管理栄養士への転職

栄養士から管理栄養士へ

栄養士経験を積んだのち、管理栄養士国家試験に合格したために転職する人の多くは、病院で医療チームの一員としての活躍や、待遇がよい直営管理栄養士への転職を希望するようです。

しかし、管理栄養士としてもっと栄養相談や栄養管理業務に携わりたかったのに、実態は調理ばかりで、「これでは栄養士の時と変わらないのでは」という声が聞こえてくることもあります。

求人情報には管理栄養士としての募集が出ているにも関わらず、現実には事務員のような扱いをされることや、管理栄養士としての専門的な業務を求められていない場合もあるようです。

これについては、仕事内容をしっかりと確認してから仕事を転職を決めることが大切です。

管理栄養士の仕事は場所によって異なり、また必ずしも待遇がよいことばかりではないようです。

ブランクを経て管理栄養士になる

数年前まで管理栄養士として働いていたけれど、一度仕事を辞め、その後、子どもが成長したことを機に再度管理栄養士として働きたい。

あるいは管理栄養士経験はないが資格があるので働きたいという場合は、体力や知識のブランクだけでなく、管理栄養士の業務自体も変化していることへの理解が大切です。

管理栄養士の業務は、ここ数年で随分と臨床(医療)寄りに変化し、給食業務も集団を対象にしながらも個々人に合わせたものとなっています。

とくに病院で仕事をする場合は、栄養課の机がメインの場所ではなく、患者のベッドサイドで仕事をするというイメージを持たなければなりません。

それに加えて、従来のような給食管理も求められます。

このような変化を受け入れ、自ら引っ張っていけるようにするためには、該当する栄養士会や地域で開催されている勉強会などを上手に利用していくとよいでしょう。

最近では、栄養剤の特性なども大きく変化していますので、最新の知識を知っておくことが大切です。

他職種から管理栄養士へ

栄養士ではなかった人が管理栄養士の資格を取得し、転職する場合には、栄養士業界独特の雰囲気に馴染むまで苦労も多いかもしれません。

また、年齢でハードルを感じる可能性もあります。

管理栄養士養成施設を卒業し、ストレートで管理栄養士として入職してくるのは22~23歳の社会人1年目です。

管理栄養士としては彼らと肩を並べていきますが、知識は若いうちのほうがどうしても吸収しやすく、年齢を重ねてからはさらなる努力が必要となるでしょう。

しかし、管理栄養士は栄養の知識だけではなく、それ以外の経験や知識、人間性も生かせる職種です。

早く仕事に慣れるためには、同じ管理栄養士の仲間を1人でも多く作っておくとよいでしょう。

医療・介護制度や食品に関わる情報など、いろいろなものが日々変化しています。そうした情報はもちろん、困ったことやわからないことを相談できる相手を持っておくことは大切です。

なお、就職にあたって、施設によってはあらかじめ年齢制限が設けられている場合があるため注意が必要です。

一方、あえて40歳代以降の管理栄養士を採用する職場もあり、年齢だけが採用を困難にするとはいえない業界ではあります。

しかし、未経験者の場合は年齢によって採用されにくい一面もあるため、注意が必要です。