役員のやりがい・楽しさ・魅力
役員のやりがい・楽しさ
会社経営に携わっていけること
取締役のような役員になることは、会社員として働く人にとって、ひとつのゴールだといえるでしょう。
役員は、長年頑張って働き、それなりの成果を残したからこそたどり着けるポジションです。
また、役員になると従業員のときよりもずっと大きな責任を担い、会社を自分の力で動かしていく実感が味わえます。
いち社員であれば、マネージャーや課長、部長といったようにいくら少しずつ役職がついていっても、あくまでも会社の使用人(労働者)の立場でしかありません。
しかし、役員になると他の取締役などと一緒に経営に参画できるため、社員とはまったく異なる新しい視点を持って、会社をどう動かしていくか考えることができます。
役員にしかできないことに携われることが、役員として働く最大のやりがいであるといえるでしょう。
従業員(社員)から慕われる存在になる
役員というポストは、社員から見ると「偉い立場の人」といったように輝いて見える存在になります。
存在感があり、自分の活躍を多くの社員たちに背中で示すことができ、憧れの存在、慕われる存在にもなりやすいといえます。
そして、若い人たちが「自分も役員になりたい!」といったような姿勢を見せてくれるときには、非常にうれしい気持ちになるでしょう。
企業発展のためには、会社の方向性を示していく役員の存在が欠かせません。
多くの社員の前に立ち、皆を導いていくリーダー的な存在になれることは、役員の大きなやりがいです。
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役員の魅力
収入が大きく増えることが多い
役員になれば、給料(報酬)が増え、収入が大きくアップするケースが多いです。
もちろん、すべての会社において役員報酬が恵まれているわけではなく、会社の業績や経営状態によってもだいぶ差はありますが、従業員と比べると、桁違いの年収になることも夢ではありません。
自分の成果が収入面の変化によって実感できることも、役員になる喜びのひとつです。
新しい人脈を築きやすい
役員になると、一般社員の立場であったときとは異なる人間関係が生まれてきます。
たとえば会合などで他社の重役とあいさつをしたり、対等な目線でビジネスについて語ったりする機会が増えますし、各界の著名人と会えるチャンスも得やすいです。
ビジネスのトップに身を置く人は、それなりの志や覚悟を持っているため、そのような人とたくさん関わっていくことで、さらに自分自身を高めることができるでしょう。
役員になることが誰しもにとっての成功ではありませんが、役員のポストに就くことで、人生をより豊かにできる可能性があるのも確かです。
長く働き続けられることも
社員であれば、60歳や65歳くらいで定年を迎えることが多いです。
しかし役員の場合、任期は定められているものの、定年制度は設けていない会社も比較的多く見られます。
そのため70代以上でも能力等によっては役員を続けられますし、経営の第一線を退いてからも顧問や相談役などの新しいポストが用意されることもあります。
平均寿命が伸びている現代において、「生涯現役」を目指してビジネスの世界で力を発揮し続けられるチャンスがあることも、役員の魅力といえるでしょう。