラインの実力があれば、受験し続けることで道が開けれることもあります。

希望者は、各クラブのホームページで開催要項を確認してみましょう。