サッカー選手になるには

3つのルート

Jリーガーになるには、主に3つのルートがあります。
(1)高校や大学の大きな大会で活躍してスカウトされる
(2)クラブの下部組織からの昇格
(3)テストを受けて入団する
です。

1.高校や大学で活躍してスカウトされる

Jリーグでは、プロ野球のようなドラフト制度が導入されていません。高校や大学でのプレーがスカウトの目に止まり、声がかかれば、クラブチームとは自由に契約が交渉できます。

Jリーグのスカウトは、インターハイや高校サッカー選手権などの大きな大会は視察しています。また、実力の飛び抜けた選手は、必ず評判になりますのでスカウトが足を運んで確認します。

毎年正月に行われる高校サッカー選手権には、「○○チームへの入団が内定している」という3年生が出場しています。

全国大会に出場できない無名高校でも、個人的な能力が高ければ、都道府県選抜などには選ばれるはずです。そこで活躍してもスカウトの目に止まります。

京都北部の峰山高校は全国的には無名校ですが、GKの荻野賢次郎選手が京都府選抜のプレーを認められ、セレッソ大阪に入団したケースもあります。

強豪大学の場合、大きな大会で認められると同時に、Jリーグのチームとの練習試合でもスカウトの目が光っています。

2.クラブの下部組織からの昇格

Jリーグに所属するクラブは、小学生以下(ジュニア)、中学(ジュニアユース)、高校(ユース)年代の下部組織をもっています。いずれかの年代から下部組織に入り、最終的にユースチームでの活躍が認められれば、プロ契約を結ぶことができます。

下部組織でも、ジュニアからジュニアユース、ユースへと昇格していきます。下部組織の頃にあまり評価が高くなかった選手でも、高校や大学を経てプロ契約をするケースも少なくありません。

たとえば、横浜FマリノスのMF佐藤優平選手は、小学4年の時、横浜Fマリノスプライマリーに入り、高校まで下部組織に所属していました。しかし、トップチームへの昇格が認められず、国士舘大学でプレーしました。

ですが、その後、大学時代のプレーが認められ、2013年に改めて横浜Fマリノスにプロ選手として入団できたのです。

3.テストを受けて入団する

サッカー界では、「入団テスト」のことを「セレクション」と呼びます。ただし、J1、J2のチームでセレクションを実施しても、一般公募することは少ないようです。

チーム関係者の紹介で、まずプレーのビデオ審査があり、それに通れば、練習に参加するなどしてテストを受けます。そして、採用となった場合も、給料のない「練習生」という扱いで、本格的なプロ契約を目指すことになります。

練習生から日本代表にまで上り詰めた選手に、中澤佑二(横浜Fマリノス)選手がいます。母校の三郷工で練習を続けていたところ、現在の東京ヴェルディ1969のユースと試合したのをきっかけに練習生契約を結びました。

そして、1年後にプロ契約を勝ち取るとJリーグ新人王を獲得し、シドニー五輪代表チームに呼ばれる活躍をするまでになったのです。