サッカー日本代表になるには? 条件や求められるプレーを解説

世界の舞台で日本を代表し、国を背負ってプレーすることは、多くのサッカー選手が目標としていることです。

しかし、代表入りは決して簡単な道ではありません。

優れた技術や実力だけでなく、精神面やチームワークも重要な要素となります。

この記事では、サッカー日本代表入りの条件や選出のプロセスなどに焦点を当て、日本代表への道のりについてくわしく解説します。

日本代表になるための条件

日本代表に選ばれるには、以下の2つの条件を満たす必要があります。

  1. 日本国籍を持っていること
  2. 他の国のA代表で公式戦に出場したことがないこと

両親が別の国出身であるハーフの選手など、複数の国にルーツを持つ選手は、代表チームでプレーする資格を持つ国が複数あることがあります。

しかし、A代表(年齢制限のない代表チーム)の公式戦に1度でも出場してしまうと、その後他の国の代表チームでプレーすることはできません。

ただし、年代別の代表チームの試合や、A代表であっても公式戦でない場合は、他の国のA代表でプレーする資格を保持できます。

年齢については、国際サッカー連盟(FIFA)の規定により、選手は原則23歳以下の選手が出場するU-23代表(オリンピック代表)とA代表の区分があります。

A代表の選手は年齢制限はありません。

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所属チームで質の高いプレーを見せる

日本代表メンバーは、そのときの日本代表監督が選びます。

日本代表監督の目に止まるには、まずはJリーグや海外リーグのクラブなど、所属するチームで質の高いプレーを見せることが重要です。

Jリーグの試合では、日本代表チームの関係者がプレーを視察しています。

そこで評価されれば、代表監督が映像を通して、あるいは直接、試合会場に足を運んでチェックすることになります。

ポジション別に求められるプレーとは

ゴールキーパー(GK)

日本代表のゴールキーパーには、川口能活選手や権田修一選手、楢崎正剛選手、川島永嗣選手などが挙げられます。

守備力

シュートを防ぐだけでなく、正確なポジションにいることで相手の得点を阻止する能力が求められます。

反応力

素早く的確に反応してシュートをセーブすることが重要です。

統率力

守備陣を指示し、統率して相手の攻撃を防ぐリーダーシップが必要です。

プレースキル

フィールドプレーヤーと同じように、正確なキックやロングスローなどで攻撃の起点にもなることが求められます。

ディフェンダー(DF)

ディフェンダーは、さらにセンターバック・サイドバックなどのポジションがあります。

センターバックは、相手FWの当たりに負けず、ボールを奪ったり、高いボールへの対応に強い選手が求められます。

味方選手へのコーチングや、状況判断が的確にできることも重要です。

サイドバックは運動量が豊富で、1対1にも強い選手が求められ、スピーディーに攻撃参加ができ、精度の高いクロスボールを上げられることが重要です。

日本代表のディフェンダーには、酒井宏樹選手、吉田麻也選手、長友佑都選手、冨安健洋選手などが挙げられます。

守備力

相手の攻撃を抑えるために優れたマーキングやプレッシャーをかける能力が求められます。

組織力

守備陣を統率し、連携して守備を固めることが重要です。

インターセプト

相手のパスを読み解いてボールを奪う能力が必要です。

対空・対人守備

高さや体力を活かして対空戦や対人戦で強さを発揮します。

ボール奪取後の運動量

ボールを奪った後も素早く攻撃に切り替える運動量が求められます。

MF(ミッドフィールダー)

ミッドフィルダーは、さらにボランチ・サイドハーフ・トップ下などのポジションがあります。

ボランチでは守備力と攻撃力の両方を併せもつ選手が求められ、守備ではボールを奪う力、攻撃では視野が広くて精度の高いパスで起点となれることが必要です。

サイドハーフは、ドリブルやパス能力が高く、他の選手と連携して攻撃できる選手が必要とされます。

トップ下では、ドリブル、パス、トラップ、シュートなど、あらゆる面で正確なテクニックをもつ選手が求められます。

視野が広くゲームセンスに優れており、司令塔として、とくに攻撃面で持ち味を発揮できることが重要です。

日本代表のミッドフィルダーには、香川真司選手、柴崎岳選手、原口元気選手、堂安律選手などが挙げられます。

ボールコントロール

ボールを自在に操り、正確なパスやドリブルで攻撃を展開する能力が求められます。

クリエイティビティ

創造的なプレーでチャンスを作り出すことが重要です。

守備力

相手の攻撃を封じるために守備にも貢献することが求められます。

運動量

広い範囲をカバーし、攻守にわたって動ける運動量が必要です。

チームプレー

チームメイトとの連携が重要で、ボールを保持したり、奪取したりする際に協力を大切にします。

FW(フォワード)

日本代表のフォワードには、大迫勇也選手、堂安律選手、原口元気選手、伊藤達哉選手などが挙げられます。

ゴールへの得点感覚

得点を狙い、ゴールを決める能力が求められます。

スピードとテクニック

素早い動きと優れたテクニックで相手の守備を翻弄します。

アシスト能力

自ら得点を決めるだけでなく、チームメイトにも得点のチャンスを作り出すプレーが重要です。

守備への参加

守備にも積極的に参加して相手の攻撃を妨害することが求められます。

チームプレー

チームメイトとの連携を大切にし、チーム全体の攻撃に貢献します。

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代表合宿では人間性もチェックされる

プレーが監督の目に留まると、日本代表合宿への招集が実現します。

合宿では、プレーのパフォーマンスだけでなく、サッカーに対する姿勢やチーム内での態度、他の選手との連携など、さまざまな要素がチェックされます。

合宿での評価が高ければ、監督の計画に組み込まれ、テストマッチなどで実際の試合に出場する機会が与えられます。

監督の戦術を理解し、日本代表の試合でそれを実践できる選手は、ワールドカップなどの公式戦でも日本代表に選ばれることがあります。

サッカー日本代表になるには?のまとめ

サッカー日本代表入りは厳しい競争に勝ち抜いた選手のみが開かれる道です。

日本代表合宿での実力の証明や監督の信頼を得ることが大切であり、テストマッチや公式戦での実績が代表入りにつながります。

日々努力し向上心を持ち、常にチームの勝利に貢献することが欠かせません。