配管工の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

配管工を目指すきっかけで多いものは?

給排水配管やガス配管、空調配管など、「配管」は私たちの生活に不可欠なものです。

しかしながら、配管工事自体にスポットライトが当たることは少なく、配管工は、職業としてそこまで高い知名度があるわけではありません。

このため、配管工を目指す動機としては、日常生活のなかで配管工の仕事内容を知ったことが、そのままきっかけになるケースが目立ちます。

たとえば、家族や親族の誰かが建築関係の職に就いているという人や、DIY好きでホームセンター通いを趣味にしている人などは、配管工の仕事に触れる機会が多いでしょう。

なかでも、プラモデルやパズルなど、元から何かを組み立てるのが好き、ものづくりが好きという人は、性格的に配管工の仕事に惹かれやすいようです。

配管工は、就職するにあたって学歴不問、かつ資格も不要であり、敷居の低さが大きな魅力であり、比較的気軽に目指しやすい職業といえるでしょう。

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配管工の志望動機の考え方

配管工を目指すきっかけがシンプルであればあるほど、志望動機をあらたまって文章にするとなると難しさを感じたり、どう書けばいいかわからないと感じたりする人も少なくないかもしれません。

しかし、たとえば「配管工事という仕事を通して社会に貢献したい」など、立派な志望動機だけが正解というわけではありません。

まずは、配管工を目指した素直な理由をそのまま書いてみましょう。

そのうえで、現在の考えを抱くにいたった「過去」と、これからどのような仕事を手掛け、どんなキャリアを築いていきたいかという「未来」を述べれば、十分に通用する志望動機となるはずです。

過去については具体的なエピソードを、未来については当てずっぽうや想像ではなく、きちんと就職先企業の事業内容や特色などを調べてから書くことが、説得力をもたせるためのポイントです。

過去、現在、未来という時系列を意識すれば、多少の分量が必要であっても、スムーズに書きやすいでしょう。

配管工の志望動機の例文

身体を動かすことが好きな場合の例文

「私は、小さい頃から勉強よりもスポーツのほうが得意で、将来は屋内で書類仕事などをするのではなく、屋外で元気に身体を動かせる仕事がしたいと考えてきました。

進路を決めるにあたり、担任の先生からたくさんの職業を紹介されたなかで、さまざまな形状の配管をパズルのように組み立てるという配管工の仕事に面白さを感じました。

御社は、ただ単純に配管を工事するのではなく、施工後のアフターケアにも注力されており、御社の「人々の生活に安心を与えたい」という経営理念に共感しました。

部活動で培った体力を生かして、私も地域の人々の役に立つ仕事ができればと思っております。」

過去の経験に基づく場合の例文

「私は、小学生だった頃に大震災に遭い、当時住んでいた街は大きな被害を受け、水道やガスも使えなくなりました。

しかし、分断された配管を、修理業者の方々が手際よく修理してくださり、また元通りの便利な生活が送れるようになりました。

そのときに見た職人さんの格好いい姿が忘れられず、私も困っている人を助けられる技術者になりたいと考え、御社を志望しました。

御社でさまざまな経験を積むことで、どんなトラブルや故障にも対応できる、配管のプロになりたいです。」

学んできたことを生かしたい場合の例文

「私は、小さい頃から建物や街並を眺めるのが好きで、大学では都市工学を専攻してきました。

当初はインフラ設計に携わりたいと考えていましたが、インフラと各建物をつなぐパイプラインのほうに、仕事の重要性とやりがいを感じ、おもに公共関係の配管工事を手掛けておられる御社を志望いたしました。

まずは現場の一作業員として実務経験を積みながら、将来的には管工事施工管理技士の資格を取得して、工事全体をけん引していくリーダーになりたいと考えています。

大学時代は体育会ラグビー部で主将を務めておりましたので、体力と統率力には自信があります。」

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配管工の面接で聞かれること・注意点

配管工は、現場で実作業を行う職種であるため、普段は作業着ですし、髪形やアクセサリー類なども自由度が高めです。

しかし、それはあくまで働きだしてからの話であり、面接においてはスーツはもちろん、頭の先からつま先まで、清潔感を意識した服装と身だしなみで臨まなければなりません。

挨拶や敬語の使い方に気を配り、社会人としてふさわしい礼節ある言動を心掛けましょう。

面接において聞かれることは、志望動機や学生時代に学んだこと、企業の印象、将来のキャリアビジョンなど、ごく一般的なものばかりで、そこまで突っ込んで掘り下げられることもあまりありません。

配管工は業界全体で人手不足の状況にあるため、一通りの礼儀作法が身についており、またきちんと面接官との「会話のキャッチボール」が成り立つならば、内定を得ることはそこまで難しくないでしょう。

配管工の自己PRのポイント

配管工の仕事に役立つ能力は複数あります。

代表的なものとしては、配管を加工したり接続したりする手先の器用さ、重い物を持ち運びする体力、狭い場所での長時間作業をこなす忍耐力などが挙げられます。

面接の自己PRにおいては、過去の経験などを踏まえつつ、それらのスキルに自信があることをアピールすると効果的です。

手先の器用さをアピールするなら、学校の授業で制作したものの評価が高かったことや、日曜大工が得意であることなどを述べるとよいでしょう。

体力や筋力、忍耐力をアピールするなら、部活動や地域のクラブ活動など、どのようなスポーツ経験があり、どんな練習に耐えてきたかを具体的に述べられるよう準備しておくとよいでしょう。

目立った成績や活躍がなくても、根性が感じられるようなエピソードがあると、面接官に「簡単に辞めないだろう」という印象を持ってもらうのに役立ちます。

配管工の履歴書で気をつけるべきことは?

配管工は、もしも施工した工事にミスがあると、内容物が漏れ出す、詰まるなど、大きな被害をもたらすこともある、責任の重い仕事です。

したがって、履歴書については、そうした仕事にふさわしい真面目な人物であることがうかがえるよう、時間をかけて丁寧に、かつ正確に書くべきです。

また、趣味・特技欄には、DIYや筋力トレーニングなど、できる限り配管工の仕事に関連性のある内容を書くことが望ましいでしょう。

資格欄については、配管工は現場への移動で車を運転することがよくありますので、運転免許を取得していれば、忘れずに記載しておきましょう。