理学療法士の仕事詳細-物理療法とは

物理療法とは

「物理療法」というと難しく感じられるかもしれませんが、腰をいためたときに整形外科でされる牽引(けんいん)や、ねんざをしたときに機械で電気を当てられることも物理療法の1つです。ほかに患部を温める温熱療法や、マッサージなどがあります。

物理療法とは、このように、物理的な力や熱や光などを加えて、患部や全身に働きかける方法のことです。

理学療法では、運動療法が中心というイメージがありますが、物理療法は運動療法と併用されたり、症状によっては単独で用いられたりします。

また、物理療法は症状を沈静化させたり痛みを抑える効果があるため、急性期において運動療法を行う前の段階で用いられることもあります。

そのほか、心地よさを与えることも多く、心理的に良い影響を与える効果が見られるため、維持期の長期的な療養の中でも取り入れられています。

物理療法の具体的な方法

物理療法は医師の診断のもとでいくつかの療法を組み合わせて行われます。ここでは4つの療法を紹介します。

牽引療法

牽引療法はよく行われる方法の1つです。

怪我や不具合のある場所に応じて腰椎や首の頚椎を引っ張ることで、椎間板の位置を整えたり関節の変形などを防いだり、筋肉をのばしたりします。牽引する角度、重さ、時間などを調整しながら行います。

電気刺激療法

深部にある筋肉や神経に刺激を与え、痛みや筋肉のこわばりを改善します。

温熱療法

身体の深いところにある組織にまで温熱効果を与える方法です。

治療に使われる機器にはさまざまなものがあり、たとえば加熱されたパックで患部をおおうホットパックや、マイクロ波による治療器具があります。また超音波や赤外線による温熱効果を与える治療方法もあります。

マッサージ療法

押したり揉んだりしながら心地よい刺激を与え、血行をよくし全身状態を整えます。

仕事体験談