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1分でわかる「板前」

仕事内容
板前とは、料亭や割烹、旅館などで、懐石料理などの日本料理を作るプロの料理人のことを言います。料理の腕はもちろんですが、素材選びや美しく見せるための盛り付けのセンス、器の選び方など、幅広い知識と技が求められる職人的な仕事です。心を込めておいしい日本料理を提供し、お客さまを感動させるために全力を注ぎます。料理の世界にゴールはないため、日々技術を磨き続け、生涯を通じてこの道を極めようという強い向上心が求められます。
なるには
学歴はほとんど求められず、最も必要とされるのは「熱意」です。板前になるまでには最低でも2〜3年、場合によっては10年以上の修業期間があり、最初は誰でも「追い回し」と呼ばれる雑用からスタートしなければなりません。店によっては住み込みで働くこともあります。立ちっぱなしの作業が多く、勤務時間も長くなりがちなので、体力は必須です。厳しい師弟関係が残る世界であるため、怒られても簡単にはへこたれない根性も必要です。
給料
修業中の給料は手取りで15万円〜18万円程度が相場のようですが、住み込みの場合は生活が保障されている代わりに、数万円程度という場合もあります。月の休みは平均6日程度で、休みが少ない割に年収300万円〜400万円程度に収まる人が多く、飛びぬけて高い給料は期待できませんが、経験を積み、技量が上がれば上がるほど給料も良くなる傾向にあります。独立して自分の店を持ち、成功することを目標にしている人も多くいます。
将来性
板前は、日本の伝統的な食文化を世に広め、将来に伝えていく役割を担っています。残念ながら厳しい修業に耐えられず挫折してしまう人もいますが、一人前の板前になれば、自分の腕一本で食べていくことが可能です。近年の健康ブームや、ユネスコの無形文化遺産に「和食」が登録されたことで、日本料理は海外からの注目度もますます高まっています。技を受け継ぎ、日本の食文化を伝える存在として、さらなる活躍が期待される仕事です。