おいしい料理と関わる仕事の種類(10選)(読了時間:6分30秒)

人が生きていくうえで欠かせない「食」。

世の中には数えきれないほどいろいろな食があふれていますが、おいしい料理はどんな人のことも笑顔にする力を持っています。

身の回りが素晴らしい食べ物であふれたら、私たちの暮らしはもっと豊かになるかもしれません。

今回は、おいしい料理と関わっていくことができる職業や仕事について紹介します。

食材の加工や調理に関わる仕事

まずは、おいしい料理を自ら作り出す仕事、つまりさまざまな食材を加工したり、調理をしていったりする仕事を紹介します。

「調理師」は、さまざまな人に向けて料理を作る仕事です。

一般的には、調理を行う人を総称して指す言葉で使われていますが、カフェやレストランなどの飲食店のほか、結婚式場などのイベント会場、食品メーカー、ケータリングサービス、学校や企業、病院・福祉施設の調理場など、活躍の場所は多岐にわたります。

「パティシエ」は、ケーキやクッキーなどの洋菓子を専門に作る職人のことをいいます。

おもに洋菓子店やレストラン、ホテルなどで働いており、多様な材料や器具を巧みに扱いながら、高い品質の洋菓子を作っていきます。

そのようなパティシエのなかでも、チョコレートを専門に扱う職人は「ショコラティエ」と呼ばれます。

チョコレートの扱いには細かな温度・時間管理が要求されるため、ショコラティエは洋菓子店などで修業を積んで豊富な知識と技術を身につけ、チョコレート専門店で働いたり独立を果たしたりしています。

「パン職人」は、パン作りのプロフェッショナルです。

原料の配分や製法の知識と技術を身につけて、商品の仕込みから成形、焼き作業、ときに接客・販売などにまで携わり、人々に満足してもらえるパンを生み出していきます。

調理師

調理師とは一般に、料理を作る仕事に携わる人全般のことを意味します。

カフェやレストランなどの飲食店をはじめ、結婚式場などのイベント会場、食品メーカー、ケータリングサービス、学校や企業、病院・福祉施設の調理場などさまざまな場所で活躍しています。

ただ厨房に立って食材を調理するだけでなく、食材の仕入れや新しいメニューの開発、衛生面の管理などにも携わっていきます。

なお、調理自体は資格を持たなくても行うことが可能ですが、調理師免許を取得すれば一定レベルの調理の知識・技術を持っていることが証明でき、より多くの人に対して安全・安心に料理を提供することも可能になります。

調理師のなかでも、日本料理を作る人は「板前」、西洋料理のコック長は「シェフ」などと呼ばれることもあります。

パティシエ

パティシエは、フランス語で「菓子製造人」を意味し、日本ではおもに洋菓子店やレストラン、ホテルなどで、ケーキやクッキーなどの洋菓子を専門に作る職人のことをいいます。

ケーキやクッキーといった洋菓子のさまざまなレシピはもちろんのこと、そのおもな材料となる小麦粉、バター、砂糖、卵の分量や取扱い方などにも熟知しています。

一人のパティシエが洋菓子の完成までのすべての製造工程を担当することもあれば、計量や生地作り、デコレーションなどの作業ごとに複数のパティシエが分業して働くこともあります。

ショコラティエ

ショコラティエは、パティシエのなかでもチョコレートを専門に扱う職人のことを意味します。

原料となるカカオの品質を見極めながら最適な温度や時間で溶かしたり固めたりしていくことで、その風味を引き出し、トリュフのような一粒タイプのチョコレートから、ケーキやバウムクーヘンのようなチョコレートを使った焼き菓子など、さまざまな商品を作ります。

チョコレート専門店のほか、洋菓子店やパティスリーで活躍する人が多くなっています。

パン職人

パン職人は、パン製造を専門に行う人のことを意味します。

町のパン屋や、ホテルのレストランのベーカリー部門、食品メーカーなどで活躍しており、パン作りに関する豊富な知識と技術を持ち、商品の仕込みや成形、焼き作業、陳列、接客・販売、オリジナルパンの企画など、多岐にわたる業務をこなします。

経験を積むと独立開業をして、自分のパン屋を経営しながら働く人も多くいます。

食や料理の魅力を人々に伝える仕事

おいしい食の情報を発信したり、料理のおいしい食べ方を人々に伝えたりする仕事があります。

「野菜ソムリエ」とは一般に、日本野菜ソムリエ協会が認定する資格を取得し、野菜や果物に関する豊富な知識を持つ人のことをいいます。

料理教室を開いたり、レシピ開発をしたり、テレビや雑誌、Webなどのメディアに出て情報発信をするなど、さまざまな活躍の仕方があります。

「料理研究家」は、食材に関する幅広い知識や調理技術を持ち、おいしさや見た目の美しさ、栄養価の高さなどを意識しながら新たな料理を作り出していく仕事です。

レシピ開発、料理教室の講師、料理系のテレビ番組や雑誌への出演などで活躍する人が多いようです。

「フードコーディネーター」は、食の楽しみ方や良い食環境を提案する仕事です。

仕事内容は多岐にわたり、料理番組・雑誌の料理コーナーへの出演、料理教室の講師、あるいは食品関連企業のアドバイザーなど多方面で活躍しています。

「フードライター」は、飲食や料理に関する情報を記事にまとめていく仕事です。

話題の飲食店を取材したり、食に関する情報提供をしながら、より多くの人々がおいしい料理に触れ合えるきっかけを作り出します。

レストランなどで働く「ソムリエ」は、ワインの豊富な知識を持ち、お客さまに対して直接サービスを行います。

料理との相性(マリアージュ)を考えた提案やアドバイスを行うことも、ソムリエの大事な仕事です。

野菜ソムリエ

野菜ソムリエとは「日本野菜ソムリエ協会」が認定する資格を取得し、野菜や果物に関する知識を持つ人のことをいいます。

野菜ソムリエの活躍の仕方は、人によって異なります。

たとえばスーパーなどの青果販売や、カフェ・レストランでのレシピ作り、料理番組や雑誌などのメディア出演、食品メーカーでの商品開発など、「食」に関するさまざまな仕事につなげていくことができます。

管理栄養士や調理師、フードコーディネーターなど、他の食関連の資格と併せ持って活躍の場を広げていく人もいます。

料理研究家

料理研究家は、食材や栄養などの知識を持ち、料理を研究していく人のことをいいます。

さまざまな食材を組み合わせてたり、調味料の配合を変えたりしながら、新しいレシピを開発していきます。

オリジナルレシピを考えること以外にも、料理教室の講師として活躍したり、料理番組や料理系雑誌のレシピやコラム記事を書いたりすることもあります。

たくさんの人に、おいしい料理の作り方や食べ方を伝えていくことが、料理研究家の役割といえます。

フードコーディネーター

フードコーディネーターは、人々に食の楽しみ方や良い食環境を提案する仕事です。

この資格を持つ人は多方面で活躍しており、たとえばレシピ作成やメディア出演、料理教室の講師、あるいは食品関連企業のアドバイザーなどに就く人もいます。

食の知識や調理技術を持ち、自分の得意分野や強みを生かしながら、さまざまな分野で活躍していくことができます。

フードライター

フードライターは、飲食に関する記事を書く仕事です。

おすすめの飲食店を取材して記事としてまとめることのほか、食や料理に関するコラムを書くこともあり、フードライターが執筆した記事はおもに食関連の雑誌やWebサイトに掲載されます。

食や料理の魅力について、文章を通してたくさんの人に伝えていくのがフードライターの役割といえます。

ソムリエ

ソムリエは、レストランなどの飲食店に勤務し、最適なワインを提案する仕事です。

ワイン選びは料理との相性(マリアージュ)も重要であるとされ、ソムリエはお客さまの好みや希望に合わせて、おすすめのワインを提案したり、料理と合わせたワインの楽しみ方を伝えていったりします。

取り扱う料理やワインの知識のほか、高いサービススキルも求められる仕事です。

食や栄養の専門家として健康をサポートする仕事

食や栄養の専門知識を持ち、人々の健康を支えていく仕事を紹介しましょう。

「管理栄養士」は、食や栄養の専門知識をもって人々に栄養指導を行い、その人たちが健康に生活できるようにサポートします。

健康状態に適した具体的な食事のとり方を伝えることだけでなく、実際に病院や老人保健施設等などで給食調理や献立作成に携わったり、食品メーカーなどで商品開発やメニュー開発を手掛けたりする人もいます。

管理栄養士

「管理栄養士」は、食や栄養の専門知識をもって人々に栄養指導や情報発信を行い、その人たちが健康に生活できるように手助けする仕事です。

活躍の場は病院、保育園、高齢者施設、行政機関、スポーツ関連、健康保険組合、食品メーカーなど多岐にわたり、子どもから高齢者までさまざまな人に健康を意識した食の楽しみ方を伝えていきます。

食や栄養の指導やアドバイスをするだけでなく、自ら調理をしたり、新しいレシピを考えたりしていくような働き方をすることもできます。

おいしい料理と関わる職業というと、一番には実際に厨房で調理をしていく姿が思い浮かぶかもしれませんが、それ以外にもさまざまな方法で料理と関わっていくことができます。

どのような働き方がしたいのかによって、取得を目指したほうがよい資格や身につけるべき知識や技術も変わってきます。

気になる職業が見つかったら、ぜひ詳しく調べてみてください。

職業カテゴリー