栄養専門学校とは(読了時間:4分39秒)

栄養専門学校には、食や栄養に関連する職業・仕事に就きたいと考える人たちが多く通っています。

それでは、栄養専門学校では具体的にどのような勉強をし、どのような進路を目指していけるのでしょうか。

このページでは、栄養専門学校についての基本的な情報を紹介していきます。

栄養専門学校とは

栄養専門学校とは、おもに「栄養士」もしくは「管理栄養士」を養成する学校のことをいいます。

栄養士になるには栄養士養成課程のある学校を卒業後、都道府県知事の免許を受ける必要があります。

栄養士専門学校の栄養士養成課程は、2年制、3年制、4年制があり、卒業と同時に栄養士の免許を取得できます。

管理栄養士になるには「管理栄養士養成課程」のある学校で4年間学び、卒業と同時に栄養士の資格を取得したうえで、管理栄養士国家試験を受験します。

一般的には、栄養士もしくは管理栄養士の養成施設に定められている学校が「栄養専門学校」と呼ばれています。

栄養専門学校では、現場で即戦力となれる人材を輩出するために、早い段階から卒業後の就職を意識した授業やガイダンスが行われており、学校のさまざまなサポートを受けながら、自分の希望する進路を目指していくことができます。

また一部の栄養専門学校では、調理師として必要な知識や技術を身につけることができます。

栄養専門学校で勉強すること、授業科目

栄養専門学校では、栄養士や管理栄養士になるための学科・コースであれば、おもに食や栄養、健康に関する幅広い知識を身につけていきます。

食文化、栄養と健康、食品衛生学、食品加工学などの授業をはじめ、生化学、解剖生理学といったような人体の構造や機能に関する学びも行われていきます。

さらに、調理実習やメニュープランニング、栄養指導など、実際に栄養士として活躍するための実習の時間も多く設けられています。

学外実習では実際に事業所や病院などの施設で栄養士・管理栄養士の役割を理解し、どのように働いていくのかを体感することができます。

一方、調理師を目指す学科・コースでは、レストランなどで料理人として働くうえで必要な料理の技術面を高めていくことを重視した授業が多く行われています。

学校によっては、フードビジネスやサービス、店舗マネジメントなどの授業も受けることができ、在学中にレストランやホテルなどでの校外実習が行われる学校もあります。

栄養専門学校から目指せる職業・仕事

栄養専門学校で学んだ人は、栄養士や管理栄養士、あるいは調理師として就職するケースが多くなっています。

いずれも食や健康、料理、栄養に関する幅広い知識や技術が求められる職業であり、栄養専門学校で身につけたことを生かして活躍することができます。

在学中に資格取得を目指すことによって、就職活動も有利に進めることができるでしょう。

スキルアップして経験を積めば、独立して活躍の場をさらに広げていくようなことも可能です。

このほか、料理研究家やフードコーディネーターなど、幅広く食に関わる職業・仕事をしている人もいます。

栄養専門学校の学費、費用

栄養専門学校の学費は、学校によってはもちろん、通う学科・コースなどによっても大きく変わってきます。

管理栄養士を目指す場合は学校に4年間通う必要があり、年間で70万円~100万程度、卒業までの学費合計は300万円~400万円程度がボリュームゾーンとなるでしょう。

栄養士を目指す場合は、2年制の学校であれば、卒業までに200万円~300万円程度が必要になることが多いようです。

もし3年制や4年制の学校を選べば、その分、かかるお金は増えていくでしょう。

学費以外にも教材費(テキスト代)、白衣代、調理器具代、学友会費、研修旅行費などが必要になることが多いようです。

学費以外にかかる費用としては、年間で20万円~30万円程度が相場と考えておけばよいでしょう。

栄養専門学校の就職先、就職率、卒業後

栄養士や管理栄養士の活躍できる領域は多岐にわたっており、病院、福祉・介護施設、小中学校、求職センター、幼稚園・保育園、行政機関、スポーツジム、食品関連企業、エステティックサロンなどがおもな就職先となります。

とくに管理栄養士になると、栄養士よりも高度な知識や技術が求められることが多く、特定検診や特定保健指導など、個人の生活習慣の改善のアドバイスなどの仕事にも携わることができるようになります。

調理師として働く場合には、飲食業やサービス業の企業などへ就職をする人が多くなっています。

日本料理、西洋料理などのレストランや店舗、ホテル、結婚式場などで、調理のプロフェッショナルとしての活躍が期待されますが、将来的には独立して自分の店を構える人もいます。

栄養専門学校の入試、志望動機、面接

栄養専門学校の入学試験は、「推薦入学」と「一般入学」の2種類が行われることが多くなっています。

また、学校によっては「AO入学」も行われており、そちらでは学業の成績よりも、向学心や意欲、熱意などを重視した選考方法で、その専門学校が求める人物像にマッチする人物かどうかという観点から合否が判断されます。

いずれの場合でも面接は重視される傾向にあり、受験生本人の熱意や意欲を判断される重要な場になると考えておいたほうがよいでしょう。

志望動機を考える際には、まず将来自分が何をしたいのかを明確にし、どのようなスキルを身につけていきたいのかを考えてみましょう。

また、学校によって授業科目や実習内容などには違いがあるため、そうした志望校の特徴もよく理解したうえで、「この学校で学びたい」と考えた理由を伝えられるようにしましょう。

栄養専門学校のオープンキャンパス

多くの栄養専門学校では、その学校に興味を持っている人などを対象にしたオープンキャンパスを実施しています。

オープンキャンパスでは、学校見学や学校説明会、体験入学、進路相談会などがあわせて行われることが多く、志望先の専門学校のことを深く知ることができる機会となります。

また、人気があるのが体験入学で、そこでは実際にその学校へ進学したつもりで、模擬的に栄養学についての基礎的な講義を受けたり、食品の加工や調理実習などを経験することができます。

そのほか、栄養士や管理栄養士の具体的な仕事についての講演を聞けたり、在学生と交流する機会が設けられていたりするようなこともあるため、志望度の高い専門学校のオープンキャンパスには積極的に参加してみることをおすすめします。

栄養専門学校では、おもに栄養士や管理栄養士を目指す人たちが学んでいます。

なお、両者は名称が似た職業でありながら、なるための方法や役割、活躍できる場が多少変わってきます。

まずはそれぞれの仕事内容についてよく理解し、自分に適した専門学校選びをするようにしましょう。

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