配管工に向いている人、適性

地道にコツコツと努力できる

配管工は一見目立ちにくい仕事です。

配管工の主な仕事は建築物が完成してしまえば、ほとんどが床の下や壁の中、天井の上に隠れてしまう配管類をコツコツと人知れず組み立てること。

おまけに、その作業も配管図面にのみ従って、一人で黙々と行っていくという性質を持っています。

このような観点から、地道にコツコツと仕事を愚直にできる人が配管工に向いているということができます。

飽きっぽい人や一人での作業に苦痛を感じる人は配管工としてやっていくことは難しいかもしれません。

身体を動かすのが好き

配管工事は前項のように黙々と資材を加工し組み立てていくといういわば職人的要素を持つ一方で、肉体労働であるという側面も持っています。

配管工として、ある程度の経験や技能がついてくると、「配管設計」や「施工管理」を任せられるようになります。

この立場になると現場全体を身体を動かして把握していくことが主な仕事になってきます。

配管現場は個人の居宅や店舗といった小規模な建築物のみならず、集合住宅や屋外、高層ビルなど大規模なものである場合もあります。

大規模な配管工事の場合は各配管工が黙々と作業しているところを大きな視点で把握し、工事の進捗を管理する立場が必要なのです。

もちろん管理者のみならず各配管工もさまざまな環境や条件において、身体を動かして仕事をすることになりますので、体力に自信のある人はもれなく重宝される職種であるということができます。

忍耐強さは最大の武器

配管工が施工する給水管・排水管・ガス管などは、住宅の床下やビルなどの専用スペース(パイプシャフト、「PS」と表記される)に設置されますが、いずれもかなり狭い空間です。

このような狭い空間での設置作業は心身ともに苦痛を伴うものであるといわざるを得ません。

過酷な状況下でも集中力を保てる忍耐強さは配管工にとって必要不可欠な適性です。

また、夏の暑さや冬の寒さを受ける職種でありながらも、1年中変わらないクオリティで仕事をしなければなりませんので、気候条件に左右されないことも大切です。

新築工事の場合は当然ですが、修理等であっても配管のある床下やパイプシャフト内は冷暖房の効かない範囲ですので、暑かったり寒かったりする環境の中での作業となることがほとんどです。

また、建物内ばかりではなく、道路から宅地内へ引き込んだり、さらにそこから建物内に引き込むまでの配管は当然外での仕事となりますので、こちらも夏は暑く冬は寒い中での作業となります。

次第に慣れるものではありますが、狭い場所や暑さ・寒さに負けずに仕事をできる人であれば配管工として適性があるといえるでしょう。

好きこそものの上手なれ

配管工の仕事は大雑把にいうと配管のための資材加工とその組み立て・設置です。つまり、手先を使ってものを造ることが苦痛な人には到底務まりません。

ある意味では、プラモデルや模型を組み立てるような感覚に近いものがあります。そのため、このような趣味を持っている人が志願する傾向にあるようです。

また配管をつなぐ作業をパズルゲームのようだと考える配管工もいます。

直線の管のほか、曲がり(エルボ)・分岐(チーズ)・止め(ソケット)といったものを組み立てて、宅地内や建物内に縦横無尽に配管を施工する作業は確かにある意味でパズルゲームのような感覚であるといえるかもしれません。

とくに建物の中で設置スペースが限られている場合には、どのように取り回すかというのは設計図に詳細に書ききれない場合が多く、現場での判断にゆだねられることがあります。

そうしたときに納まりよく組み立てられるように工夫する発想力は、パズルゲームの際にも使うものでしょう。

もちろん、仕事と趣味は別物ですから、楽しいことばかりではないのが実際のところですがこのような楽しさを見出すことができれば仕事への姿勢も前向きになり、スキル向上の近道にもなりうるでしょう。