女性の配管工

女性も十分に活躍できる

肉体労働である配管作業ですが、現場で活躍する女性は決して少なくありません。会社によっては女性の配管工が全体の4割を占めているところもあります。

求人には「未経験者歓迎」「学歴不問」などの文言が目立ち、比較的受け入れの門戸が広いのが配管工の特徴ですが、最近では「女性歓迎」と掲げる会社も出てきており、今後ますます女性配管工が増えていく可能性を示唆しています。

現場で配管を組み立て、取り付ける作業は肉体的な負担も大きく、女性は補助的な立場に回ることもありますが、工場での資材加工や重機の運転などは男性よりも腕の良さを評価されて活躍している人もいるほどです。

また経験を積み、資格を取ることで現場監督や施工責任者として現場を調整する立場に立つ女性もいます。

依頼者や他社の職人とコミュニケーションをとり、現場を和やかにするのも女性ならではの手腕であるといえます。

配管工は女性にも大いに活躍の余地がある職業であると考えて良いでしょう。

女性ならではの悩みも

配管作業は長時間屋外で行われることが多いため、年間を通して日焼けに悩まされることになるでしょう。

日焼け止め等で対策をすることが必須になりますが、肉体労働であるため、発汗は避けられません。

作業の途中で化粧直し、というわけにはいかないため、女性配管工は暑さ対策とあわせて苦心しているようです。

また、重い資材や機器を日々扱うことによって自然と筋肉質な体型になっていくことに悩む女性も多くいます。

引き締まった健康美は大変魅力的にも思われますが、服のサイズ選びに苦労しているという声が聞かれます。

これらは女性ならではの悩みであり、スタイルを重視する人にとっては配管工の仕事はとてもつらいものに感じられるかもしれません。

腕力はやる気でフォロー

配管作業は資材の運搬や機器の取り扱いなど女性の腕力では厳しさを感じる場面が多々あるのが正直なところです。

もちろん、慣れによりある程度はこなせるようになるものの。はじめのうちは大変苦労することを覚悟しておきましょう。

このような理由で女性の採用に消極的な会社も少なくありません。求人に明記されていないものの問い合わせの段階で面接まで達しないこともあるでしょう。

腕力の弱さを補えるのは各々のやる気しかありません。女性の志願者の場合は気持ちでアピールする姿勢を強く持ちましょう。

腰痛は職業病

配管作業が肉体労働であることは前述のとおりです。その結果、腰痛に悩まされている配管工が多いのが現状です。

男性でも腰の痛みを抱えながら従事している人は少なくありませんが、女性の方が圧倒的に腰痛に苦しんでいる人が多いといえるでしょう。

とくにスコップを使った掘削の際に痛める人が多く、仕事を続ける上で、接骨院に通ったり、コルセットを装着したりとそれぞれがケアすることが必要です。

また腹筋や背筋を強化することで痛みを軽減させる努力をしている人もいます。

とはいえ、配管工の仕事はもともと腰の弱い人には不向きといえるかもしれません。

女性ならではの気配りでなくてはならない存在に

男性配管工の腕力、体力には女性は到底敵わないのはいうまでもないでしょう。

その分、女性配管工は現場に入ったら、視野を広く持ち作業がスムーズに進むように調整する役割に徹する努力をしています。

作業中の男性の手元に付いて工具を先渡ししたり、段取りを把握して資材や機器の準備をしたりといった細やかな動きが現場を円滑に保ち、工期を短縮させることにもつながるのです。

また、重機などの運転はかえって女性の方が丁寧で正確な場合も多く、男性を差し置いて任されることも少なくありません。

しかし、腕力がないからといって作業を男性に任せきりではいけません。

力仕事も出来る限り行い、周囲の信頼を得ていくことでより現場になくてはならない存在であると認識されるようになるでしょう。