理学療法士の実習

理学療法士の実習とは

理学療法士の養成校では、座学での講義のみならず、「臨床実習」がカリキュラムの一部として必ず含まれています。

臨床実習では、病院や施設において実際に患者さんを担当し、理学療法のプログラムを立てて、治療・訓練を実践していきます。

患者さんの状況を観察し、必要な理学療法を行っていくことはもちろん、ご家族とのコミュニケーションの取り方も学びます。

1年次は、まず医学や理学療法の基礎知識を身につけることが最優先されるため、臨床実習は普通ありませんが、現場見学を兼ねた短期間の実習が行われることもあります。

その後、2年次、3年次(学校によっては4年次)と年次が上がるにつれて、徐々に専門的な実習内容となっていきます。

最高学年での臨床実習は、1ヵ月〜2ヵ月という長い時間をかけて行われており、現場の理学療法士の指導の下で、それまで学んできた知識を生かしながら実践します。

スーパーバイザーとの人間関係

臨床実習は緊張するかもしれませんが、理学療法士になりたいという強い気持ちがあれば、それほど苦になることはありません。

実習中、最も苦労を感じやすいのは人間関係かもしれません。初めての実習であると、勝手がわからず、「スーパーバイザー」と呼ばれる先生との関係づくりに苦労する人がいるようです。

しかし、実習をスムーズに進めるためにも、先生とは積極的にコミュニケーションをとることはとても大切です。

実習は一度つまづいてしまうと、不安感や苦手意識が高まってしまい、その後の実習に影響してきてしまうことが多いです。

どんなに努力をしてもスーパーバイザーと上手くやっていけない場合は、通っている学校の先生にすぐ相談することが大切です。

実習に集中して臨むために

理学療法士の実習では、実習を終えた後に、レポートを作っていくことが求められます。レポートでは、自分の行った理学療法についての考察、その後の展望などを記載します。

内容は毎日チェックされることが多いため、実習期間中はレポート作りに追われることになるでしょう。

しかし、ただでさえ実習期間中は、慣れない現場での緊張感から疲れやすくなっています。

そのうえで夜遅くまでレポート作成をして寝不足になれば、翌日の実習に集中できなかったり、体調を崩して参加できなかったりする可能性も出てきます。

もちろん、レポート作成も大切なことですが、しっかりと睡眠時間を確保して、健康第一で実習に臨む姿勢が欠かせません。

実習は、忙しく仕事をするなかで、うまく時間を作っていくことを学ぶ機会にもなります。リフレッシュ方法を見つけておけば、理学療法士として働いてからも役に立つでしょう。

仕事体験談